物理は数学ほどスパッとすることはないように思います。が、
数学と物理が密接に関係する分野の一つとしてこの問題の
ような場合があります。
⊿tは「微小時間」を表し、t+⊿t などと書くと、tからほんの
少しだけ時間がたったとき、を表します。⊿xも同様に表せ、
ここでは⊿t≠0となります。⊿t=0となってしまっては、
微小でもなんでもない、ただの0なので。
この場合、ある時刻tにおいて、物体がどのような運動をして
いるかを知りたいので、tにおける瞬間の速さ(スピードメーター
が指すような値)というものをつくります。これは平均の速さの
改造版です。ただ⊿tを0に近づけて、それに応じて⊿xも小さく
すればよいのです。定義式は 速さ=移動距離/時間 なの
で、⊿x/⊿tとなります。これはx-tグラフの接線の傾きになり
ます。
ポイントは「⊿tはぎりぎり0じゃない」ということです。
数学II、III「微分法」を学ぶとはっと思い出すはずです。
お礼
ご回答ありがとうございました。