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塩耐性の植物
僕は分子生物学は初心者なのですが、塩耐性植物の作成ということに興味を持ちました。塩耐性能力の高い植物を作成するにはどのような分子生物学的手法が使われているのですか?
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私は植物には詳しくないので思いついたことを書きます。 塩類が高いときに予想される植物にとっての害は塩類が植物体内に過剰に侵入するからだと思われます。そのため、それを防ぐ、もしくは無毒化するように改良するのがひとつの手段と思われます。 よって 1.塩類が植物体内に入るときに通るチャネルを潰す、もしくは機能を低下させる。 2.侵入した塩類を体外へ排出するのを促進させる。 3.体内に侵入したイオンを体内のどこかに蓄積させ、隔離するようにする。 4.侵入したイオンを無害な化合物に変化させる。 5.塩で酵素が阻害される場合は酵素を改良して塩の影響を受けにくくする。 1.2はイオンチャネル(イオンポンプか?)に関わる遺伝子を改造するとかかな。3は具体的にどうやったらいいかはよくわかりません。4はキレート剤とかを作るようにしてトラップするとか。5は酵素遺伝子を改良する。 どれもできるかどうかわかりませんが、とりあえず思いついたことを羅列してみました。参考まで。
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- code36
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荒っぽいやり方ですが、放射能照射などで変異を起こしやすい状況において、 その種を塩濃度の高い培地に植えれば、塩に弱いのは死ぬ。 それで残ったのを耐性植物として得るという方法は いかがでしょうか。 また、既知の塩耐性の他の植物の遺伝子をパーティクルガンやアグロバクテリアを使って導入する方法もあるでしょう。 これにしても、選別は塩濃度の高い培地に撒いて、 耐性のあるものだけが生き残るという選別法を用いるでしょう。
お礼
耐塩性植物を作る方法っていっぱいあるのですね。まだ確実な方法が確立できていないということなのでしょうか。 参考になりました。ありがとうございます!
植物は,一般的に耐凍性・耐乾性・耐塩性といった性質は,基本的には同じ機構により調節されていると思われます。1つの性質が高ければ他の性質も高くなる傾向があります。 「塩耐性植物」で検索をかけるよりも,「耐塩性植物」「遺伝子」「作出」といったキーワードで検索をかけてみてください。多数のURLがヒットします。 参考になりましたなら…
お礼
耐凍性や耐乾性も耐塩性と同じ機構で調節されているのですか。知りませんでした。 ありがとうございました。今度は「耐塩性植物」「遺伝子」「作出」という言葉で検索してみたいと思います。
お礼
なるほど。一口に塩耐性の植物を作ると言っても何種類も方法が存在するのですね。すごい参考になりました。ありがとうございます!