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太陽光パネルの屋根メンテナンスについて
- 太陽光パネルを設置した屋根のメンテナンスについて質問があります。太陽光パネルの寿命は50年以上と言われていますが、屋根材の寿命は瓦やスレートなどによって異なります。太陽光パネルを屋根材の上に設置する場合、屋根材の張り替えは必要なのでしょうか?
- もしも屋根を貼り替える必要がある場合、太陽光パネルの取り外しと再設置による工事費用がどのくらいかかるのか気になります。また、屋根材とパネルを取り外すことによって、工事が大変になる可能性もあります。豊富な経験と知識が必要な作業ですので、専門の業者に頼むことが良いでしょう。
- 太陽光パネルを屋根一面にすきま無く設置することは可能ですが、メンテナンスや修理の際に足場が必要になる可能性があります。また、屋根材や下地の寿命も考慮する必要がありますので、長期的なコストやリスクも考慮して設置方法を決めることが重要です。専門家のアドバイスを受けながら最適な設置方法を検討してください。
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当方、パネルメーカー勤務を経て、 販売会社として独立しているものです。 早速解答いたします。 一番上の質問 屋根材は張替えない前提で設置するのではなく、 パネルメーカーは屋根の葺替えを考慮しておりません。 そこまで考えてないだけです。 しかしながら実際はパネルの耐久年数が長いため、 パネルの下になる屋根材は劣化が遅くなるので 15~20年で葺替える必要は無いと予測されます。 屋根を葺替える場合は、パネルを外して葺替えます。 パネルを外して復旧させる料金が発生します。 金額はおそらく8万~15万で可能だと思います。 真ん中の質問 ですので売電収入を超えることはないです。 また4kwを30年接地した場合だと、 屋根葺替え工事代金を支払ってもまだまだ売電収入分は残るでしょう。 屋根葺き替え 80万円 + パネル撤去復帰12万 =92万 92万 / 太陽光による経済メリット0.6万 = 12年 ※太陽光による経済メリット0.6万は、10年目以降買取価格24円を想定。 12年で屋根葺替えがただで出来る計算になります。 (大雑把な計算ですのであしからず) 減価償却が10年で終われば、 その後12年で屋根葺替え代金を稼ぎます。非常にお徳です!! 一番下の質問 隙間なくパネルを接地することは出来ません。 パネル周囲に30~40cmの作業スペースが必要です。 また中央部のパネル交換時は、 周りのパネルの上を歩いて目的パネルにたどり着きます。 メーカーによっては順番に外さないと、 真ん中だけ外すことができない組み立て方をしています。 よくパネルの上を歩いたなどとクレームがを言う方がいますが、 対加重的に全く問題ございません。 また、パネルに傷はつきません。(強化ガラスです。海外メーカーは違うかも。。) 長文スミマセン。 この分野は専門ですので、 追加質問あればお気軽にどーぞ
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- kikaijima01
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追加に質問解答いします。 >もうひとつ質問ですが、パネルをとめる金具の寿命はどれぐらいでしょうか? (20~30年?) 金具の寿命はメーカーの公式発表はございません。 しかし耐久年数は十分計算して採用していると思います。 金具はだいたい、アルミかZAM材と呼ばれるのもを使用していると思います。 アルミについては、 しかしアルミ自体の耐用年数は5年~30年といわれております。 年数の幅が広いのは使用状況により大幅に変わるためです。 尚、私の実家は築45年でアルミサッシはほとんど劣化腐食しておりません。 よって寿命を考えなくて良いと思います。 ZAM材については以下に詳しく出ており、 塩害地域外における耐久予測年数において60年と予想されます。 http://www.yasio.jp/2_1.html よって金具の耐久年数は気にしなくても大丈夫ですよ。 一番怖いのは施工のクオリティです。 施工業者が集電配管を露出配管にしていたり、ビスを鉄ビスで打っていたとすると、 耐久年数は下がります。 ※ほとんどの業者は露出で施工しているのが現状です。私は出来る限り隠蔽配管します。 またビスはメーカー指定のビスですが、 業者によっては腰袋に他の現場で使用した鉄ビスが入っていたので、そのまま使用したとか。。。 ちなみに、私がベストと考える太陽光はこうです。 メーカー ソーラーフロンティア 日立ソーラー(中身はソーラーフロンティアと同じです) 他メーカーの営業は色々言いますが、発電量は1番多いです。 参考 http://www.sbenergy.co.jp/PVMS/ パネルが熱くなっても一番発電します。 経年劣化による発電量低下が一番少ないです。 製造時の環境負荷が一番少ないです。 屋根材 ガルバ 軽い、安い、耐久年数が長い。 コロニアルはビスで締め付けた箇所が極端に耐久年数が悪くなります。 瓦は重いので地震のとき少し不利になります。 施工業者 これがなんと言っても一番重要です。 慎重に選んでください。 訪問販売業者は施工管理が甘いのでやめたほうが良いです。 地元の老舗で縁故関係がないところが良いと思います。 縁故関係があると、何かあったとき文句が言いづらいです。 参考になれば幸いです。
お礼
再質問に対するご回答ありがとうございます。いわれてみればそのとおりで金具の寿命は塩害がある場合だけは極端に落ちますね。それ以外なら確かに数十年はもつ気がします。 私も個人的にはソーラーフロンティアのCISパネルに魅力を感じます。最近シェルの株まで買ったぐらい。土地の余裕がない人以外には最高の選択肢だと思います。 施工後の問題は強風、雨漏り、鳥の巣あたりでしょう。好みはあると思いますが、私が買うときにはあなたのような人から買いたいです。大変しっかりしたご回答ありがとうございました。
お礼
なかなか聞けないところまで踏み込んだ回答ありがとうございます。パネルの上って歩けるんですね。 もうひとつ質問ですが、パネルをとめる金具の寿命はどれぐらいでしょうか? (20~30年?) パネル単体の寿命は間違いなく屋根材や下地材と比べると一番長いので、屋根全体のメンテナンスを含めてなるべく合理的に設計すると後悔しないと思います。なんだか下地はガルバリウム鋼板かなんかで安く上げておくのが一番合理的な気がしてきました。