2006年に長男が横浜の某インターナショナルスクールを卒業しました。彼は高校の最初の二年間をアメリカで過ごし、最後の二年を日本で、それはそれは楽しく過ごしました。
全学年(幼稚園から12年生まで)、ヨーロッパ5割、アメリカ2割、日本人3割でしたが、学年によって、日本人が5割近くいたこともありました。ですから学年によっては、日本人が集まって日本語を話していることもあったらしいですが、基本的には、全てイギリス英語でした。カフェテリアのことをキャンティーンと呼んでいて、懐かしかったです。
うちのボンボンは貴方のご心配の通り、全く勉強をしないで、遊んでばかりいましたが、先生やカウンセラーの方の熱心なご指導で、アメリカのB+程度の大学に進学できました。最後の二年間を通じて、ボランティアや美術・音楽・体育系の課題をしっかり押さえておかなくてはならず、サボりにサボっていた長男は、最後にきりきり舞いで、ようやく卒業にこぎつけました。大学の進学のほうが卒業よりも簡単でした。同学年では、ハーバードはいませんでしたが、ケンブリッジに進学した日本人がいたように覚えています。目立たないですが、しっかり勉強している人もいます。
課題は、日本の高校と違って、自由研究が多かったです。
時期は忘れましたが、カレッジフェアーがあって、アメリカとカナダから、大学のリクルーターが来て、学校の説明会をしていました。SATは受けていましたが、TOEFLは免除だったように思います。
で、うちにはもう一人、勉強熱心な長女がいまして、彼女はアメリカで飛び級をしていたので、全くカリキュラムとあわず、一年でアメリカに帰国しました。彼女には、勉強内容が全く物足りなかったです。
雰囲気としては、特にヨーロッパから来ている生徒さんはとにかく親の転勤、転勤で、学校を移りまくっていますから、大変に人懐こく、親切な子が多いです。和気藹々としていました。
”世間知らず”といえば、日本の常識からは少し外れたところにいるかもしれませんね。でも、日本の親を持って、日本の大学にゆくようなら、その間に、うまく調節して行けるでしょう。
噂では、東京都下にあるインターナショナルスクールには日本の有名人の子女が多くて、ヤッピーだ、ということでした。