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アミノ酸スコア100で必要摂取量は?
- アミノ酸スコア100をクリアして、かつアミノ酸必要量を摂取する方法について教えてください。
- 必須アミノ酸の必要量は体重によって異なりますが、例えば体重60kgの人の一日に必要な量はどれくらいでしょうか?
- アミノ酸スコア100で必要量を摂取するためには、イソロイシン、ロイシン、バリンの摂取量に注意する必要があります。
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まず、 アミノ酸スコアは、人体が必要なアミノ酸「量」を規定するものではありません。人体が必要な必須アミノ酸は栄養所要量で見なければいけません。アミノ酸スコアは食品に含まれるアミノ酸が、栄養所要量のアミノ酸「比率」(アミノ酸評点パタン)にどれくらい近似しているかを評価したものです。 具体的にどれくらいのアミノ酸が必要かは栄養所要量から決めなければいけません。 例えば、イソロイシン(Ile)1日60mgの摂取を、アミノ酸スコア50のタンパク質で摂取しようと考えた場合、 定義から、 そのタンパク質には780mg/gNのIleを含んでおり、1gN=6.25g蛋白とした場合、必要蛋白質量は13gとなります。 アミノ酸スコアが便利なのは、必要とするアミノ酸比率が評点パタンと一致する場合、最もアミノ酸スコアの小さなアミノ酸で上述の計算をすれば、他のすべてのアミノ酸でも必要量を超える摂取がされるという簡単さが得られることです。 ちなみに、アミノ酸所要量の割合は人によって様々なので評点パタンも複数あります。よく出てくるパタンがどの様な人(おもに年齢)を対象にしたものか良く分からないです。どうやら推奨評点パタンは乳児には適合しないようですが詳細は知りません。ですから、厳密に考えるには不向きな指標で、一般人が「この食品はこのアミノ酸が少ないな、だから他にそれを補うような食品を取ったほうがいいな」程度にしかなりません。 アミノ酸スコアは普通に複数の食品を摂取していれば、まったく気にする必要のない指標です。どうもマスコミの「不安商法」に利用されているような匂いがします。しかし、スコア自体には罪はありませんし、アフリカの飢餓の子供が単一の食品で栄養を賄っている場合に栄養状態を評価するには簡便で優れた指標だとは思います。
お礼
遅くなりましたが、ありがとうございます やはり、ややこしいですね… でも、こういう考え方もあるんだな、と また何かの機会に思い出せるようにはしていきたいです 詳しく、わかりやすく説明していただきまして 本当にありがとうございました^^