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ゴールキック時に選手が一箇所に固まる理由
- ゴールキック時に選手が一箇所に集まる理由について疑問に思っています。
- 高校サッカーでは特に全国クラスの強豪校ほど、この傾向が強く見られます。
- 一方、パントキック時はそうではないのはなぜでしょうか?ご経験者の方に教えていただきたいです。
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ゴールキックは、リスタートの一つであり、セットプレイと考えることができます。 しかし、特に育成年代のGKは、そのままサイドを割らないようにと ピッチあるいはフィールドの真ん中に蹴ってしまう傾向があります。 高校生レベルだと、プロのように飛距離が出ないため、落下点の範囲が想定しやすい、 そのため、「このあたり」と考えて相手も集中することが考えられます。 その一方で、レベルの高いチームは、戦術的な観点でGKに蹴らせます。 サイドを広く使うことが多い、リスタートのパターンが多い、などの理由で、 ご指摘のような一点集中はほぼ見られなくなります。 これに対し、パントキックする場面は、基本的にインプレイ中です。 敵は攻め込んできている状況な訳で、カウンターのチャンスでもあり、 アーリークロスの考え方のように、相手守備が整う前にボールを出せます。 ですので、必然的に「密集する前」にパントを蹴ることになると考えられます。 近年、GKは11番目のフィールダーという指導が成されています。 GKも手を使うだけのポジションではないという考え方ですね。 そんな中、パントキックはGKの特性を活かした格好の場ですので、 マイボールを活かすところにボールを出す(蹴る)のは必然だと思います。 もっと下の、U-9あたりでは、確かにエンドレスGKになってしまう場面があります。 あるいは最大のピンチ、疑似PK状態になることもしばしばです。 この場合、レフリーが「こどもたちを育成している」という観点から しっかり距離を取らせるなどの指導をすることも大会のオーガナイズ時点で 参加チームの共通理解としておくことである程度回避できると思います。
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- kkgateway
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高校サッカーよりもっと体格が劣る、技術的に低い、中学校や小学校のサッカーでは時に、ゴールキックは鬼門となります。まだキック力が無い子供も多いので、ゴールキックを蹴ってもすぐに相手に取られてしまい、失点につながるというケースですね。小さい子のサッカーだとゴールキックから抜けられないあり地獄みたいな状況に陥ることもあります。 ここで視点を変えて別の話。サッカーが11対11ではなく、もっと人数が少なかったらどうなると思いますか?あるいはもっと人数がたくさんいたらどうなるでしょう? 単純な話。サッカーが1対1ならば個人の能力がクローズアップされもっと点が入ります。派手な打ち合いになるでしょう。100対100ならば、個の能力が目立たなくなり、点はどんどん入りにくくなるでしょう。明らかに力の差があるチーム同士でも、ゴール前に守備の陣形を作れば引き分けに持ち込めるという戦術も、オープンスペースを消しているからなのです。 得点の多い少ないはオープンスペースがあるなしに大きく影響しています。オープンスペースがあることは、得点の増加の可能性があります。逆にオープンスペースが無い密集ばかりということは、得点が増加しにくい傾向にあります。 ゴールキックをみなが集まるところに蹴るというのは、敢えて言えばリスク管理。ゴールキックから出たボールが万が一、相手ボールになっても密集しているから、簡単には失点につながらないという状況を作り出しているのではないでしょうか? 質問の答えになっているでしょうか?
お礼
キック力や技術力の違いですか。おっしゃる通り、もっと小さい子供たちは大変でしょうね。 リスク管理という観点が密集を作り、逆に攻撃時(ボールを奪った側)にはオープンスペースを有効に使える、言わばサッカーのもっとも基本的な考え方が生み出したのかも知れませんね。 丁寧なご回答ありがとうございました。
お礼
なるほど、セットプレイとしてのゴールキックとインプレイ中の攻撃のバリエーションとしての(武器のひとつ)パントキックですか。 加えて、先の方のご指摘通り、体格差や技術力の違いが生み出した作戦(?)だったのですね。 「GKは11番目のフィールダー」ですか。いい言葉ですね。GKは守護神のイメージが強くて、攻撃に影響することはほとんど言われませんものね。 これからのオリンピック予選や代表戦ではそういう見方からも観戦できそうです。 丁寧なご回答ありがとうございました。