今の時期なら法令択一対策を重視すべきだと思いますが…。
2012年度の試験がどういう形式になるのか行政書士試験研究センターの発表がないので去年までと同じ形式
と仮定しての回答となります。
記述式の問題集として、これだけやっておけば安心できるというものは残念ながら存在しません。
ただ、法令択一の範囲と記述式の範囲とは一緒です。
過去問や肢別本の解説部分を利用して、〇(チェック)の理由を説明できるようにすれば、５肢択一だけでな
く多肢択一、記述式の対策にもなります。解説が詳しいものの中から自分に合いそうなものを選べばそれでよいと思います。
私はＷセミナーの予想問題、ＬＥＣのウォーク問、法学検定試験３級・４級、辰巳の新司法試験用の肢別本を使用しました。
過去問は２月から３月、予想問題集は５月の連休明けから７月末まで、新司法試験の短答の問題集などは７
月以降に不定期で市販されます。購入後は出版社のホームページなどで修正点がないか確認しましょう（法改正があった場合に解答がかわることもあります）。
記述式問題がどうしても不安で予備校の直前講座等の利用を考えない場合には、
司法試験用の予備校本や、学者本（「司法試験 基本書」で検索すればいろいろ出てきます。）の巻末用語
索引を利用する方法もあります。
人によって、予備校本はそれぞれ使い勝手が、学者本は相性というか読みやすさといったものが違うので内
容を確認してから利用してください。
予備校本では、個人的には伊藤塾の試験対策講座シリーズが使いやすいように感じました。
学者本は、憲法新判例、民法家族法改正に対応したものがまだでていないので、しばらくは様子見がよいで
しょう。
