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片づけ上手になるには
中学生の子どもたちが、いまだになかなか片づけができません。どうしたらきちんと定着させることができるでしょう。
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片付けや整理・整頓が出来ない人の場合、単にずぼら、だらしないという以前に「観念の違い」がありがちです。 必要な物を取り出し利用するわけですが、この場合片付けの下手な人の場合、「出して使う」ことが目的、ゴールになっているのです。 これに対して片付け上手な人の場合は「使い終える」=「終わったら、次に使いやすいように元の場所に戻す」までが一つの目的と考えていることが多いです。 よく学校の遠足で戻ってきての校庭や体育館での校長先生のお話しで「家に帰るまでが遠足」等と言われませんでした? 「気を抜かず、安全に帰りましょう」という教えであると共に、「帰ったら支度に要したと同じように、ゴミや洗濯物を出し、鞄やリュックなどを元に戻す」までが準備と共に大事な目的だ、と教えてくださっている訳です。 どこをもって「終わり」とするか。出せばだしっぱないと言うのは「出して楽しむ」までがゴールと捉えるからであって、「楽しんだあとは元に戻す」までが遊びであれ仕事であれ、あるいは家事であっても大事ですよね? 「今、楽しむ、使う」ことと同時に「次も同じように楽しむ、使う」ことを考えて過ごす習慣が大事です。 あとになり「ねえ、あれ、どこ行った?」と言うのが片付け下手な方の習慣にもなり得ます。 「前もここにしまった」記憶と習慣が大事なのです。 で、質問の「どうすれば」ですが、ポイントがあります。 ・「片付けなさい」「片付けないとだめでしょ」だけでは、なぜ片付けが必要なのかが伝わらず出来ません。片付けないと誰が、どう困るのかをきちんと説明してください。単に「きれいな方が気持ちいいでしょ」ではなく、「汚れる、しわになる」「もう必要ない物で足の踏み場、居場所がふさがる」「次にまた探さなくちゃ行けないでしょ」等どれも当たり前なことですよね?これがわかっていないのです。 ・あるいはわかっていても準備と違って楽しくはない作業ですので、「放っておけば誰かがしてくれる」ことを繰り返し教え身につけさせてきてはいませんか?ならば自分でしてくれれば助かる人もいますよね?その人がオーバーであってもきちんと感謝し褒めることです。「当たり前」ではなく「偉いね」「助かる」をきちんと伝え喜んでみせること。 ・次にわかっていても片付けが面倒になる要因として「片付けにくい」ことがありがちです。 ぎっしり詰まった箱や押し入れにしまわねばならないのでは億劫となるばかりです。収納場所はすきすき、重ねるだけ、引っかけるだけとなっていれば億劫さも軽減出来ます。仕舞うために上の箱を取り出し、物をどかして・・・・となればすぐにいやになってしまいます。お子さんが小さいうちほど片付けは簡単にできるように、ワンアクションで。(おもちゃ箱に入れる、フックに掛ける) ・大事なのは「時間の確保」。 「ご飯になるから片付けなさい」という場面では、かたづける分の時間を見て早めに声を掛ける。「うれしいご飯にすぐなるから、片付けはあとで」の繰り返しは逆効果です。片付けてから、元に戻してから次。これが大事。 ・最後に片付けや散らかした様が人の目に触れるようにする。 友達を自分の部屋に呼んで踏み場もないほど散らかっていたのでは恥ずかしいと言う思いをイメージさせること。「たまには家に呼んだら?」って大事ですよ。 最後に片付けないから怒り声を上げる、のではなく、かたづけたら喜び褒める。これ鉄則。 嫌々かたづけるのではなく、進んで片付ける子にするために。
お礼
詳しく回答頂きありがとうございました。お礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。最後にありましたように、かたづけたら喜び褒めるということを、心掛けて子どもたちに接していきたいと思います。本当にどうもありがとうございました。