• 締切済み

交響曲における3度

交響曲で3度が出てきた場合、純正になるように音程を調節して演奏するのでしょうか? 例えばコントラバスの長3度上の音程をヴィオラが演奏する場合、純正になるようにヴィオラが少し低めに演奏したりするのでしょうか。

みんなの回答

  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.3

 No.1です。  オーケストラも、いつもハーモニー(タテの音の積み重ね)を聴きながら音程調整をしているわけではなく、通常は横の流れ(旋法。旋律だったり、対旋律だったり、伴奏音形だったり)を演奏していますので、そういった音の流れはほぼ平均律(ピアノで弾いたのと同じ音程の流れ)で演奏するのが普通です。音一つ一つを、ハーモニー上の第何音かを考えながら「高め」だの「第3音だから低め」だの演奏していたら、気が狂います・・・。  また、No.2さんのとおり、ハープやチェレスタ、ピアノ、オルガンといった平均律楽器が混じる場合、基本は平均律にならざるを得ません。(ただし、ハープやピアノは一度音が鳴ると後は余韻で減衰しますので、ごまかしがききます。オルガンは不可です)  近代以降の曲、特に不協和音を多用する曲や無調の曲では、平均律をベースにしないと演奏できません。  ひとりで自分のパートを練習する時は、ほぼ平均律で弾いているはずです。音程の跳躍のソルフェージュは、平均律で行っていると思います。  合唱でも、各声部は平均律で音を取り、決めのハーモニーで純正律に寄る、ということだと思います。ハーモニーを耳で聴かずに、自分のパートとだけをハーモニーが美しく響くよう補正した音程で歌え、と言われてもたぶん無理でしょう。  No.1の繰り返しになりますが、横の流れを平均律で演奏しながら、フレーズの始まりや終わり、ハーモニーで聴かせるコラールのような部分で、他のパートとのハーモニーが美しく響くよう、耳で純正律に寄った音程に微調整することになります。  この場合、ハーモニーが美しく響くのは「純正律」です。「ドミソ」が振動数比で「4:5:6」になるものです。  ピタゴラス律は、純正五度の積み重ねで作る音律なので、3音の和音は美しく響きません。また、横の流れ(旋法)に基づく音程でもないので、この音律で歌え、といわれても難しいと思います。

selfless
質問者

お礼

再び回答ありがとうございます。 > 通常は横の流れ(旋法。旋律だったり、対旋律だったり、伴奏音形だったり)を演奏しています > 音一つ一つを、ハーモニー上の第何音かを考えながら「高め」だの「第3音だから低め」だの演奏していたら、気が狂います No.2の方とは逆の回答ですね。 いちいち純正律を気にしていては演奏ができないと。 > ハープやチェレスタ、ピアノ、オルガンといった平均律楽器が混じる場合 これは分かります。 ただ、 > ひとりで自分のパートを練習する時は、ほぼ平均律で弾いているはずです。音程の跳躍のソルフェージュは、平均律で行っていると思います。 これは変ではないでしょうか? ピアノや平均律用のチューナーで音をとって練習しているのでもない限り、普通は平均律ではなくピタゴラス律で練習するでしょう。 ピアノの音を元にするにせよ、第三音を低めにしたり、第五音を高めにしたり、平均律からピタゴラス律・純正律への補正を考えて音程を調節するはずです。 > ピタゴラス律は、純正五度の積み重ねで作る音律なので、3音の和音は美しく響きません 3音の和音が美しく響かないのは平均律も同様ですよね(むしろ3度の濁りは平均律のほうがひどいはずです)。

  • TAC-TAB
  • ベストアンサー率76% (1921/2526)
回答No.2

>交響曲で3度が出てきた場合、純正になるように音程を調節して演奏するのでしょうか? そのとおりです。弦楽を主体としたオーケストラは、すべて純正律を基本として演奏しています。そのため一流のオーケストラや弦楽合奏の響きは美しいです。 長三度は当然狭い目にとります。 すでにご指摘のとおり、ピアノやギターなど、平均律の楽器が入っている場合は、オーケストラも平均律で鳴らします。ピアノ五重奏なども当然平均律です。 平均律の長三度と純正律の長三度を同時に鳴らすとひどく濁りますので、ピアノが入った場合は、平均律で演奏するほかは無いということです。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり純正律を元にするのですね。

  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.1

 ハーモニーで聴かせる部分は、基本的に純正調で演奏します。耳で聴いて美しい響きを作ろうとする限り、そういう音程になると思います。  その他の通常の場面では、基本は平均律に近い音程で弾いていると思いますが、ここぞというところで純正律に近くなったり、臨機応変でしょう。  一般に、平均律主体で演奏しているオーケストラは近代的な響きがし、純正律に寄ったアンサンブルができるオーケストラは「古風な響き」とか「まろやかな響き」といった表現がされるのではないでしょうか。  そのオーケストラがどういう響きに寄って演奏するか、ということで、そのオーケストラの色合いが決まり、そのオーケストラ個性になるのだと思います。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 > 平均律 ピタゴラス律ではないのですか? ピアノ協奏曲やギター協奏曲でもない限り、平均律で演奏などする必要がないと思うのですが。