寄生虫というのは、寄生される特定の生物にとっては寄生虫ですが、他の生物にとってはただの生物です。
ゆえに、俗に寄生虫と呼ばれる生物を食べる生物は存在します。
魚やウミガメなどについている寄生虫を食べる、なんとかいう小さな蝦や、小さなホンソメワケベラなどは有名です。
ホンソメワケベラが特定のダンスをし始めると、大型の肉食魚やウミガメやマンボウなど種類を問わず、寄生された魚などがやってきて、じっと動かなくなったり、口を開けて中に出入りできるようにして、寄生虫をとってもらいます。
ホンソメワケベラはくっついた寄生虫を削り取りますが、蝦はつまんで剥がして食べるようです。
肉食魚類の口の中に入ったホンソメワケベラや蝦が食われるということはないようです(たまにはあるのかな?)
> 寄生虫が居なくなっても食物連鎖に問題ないんですか?
そういう生物にとっては、寄生虫がいなくなると、困ったことになるでしょうね。
自分たちの餌がなくなり、こんどは自分たちが餌と認識されてしまうわけですから。
しかし、現在すでに、寄生虫がいるおかげで、彼らは食べられることがなく、彼らは食物「連鎖」から外れています。
言い換えると、食物連鎖という観点から言えば、彼らはすでに存在していないのと同じですから、彼らが餌不足で絶滅しても、食物連鎖上は大した問題はないとも言えます。
他の寄生虫を食べる生物も同じような存在なのではないか、と推定しております。
お礼
寄生されていない生物にとっては寄生虫ってただの虫なんですね なるほどです。 ご回答ありがとうございました。