確かにややこしいですね。シリコンとシリコーンは違う物質なのですよ。シリコンと書いてあればこれは珪素を意味しますが、シリコーンと書かれている場合はシリコンを含む高分子物質の一種です。具体的にはケトンと呼ばれる一連の物質の炭素の部分をシリコンで置き換えた構造になっています。シリコーンという呼び名もシリコンとケトンを合成して作られた造語です。もともとはシリコケントン(silicoketone)と呼ばれていたものが silikoone となりシリコーンと呼ばれるのが一般的になったようです。性情としては油脂や樹脂に分類されるもので、シリコーン油(一般にシリコンオイルと呼ばれるものの中には異なるものもあるのでさらにややこしい)やシリコーン樹脂と呼ばれるものです。一般に安定な構造で人体に対して無害なものが多く、食器や食品医療機器などにも多用されています。
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