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物理I 瞬間と平均の定義
- 物理Iの基礎的な概念である瞬間の速さと平均の速さの定義についての質問です。
- 瞬間の速さとは、微小な時間間隔での位置変化を表す速さであり、平均の速さは、ある時間間隔での位置変化を表す速さです。
- 物理Iで中々定式化が難しい不規則な運動においても、速度や加速度を求めるためには、平均の速さや加速度を用いることが一般的です。
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最初に言いたいのは、余り悩まないで下さい、という事です。 まず言葉の遊びみたいに聞こえるかも知れませんが、#1さんの仰るように、(問題には書かれていない)加速度一定という前提があるので、瞬間加速度は、「その間の」いたるところで平均加速度に等しくなり、a|=aと考えて下さい。 次に、問題が何故こんなに不親切なのか?ですが、次のような裏事情があります。ただし裏事情なので、以下のような事を答案に書いたら、減点される(事によったら×を食らう)可能性大です。 十分短い時間間隔では、平均値の傾きを持つ1次関数で、いくらでも良く近似できるが、微分可能な関数の定義の本質です。近似度合いは時間間隔の短さで決まります。だから厳密には、[Δt→0]と数学的に理想化します。しかし十分短い時間間隔なら、十分良い近似だとも考えられる訳です。これが加速度一定の前提につながります。 そうなると、1.5sは十分短い時間間隔なのか?という話になります。もちろん運動変化が激しければ、1.5sは長すぎるという結果にも成り得ますが、日常感覚で1.0sは十分短いので、「十分短いと暗黙に了解しろ!」という訳です。不親切ですけど・・・。 最後に、 >不規則(速度変化が単調でない)な運動に関しては、中々定式化するのが難しいと思います。定式化出来なければ、微分公式などを使うのは難しいと思います。 ですが、綺麗な数式で関数形が得られるケースは、実際上は稀です。しかしそれでも微積はできます。例えば1.5sごとに変位を測定してグラフにプロットし、プロットした点を折れ線でつなぎ、折れ線の傾きを、1.5s区間の中点における速度と考えます。その根拠は、「十分短い時間間隔では、平均値の傾きを持つ1次関数で、十分良く近似できる」です。つまり1.5sは十分短いと仮定した訳です。本当に十分かどうかは、後で検証します。 とにかく上記のようにすれば、速度のグラフをプロットできます。同じように折れ線でつなぎ、加速度の折れ線グラフを得ます。そして加速度の折れ線を2回積分し(1次関数の2回積分)、変位の測定値と必要精度内で一致したら、1.5sにOKを出します。必要精度で一致しなかったら、さらに短い時間間隔で測定をやり直します。「必要に応じて」いくらでも精度を上げられる、という意味が、[Δt→0]には込められています。 上記操作を放物運動に対して行ったら、速度グラフは単一の直線、加速度グラフは定数関数になるはずです。定数関数の2回積分は、変位の測定値と(測定誤差内で)正確に一致します。放物運動の2次関数も、このようにして発見されたと思った方が、本当は妥当です。
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- yoshi20a
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>「この間の」というのが「平均」を意味しているのでしょうか。 そう考えるしかないでしょうね。 瞬間加速度を求めようにも、この問題文では解けませんから。。。 加速度が一定という前提です。
お礼
早速のご回答感謝致します。 では解が平均の加速度であるとして、記号をa|(aの上にラインを引いている)を用いないのは何故でしょう。厳密に定義されているなら、記号も定義に従って示すべきではないかと思うのですが、このあたり何か暗黙の了解みたいなものってあるのでしょうか。
補足
恐縮ですが、出来れば個々の問題についてと言うよりは、一般的な考え方についてご教示下さると助かります。 例えば、平面上の運動一般に適用する微積を使わない瞬間の加速度や速度の求め方です。
お礼
深入りし過ぎておりましたか… 裏がとれて少しホッとしました。ご回答ありがとうございました。