趣味でSF系の小説を書いているので、関心事項です。
私は文系人間なので、まず考えるのは
(1)計算が間違っているのではないか、ということです。
(^^;
私は、無から有が生じるということは信じませんので、ビッグバンの存在自体信じていません。
(2)計算があっているとすると、間違っているのは「年数感覚」になるだろう、ということです。
つまり、「90億年は短い」「一桁"しか"違わない」という感覚が間違っているのだろうと思います。
10円と100円の違いはたいしたことはないのですが、10兆円の借金と100兆円借金、1桁の違いはすさまじい、と感じないと日本経済の厳しさが認識できないのと、似ているかもしれません。
天文学に携わるある日本人がコンピュータでシミュレーションしたところ、ビッグバン後、初めて光った恒星は青くて巨大な恒星だったそうです(NHK特集? Eテレ特集?)。
後日、理論的にも支持されるようになった由。
そして、その手の恒星は100万年単位で生まれては超新星爆発を繰り返すものなのだそうです。
それらは爆発の都度、超新星爆発でなければ形成できない重金属を作っては宇宙にまき散らしてきたのだそうです。
1億年という時間は、巨大恒星が100個、次々と生まれては爆発できるだけの長さです。
ですから、90億年は、地球の年齢の2倍ではなくて、巨大恒星がいくつも生まれては爆発したきた、それだけ長い期間だと認識しなければならないのでしょう・・・ ね。
太陽系では、
太陽がちょうどよい大きさで、寿命が長く、巨大引力で地球を引きずり込むこともなく、光り続けているという「偶然」。
木星はもうちょっと大きいと(数倍?10倍なら確実に)、自分で輝き出す、つまり恒星になるんだそうですが、輝き出す手前の大きさで成長が止まった偶然。
太陽系に土星・木星クラスの巨大惑星が2つしかない偶然。
巨大惑星が3つあったら、軌道が乱れてきて、ある時突然に、3つとも太陽系外へ飛び出してしまうことも、コンピュータのシミュレーションで分かっています(同上番組)。
巨大惑星の軌道平面が地球の軌道平面とほぼ同じである偶然。
木星などの巨大惑星がなければ、さまざまな大きさの小惑星などが地球に激突して地球は消滅しているか、熱球になっていたであろうに、ちょうどよく存在する巨大惑星が、ちょうどよい軌道を回って小惑星などを引きずり込んで、太陽系を掃除してくれている偶然。
などなど、偶然がいくつも重なっています。
つまり、地球が45億年前からこん日まで存在し続けているのは数々の「偶然」の結果、なんですね。
なにか、明確な・物理的な理由があって存在し続けているわけではありません。
いま、続々と「惑星」が見つかっていますが、地球ほど長い期間存在できた惑星なのかどうかは、分かっていません。
地球の年齢がなんらかの理由によって決まっているならば、その条件に適合する惑星を捜せばいいわけですから、太陽系外に地球と同じ年齢の惑星を捜すのは簡単なのでしょうけど、そうはいかない、ということなのです。
お礼
>つまり、「90億年は短い」「一桁"しか"違わない」という感覚が間違っているのだろうと思います。 その通りだと思います。 宇宙の年齢が10兆年で地球が46億年だったら宇宙ってすごいね! と思っただけだったんですが・・ 回答を拝見させていただき、疑問自体の感覚がずれてることが分かりました!! ありがとうございました!