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名詞節のつくり方 「の」「こと」について質問です。
(1)次の文に「の」、「こと」を入れてみよう。 1、彼が来る()が遅れた。 2、彼が来る()を、仲間が白状した。 3、彼が来る()を、彼女は問題視した。 情報内容として扱うときには「こと」を使い、出来事をそのまま名詞節にする時は「の」を使うので、 私は、1、には「の」、2,3には「こと」を入れました。 (2)次の動詞は「の」「こと」のどちらをとるか。 忘れる 知らせる 間に合う 困る よろしくお願いします。
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A1、彼が来るのが遅れたのが原因だ。 =彼が遅れて来るのが原因だ A2、彼が来るのを仲間が白状したのが原因だ。 A3、彼が来るのを彼女が問題視したのが原因だ。 B1、彼が来ることが遅れたのが原因だ。 B2、彼が来ることを仲間が白状したのが原因だ。 B3、彼が来ることを彼女が問題視したのが原因だ。 C1、彼が来るのが遅れたことが原因だ。 C2、彼が来るのを仲間が白状したことが原因だ。 C3、彼が来るのを彼女が問題視したことが原因だ。 D1、彼が来ることが遅れたことが原因だ。 D2、彼が来ることを仲間が白状したことが原因だ。 D3、彼が来ることを彼女が問題視したことが原因だ。 E1、彼が来るとの情報が遅れたのが原因だ。 ※意味がABCDとは異なる E2、彼が来るとの情報を仲間が白状したのが原因だ。 ・微妙(意味が違うかも) E3、彼が来るとの情報を彼女が問題視したのが原因だ。・微妙(意味が違うかも) F1、彼が来る事実が遅れたのが原因だ。 ×日本語としておかしい F2、彼が来る事実を仲間が白状したのが原因だ。 F3、彼が来る事実を彼女が問題視したのが原因だ。 G1、彼が来る時刻が遅れたのが原因だ。 G2、彼が来る時刻を仲間が白状したのが原因だ。 ※意味がABCDとは異なる G3、彼が来る時刻を彼女が問題視したのが原因だ。 ※意味がABCDとは異なる 「の」が、内容、情報、事実、出来事、時刻、日時などを指す替わりをすることもあれば、 「こと」が、その役割を果たすこともあるでしょう。 後に続く言葉によっては、断定や是認を示す替わりを「の」「こと」でさせる場合もあります。 下の☆は「の」「こと」どちらも可能ですが、「来るかor来ないか」の選択を示しています。 「彼が来る☆を、仲間が白状した」 「彼が来る☆を、彼女は問題視した」 文全体で言いたい主題を「の」「こと」「と」「か」「や」「よう」「とか」「という」「など」で簡略に表現しているので、動詞との組み合わせからだけでは、決まらないと思います。 H1 それで彼が来るのね (理由) H2 彼が来ることが混乱に輪を掛けるだろう (理由) H3 彼が来るのが待ち遠しい (理由、あるいは内容のようなもの) H4 彼が来るなど許されるはずがない (内容のようなもの) H5 もう彼が来ることはないわ (予定される内容のようなものの、断定か予測) H6 明日は彼が来ることはないわ (予定される出来事、あるいは、断定か予測) H7 彼が来るほかに予定はない (予定される出来事) H8 彼が来るかどうかを懸けてみる (出来事、選択) H9 彼が来るやも知れぬ (出来事、選択) ○ ~のように結合するのが化学結合ということになる。 ○ ~のように結合することを化学結合というのです。 ○ 専業主婦になるのが私の夢なのです。 (ネコを飼うのが、 家を建てるのが) ○ 専業主婦になることが私の夢なのです。 (ネコを飼うことが、家を建てることが) ○ 竿崎が亀を殺したのを忘れない ○ 竿崎が亀を殺したことを忘れない ○ 私の仕事は、日本語を外国人に教えることです ○ 私の仕事で一番記憶に残っているのは、日本語を外国人に教えたことです ○ 部屋に残っていたのは、彼と彼女の二人だけだった ○ 部屋に残っていたことは、彼と彼女の二人の過ちが起きる背景になった ○ 彼女がそこにいるのを見た ○ 彼女がそこにいたのを見た ○ そこにいたのを見た 「の」は、人物か動物 ○ そこにいたことを見た 「の」は、出来事かシーン ○ 臭っているのがイヤだ 「の」は、出来事かシーン ○ 臭っていることがイヤだ 「の」は、出来事かシーン ○ 臭っていたのを食べてしまった ○ 臭っていたのを捨てた ○ 捨てたのを拾ったのは問題ないでしょう ○ 捨てるのが悪いと言うのは偏見です ○ 捨てることが悪いと言うのは偏見です ○ 持ち出すのは良くない ○ 持ち出すことは良くない ○ 思い切り打ったのがホームランになった ○ 思い切り打ったことが幸いした 「の」「こと」の使い方を、出来事と情報内容という言葉だけで説明するのは難しいです。 「の」「こと」の使い方を、出来事と情報内容という言葉だけで説明することは難しいです。 ○ そこにあるのが悪い △ そこにあることが悪い (使わないとは言えません)) ○ そこにあるのを持ち出した (「の」は、ものの代用) × そこにあることを持ち出した (「こと」は、ものの代用には使えない) 「の」を、ものの代用に使っている場合、名詞節ではなくて、連体節であるという見方もあるようです。 「これは私のだけれど、あれは君の?」の「の」は、名詞だと見るのです。 そこにあったのを食べた :食品の代用 いただいたのを飲んだ :飲料の代用 そこに居たのを見た :人物の代用 負けたのが悔しい :出来事などの代用 儲かったのがうれしい :出来事などの代用 忘れるのは拙い :行為などの代用 喜ぶのをみたい :行為などの代用 悲観的に考えるのは良くない:行為などの代用 失敗したことは忘れる :(ことは)出来事などの代用 忘れるのは拙い:忘れることは許されない :「の」「こと」どちらもOK 知らせるのは拙い:知らせることは許されない :「の」「こと」どちらもOK 間に合うのは拙い:間に合うことは許されない :「の」「こと」どちらもOK 彼が困るのを喜ぶ:彼が困ることを喜ぶのは許されない :「の」「こと」どちらもOK 喜ぶのをみたい:喜ぶことをやってあげたい :「の」「こと」どちらもOK ○ 彼が拙いのは嘘をつくことだ (よくある日本語) × 彼が拙いことは嘘をつくのだ (アニメ以外ではあまり聞かない) ○ 事故が起こることがある × 事故が起こるのがある ○ 戦いを挑んだのが彼女だった × 戦いを挑んだことが彼女だった (「こと」は人物の代用に適さない) ○ 戦いを挑んだことが彼女の勲章だった ○ 会議が終るのを待つ × 会議が終わることを待つ (「こと」は時点や期間の代用に適さない) ○ 会議が終わるとき(タイミング)を待つ ○ 会議が終わったのを確認した ○ 会議が終わったことを確認した (「こと」は事実の代用には使える) ○ 会議が終わったとき(タイミング)を確認した ○ 学生が野球をしているのが見えた × 学生が野球をしていることが見えた (「こと」は場面の代用に適さない) ○ 学生が野球をしているところが見えた ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ 下の文章は、「教えて!goo」に出す質問としては、回答を求める相手に対しては失礼な表現です。 どこかで出題された試験問題の引用なら、自然ですけど。 > (1)次の文に「の」、「こと」を入れてみよう。 > (1)外の関係の名詞修飾成分を選びなさい。 > (2)外の関係としたもので「との」が介在できるのはどういう場合か? > また被修飾名詞がどういう名詞かを手がかりに考えよう。 試験の問題を自宅で考えるのならば、新聞、雑誌、書籍などパラパラみると、色々の表現が出て来ると思います。 1、事故で壊れたという自動車 :事故で壊れたの自動車 2、太郎が来たという夢 :太郎が来たとの夢 3、太郎が来たという街 :太郎が来たとの街 4、太郎が連れてきたという犬 :太郎が連れてきたとの犬 5、秋刀魚の焼けるようなにおい:秋刀魚の焼けるにおい ※ 山が焼けるという話 :山が焼けるとの話 6、太郎が逮捕されたという話 :太郎が逮捕されたとの話 「干した洗濯物」「事実に基づく記事」には、「という」「との」を挟むことが可能です。 「流れている旋律」「流言に悩む人」も、同様です。 (「との」は口語的でないですが) ところが、 「焼ける匂い」「焦げる臭い」は、「という」「との」を挟むのは難しいです。 「解ける問題」「流れる水」「折れる心」も、同様です。 よくわからないというか、単純な規則でできているのではないと思います。 言葉には、慣用的な言い回しがあるので、慣れるしかないのじゃないでしょうか。 下記のサイトには、結構多くの説明があります。 http://www.geocities.jp/niwasaburoo/shuyoumokuji.html http://www.geocities.jp/niwasaburoo/57meisisetu.html http://www.geocities.jp/niwasaburoo/56rentaisetu.html
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- bgm38489
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これは、正解一つの問題とは思えませんね。 (1)の1は、「の」が正しいでしょうが、2は「こと」にすれば、彼が来ることを強調、「の」にすれば、仲間が白状したことを強調することになると思います。3も同様。「の」にすれば、彼女は問題視したことを強調しています。 (2)も、話の中心をどこに持っていくかで、それぞれの活用法があると思います。
お礼
たくさんの例文とご忠告をありがとうございます。今後気をつけたいと思います。 言葉というものは『これだ』というものが無いのでとても難しいですね。また質問させていただきますので、その時は、よろしくお願いします。