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鉄道の情報表示にはなぜ分かりづらい表現が使われるのか
- WEBの列車運行情報や駅の表示で「運転を見合わせています」という表現が使われますが、実際には運行可能な状況でもこの表現が使われることがあります。過去にも同様な質問があるなど、鉄道の情報表示には不思議な言い回しがあることが分かります。
- また、鉄道関係の情報表示には「閉まるドアにご注意下さい」という表現もあります。これも分かりづらい表現として話題となりました。なぜ鉄道の情報表示は分かりづらい表現を使うのかについて考えてみると、理由はさまざまな要素が絡んでいることが分かります。
- 鉄道の情報表示は、正確かつ迅速に情報を伝えることが求められるため、独特な表現が使われる場合があります。また、鉄道の運行にはさまざまな事情や制約があり、それを端的に表現するために分かりづらい表現が用いられることもあります。さらに、短い表現で最も重要な情報を伝えることが求められるため、適切な表現を選ぶことが難しいのかもしれません。
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これは現代日本文化特有の、角を立てないための婉曲な言い回しだと私は思います。 列車の運転が不可能な場合に 「運転を中止しています」 と鉄道会社側が言ってしまうと、たとえその原因が鉄道会社にないときでも 「運転中止とは何事だ!鉄道会社は列車を運転して当たり前だ。運転再開をする気はないのか!けしからん!」 と怒る利用者がきっといそうです。 一方、 「運転を見合わせています」 と言っておくと、実際には運転再開の見込みが全く立たない場合でも、鉄道会社としては 「現在は諸事情により運転は控えていますが、いずれ運転を再開する予定はあります。ですからどうかお許し下さい。」 というニュアンスを上記のような利用者に示すことができ、怒りをおさえることができます。 車掌がドアを閉める際のアナウンスも同じで 「ドアを閉めます」 と言ってしまうと 「車掌の奴、ドアを閉めるなどと何を勝手に偉そうなことを言うんだ!」 と腹をたてる乗客がいるそうです(車掌にしてみれば理不尽極まりない乗客ですが)。 なので、 「ドアが閉まります」 という、閉める主体をぼかした表現を使うそうです。 (この話はどこかのブログで読みました。ブックマークをしていないのでソースをお示しすることはできません。ご容赦ください。) セールスマンが顧客の要求を断る際に 「それはできません。」 ではなく 「それはいたしかねます。」 と言うのと同じことでしょうね。 前者のほうが明らかにわかりやすい表現ですが、顧客に不快感を与えないようにわざわざ後者の婉曲でわかりにくい表現を使っています。
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- TooManyBugs
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>運行可能ではあるが、事情により一時的に運行しない。 この表現はではなく「運行したいが何らかの事由により出来ない」状態でしょう。 「運行可能ではあるが、事情により一時的に運行しない。」状態というとストライキくらいですが一般的にこの状態を見合わせとは表現しないでしょう。 線路点検、強風などは「運行可能」では有りませんね。 橋梁流失でも同じ事で運行可能になれば運転すると言うことです。
お礼
回答ありがとうございます。 表現(言葉)の話なので、細かいことをいうと >「運行したいが何らかの事由により出来ない」 確か風速25m/sあたり(数値については攻めないで下さい)で 運行するかしないかといってましたので運行ができないのでは なく規定でそうしている訳ですよね。 その気になれば運行はできる訳です。 余部鉄橋の客車転落事故がいい例でしょう。 ストライキは経営側か組合側かで変わってしまいます。 経営側「運行できない」 組合側「運行しない」 >橋梁流失でも同じ事で運行可能になれば運転すると言うことです。 これは可能になるまで10年かかるとしても・・と仮定したとき 明らかに「見合わせる」とはいいませんね。 つまり、紛らわしいのはまちがいありませんね。
- pullmandsg
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物理的には運行不可能でも、法律的には運行の届け出をしているので、「運行を予定している」状況になっています(法律的に休廃止にするのは面倒)。この状況下で一時的に運行をしていない状況をさして「運転を見合わせてます」と言っている、という解釈が適切かと思いますが、いかがでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに、その面(法的のような)から解釈すると復旧するのに 10年かかろうが20年だろうが見合わせていると表現している。 見ているひとは、そのようには感じておらず今がどうであるか が必要な情報だと思います。 解釈はご回答の通りだと思いますが、やはり紛らわしいことには 変わらないでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。 お礼文は、補足で言っった通りとなりますので御了承願います。
補足
確かにそのようなことを聞いたことがあります。 ドアを閉めるのは車掌本人ですので、本来は「(私が)閉めます」と いうのが本来の表現です。 ドアが第三者(つまり自動的に、勝手に)が操作して閉まるので 主人公を物理的なドアにして表現をぼやかしている。 私は公共機関でこのような表現は事故の元だと思っています。 命令形でなければ指示を受ける側が勝手な意味にとらえるからです。 航空業界ではCAの教育で事故の度合いにより命令形になりますね。 米国では「KEEP OUT」-----外にいろ! 日本では「立ち入り禁止」--入っては「いけません」 日本では否定語になっていますので、肯定文でとらえ、その後否定文に して理解しますね。 外国人が日本語は最後まで聞かないとわからないというのはこのことを いうのでしょう。 道路標識でも8~12時進入禁止ってありますがストレートに理解できない のは私だけではないでしょう。 直してほしいな~と思ってます。