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交響曲は協奏曲より’格上’なのですか?

交響曲は協奏曲より’格上’なのですか? とは変な言い方かもしれませんが、 同じ作曲家の交響曲と協奏曲が演奏されるコンサートの場合、 例えばまずピアノ協奏曲が演奏され、最後に交響曲が演奏されます。 協奏曲は前座のような扱いです。違うのでしょうか。 私にとっては、下手な交響曲よりは聴き応えのある協奏曲のほうが格上であることもあるのですが、 交響曲はどのような位置づけなのでしょう。

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  • m-tahara
  • ベストアンサー率38% (383/983)
回答No.1

 まず第一には、協奏曲はソリストのためにある、ということがあります。  演奏後の拍手で、指揮者の方もソリストに拍手を送ったりしますし、ソリストだけが何回も呼び戻されて称賛を受ける、というところからも明らかです。ソロのアンコールなどもあったりしますし。  演奏としてもオーケストラはやっぱりソロのバック、という扱いのものも多いです。CDなどの批評においてもまずはソロの評価が対象となっています。  オーケストラにとって、やはり一番の聴かせどころは自分たちの実力を存分に聴いてもらえる管弦楽曲(特に交響曲)ということになります。招聘オーケストラやアマチュアオケなどでは演奏のアンコールが付いているケースも多く、そうなると、先のソロとは別の曲である方がやり易くなります。  また、例外は多いものの、一般的に協奏曲には20~30分前後の作品が多いです。最後に演奏されることの多い後期ロマン派の交響曲や管弦楽曲などの30~50分程度と比較してみると、序曲などの第一曲と協奏曲で概ねプログラムの半分程度となるため、休憩を入れるタイミングとして丁度良い、ということもあるかもしれません。

keirimas
質問者

お礼

ありがとうございます。 音楽雑誌ではCDなどをジャンル別に紹介する記事では 交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽、器楽曲、声楽、現代音楽の順になっていることが多く、 この場合の1番目の交響曲は前座という意味とは程遠く、クラシックを代表するジャンルという扱いでしょう。

その他の回答 (3)

  • keyyoh
  • ベストアンサー率57% (40/69)
回答No.4

>協奏曲は前座のような扱いです。違うのでしょうか。 ― それは全然違うと思います。単に慣例としてそのようになっているだけだと思います。実際に管弦楽曲、交響曲が先で、ピアノ協奏曲が後、というコンサートもありますので。 ANo.1の方も述べていますが、演奏される曲の内容に左右されるためだと思います。 私が体験した中では、ブゾーニという作曲家の「ピアノ協奏曲」は「合唱」が付くため後半に演奏されましたし、新実徳英さんの和太鼓とオーケストラの協奏作品「風神・雷神」も後に演奏されました。 ブラームスの2曲のピアノ協奏曲も内容としては「後半」に演奏されても良い作品だと思います。 他にもシューマン、グリーグ、チャイコフスキーのピアノ協奏曲も「交響曲」に匹敵するほどの曲だと思いますので、プログラムの最後を飾ったとしても何ら問題はないのでしょうか。 私は「協奏曲」より最初に演奏される「序曲」や「管弦楽小品」が逆に「前座」のように扱われていると思っていて、曲の内容や演奏自体が軽く見られ「まあ、とりあえず」みたいな感じで演奏されたり、聴いたりされるのは悲しくなります。 たしかにマーラーやブルックナーの交響曲は本当に素晴らしいと思いますが、「良い作品」というものは、演奏時間に関係ないと思いませんか?

keirimas
質問者

お礼

ありがとうございます。 ブラームスの大学祝典序曲など、「序曲」と名のつくものは文字通り最初に演奏されるのがふさわしいということはあると思います。 ブラームスの2曲のp協奏曲も「ピアノを伴った交響曲」と言われますね。ラフマニノフの3番もいいです。 >「良い作品」というものは、演奏時間に関係ないと思いませんか? はい、ある人にとっては3分のポップスのほうが90分の交響曲よりも’格上’ということもあるかもしれませんね。あえてどっちが格上と決め付ける必要もないとも思いました。

  • mort1759
  • ベストアンサー率18% (312/1681)
回答No.3

前座とは反対で、コンサートにおいては協奏曲の方が”格上”(上席)なのだと思います。 披露宴でも新郎の上司と新郎の父のスピーチは前者のほうが先ですよね。 協奏曲のソリストはいわばお客さんで、しかもなるべく早く帰りたい(笑)ので、先に演奏されます。 ただ純粋にどちらが格上?と訊かれたら、少なくとも「協奏曲が上」とは答えられません。

keirimas
質問者

お礼

ありがとうございます。 おもいろい観点です。確かにソリストは早くお帰りになります。

  • jupitan
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回答No.2

結論から言えばやはり交響曲が(あらゆるジャンルに比べても)格上でしょうね。 管・弦・打楽器をフルに使い、純粋音楽(一部、標題音楽も)において作曲家が自身の生涯で音楽上最高の表現が出来る最大の形式が交響曲ではないでしょうか。 協奏曲はソリストがメインですのでオーケストラ・パートはあくまで補助的な役です。ロマン派以降のスケールの大きな協奏曲と言えども(たとえ対等の立場でも)主役は独奏楽器です。 また、器楽や弦楽四重奏などの室内楽は作曲家自身の内面や精神的な深さを表現するのに向いています。 >下手な交響曲よりは聴き応えのある協奏曲のほうが格上・・・ どんなに駄作?でも交響曲は一応、協奏曲より位が上なのですね。勿論、作品として傑作である協奏曲を立派に演奏するソリスト自身、素晴らしい音楽家であることは言うまでもありません。そういう意味でオケと対等、またはそれ以上の音楽性を持った偉大な芸術家です。

keirimas
質問者

お礼

ありがとうございます >作曲家が自身の生涯で音楽上最高の表現が出来る最大の形式が交響曲ではないでしょうか。 ベートーベンの「合唱つき」、チャイコフスキーの「悲壮」、ブラームスの第4など、有名な曲はそれぞれの作曲家の最高傑作と言われることも多く、やはり交響曲は格上なのかなと言う感じもします。

keirimas
質問者

補足

お名前のjupitanさまはモーツアルトのジュピターにと関係がおありですか。 モーツアルトの六大交響曲と呼ばれるものは聞いていて確かに気持ちはいいのですが、演奏時間が30文程度とやや小ぶりで、風格と言う点でもの足りません。演奏時間だけで良さははかれませんが・・・。

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