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山尾悠子さんの作品について。

山尾悠子さんの既刊単行本をどれから読むのが良いと思われますか? 先日書店で何気なく手に取った『ラピスラズリ』にかつて経験したことのない衝撃を受け、山尾さんの既刊単行本を可能ならば全て読もうと決意している者です。 が、今まで山尾さんの"や"の字はおろか、幻想文学というものにさえ接したことがありません。 そういった状態で初めに『ラピスラズリ』や『山尾悠子作品集成』を読むのはもったいない、もとい、山尾さんの世界観や文章表現を充分には味わえないのではと懸念しています。 読書の参考にさせていただきますので、 ・ 山尾さんの既刊単行本を今から読む人には、この順番がおすすめ ・ 幻想文学を読んだことがないのなら、山尾さんの作品の前にこれを読んでおくのがおすすめ といったご意見をお聞かせくださいませんか?

みんなの回答

  • 31192525
  • ベストアンサー率19% (705/3543)
回答No.2

ancient_memoryさん、こんにちは。 山尾悠子・・・すごいですよね。あの強烈なイマジネーションには脱帽です。 私は彼女とは同時代の者です。 下の方も書いてますが、 『夢の棲む街』の収録作から読むことをお勧めします。この順です。たしか・・・ *「夢の棲む街」 ヘンテコな世界が破滅へ向かうヘンテコな話 *「月蝕」 やたらものを食べる不気味な少女 *「遠近法」作品集成が出るまでは伝説化していた腸詰宇宙 *「ムーンゲイト」 瞳に星のある少年と水蛇という名の女。頽廃的な水の世界の話。(私はこれが一押し) *「シメールの領地」 これで免疫を付けてから「仮面物語」「耶路庭国異聞」「歪み真珠」へと進みましょう。 ジュブナイルの「オットーと魔術師」も奇妙な味わいでgood なお「仮面物語」「オットーと魔術師」は現在入手不能です。復刊にご協力を。 http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=132 http://www.fukkan.com/list/rsearch?search%5Bname%5D=%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BC%E3%81%A8%E9%AD%94%E8%A1%93%E5%B8%AB&x=30&y=12

ancient_memory
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 毎度懇切丁寧なご回答を下さり、恐縮の限りです。 31192525様のレビューを拝見し、(入手可能な)既刊の読書意欲と共に、現在は新品入手の叶わない単行本への憧憬がますます強まりました。復刊への一助となるべく投票には後程ご協力することとして、まずはご推薦いただいた『夢の棲む街』の収録作の拝読を検討したいと思います。

  • kusirosi
  • ベストアンサー率32% (2838/8859)
回答No.1

・ 「夢の遠近法 山尾悠子初期作品選」が 作者自選の名作集で、おすすめ 1978年の最初の作品集「夢の棲む街(早川書房ハヤカワ文庫JA)」 手に入ればいいが、最近古書価高いので 夢の遠近法―山尾悠子初期作品選 山尾 悠子【著】 国書刊行会 (2010/10/23 出版) 283p / 19cm / B6判 ISBN: 9784336052834 NDC分類: 913.6 価格: ¥1,890 (税込) http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4336052832.html

ancient_memory
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 書籍の詳細情報まで書いてくださり、誠に感謝いたします。 無論1978~1982年に出された単行本も拝読したいのですが、おっしゃる通りの状態ですので…ご推薦を参考にさせていただきます。

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