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衆議院の優越権について
衆議院だけなぜ優越権があるのでしょうか。 それに関する根拠となる著作物などありましたら教えてください。
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端的に言いますと、同じ権限を持つ二つの議院で国会が構成されていた場合、意志決定ができなくなってしまうからです(つまり、ある院で可決した法案を別の院が修正した場合、どっちが法律になるのか?という話です)。 根拠、といっても一般法上の根拠などがあるわけでもないのです。なぜなら、歴史的には、同じ権限を持つ複数の院で議会が構成されるという事態がきわめてまれだったからです(市民革命以前のイギリス、革命直前のフランス、そして戦前の日本くらい)。これらの例では、いずれも、上院(貴族院)が、下院(代議院、衆議院)と同じ権限を持っていたため、上院議員を指名することができる王権(政府)が、民意を押さえ込む手段として使われてきました。下院の優越は、民主主義の進展とともに勝ち取られていったものです。その辺の経緯は、多くの歴史書、あるいは憲法の教科書の最初の方に書いてあると思います。
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- marimo_cx
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回答No.1
理由は大概の日本国憲法の入門書に解説があると思うので、日本国憲法の本をあたってみられては如何でしょうか。 合わせて、なぜ参議院が『良識の府』なのかおわかりになるかと思います。
質問者
お礼
参考になりました。ありがとうございます。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。とても参考になりました。