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日本の借金が問題ないという理由
日本の借金が問題ないという理由を教えてください。 結局どれくらいまでなら借金しても大丈夫なんですか?
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- phj
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問題がない、というのはちょっと問題があります(笑) ただし、ギリシャとは状況が違います。 「国債」というのは、債券という形で誰かにお金を出して買ってもらい、一定の期間でその買ってもらった債券の額面と金利の合計を支払うというものです。10年回り国債というと、10年後に購入した代金と利子が帰ってきます。 さて、問題なのは「利子」のほうです。利子の決定方法はいろいろな要素がありますが、原則的には「お金が返って来ない可能性のある借金は利子が高くなる」ということです。 たとえば普通の人が車を100万円で買うのにローンを組めば3%程度でも組めるのに、サラ金で100万借りようと思えば15%ぐらいかかるのと同じです。 車の場合は、最悪車を回収すれば費用をそこそこ回収できますが、お金を担保無しに貸すと帰ってこないリスクが大きくなるからです。 ギリシャの場合は、そもそも国家予算が赤字であり経常収支が赤字です。つまり国内でもお金を稼ぎ出すことが出来ない上に、自分の国に入ってくる貿易やその他(ギリシャの本社に入ってくる海外子会社の売り上げなど)の売り上げよりも、他国に支払う貿易やその他の支払額のほうが多いということです。家庭で言えば、給料よりも家計費が多い状態で、いくら工面しても赤字ということです。 こういう国が国債を発行しても、そもそも買い手がつきにくいのは分かると思います。ですので利子を上げて国債を発行していたのですが、そもそも自転車操業で今から10年ほど前の国債に支払いに今年の国債の売り上げで支払うような状態だったのです。 これではいつかは支払い能力がなくなり個人で言えば破産してしまいます。これをデフォルトと言っているのですが、ギリシャは政権交代して前政権が国家会計に不正をしていたので、今大騒ぎになっているのです。 日本は今のところ国家予算は赤字で、2011年は貿易収支が赤字になったものの経常収支は黒字です。 つまり、日本には(ここでの日本とは、政府だけでなく日本全体のことです)各国からお金が集まってきているということなのです。 それと日本の国債はほとんどが日本国内で購入されています。ギリシャのように外国人に買ってもらっているわけではないのです。 また日本は中国に抜かれたとはいえ、アメリカ国債の大量保有国でもあります。つまり日本国内にはかなりのお金があるのですが、税金で収支を取っている国家予算(一般会計)だけは大幅な赤字なのです(ただし、特別会計はものすごい黒字です) ですから前提として「日本の経常収支が黒字で、国内で国債を買ってくれる人がいるかぎり」日本政府が借金をしても大丈夫、と言えます。 しかし、何年にも渡って赤字国債を大量に発行し続け、そろそろ大量に返す時期になってきているのです。このときに、ギリシャのように赤字国債を発行して借金を返済するようになれば自転車操業に突入します。 これがうすうす見えてきて、なおかつ日本経済が復活する兆しがないことデフレで、発行したお金の負担が増えていることなどから、限界論が出てきているのです。 これらには両論あって「日本はギリシャと違うから大丈夫」という意見と「いやすでき危険水域に達してるので、何かあれば(未達といって発行した国債が売れ残るなど)一気にリスクが表面化する、という意見もあります。 どちらの意見も短期的(ここ1,2年かせいぜい5年程度)で大丈夫かダメか、ということを言っており、「大丈夫」という論者でも10年単位だと安全とはいえない、と言っているのです。 今のところ円高傾向や各種の指標を見ても日本国債は安全圏を維持しています。ですので差し迫った危機とはいえないと思いますが、たしかになにかあればすぐに悪くなってもおかしくない状態でもあります。 まだちょっとだけ手すりや道幅がひろい断崖絶壁の上を歩いており、石につまづいてよろけすぎたら落ちるかもしれない、という感じなのが日本国債の状況だと思います。
- mekuriya
- ベストアンサー率27% (1118/4052)
日本の借金が問題ないという理由は存在しません。問題が認識されていないだけです。全然大丈夫ではありません。国税収入は、国債費と地方交付税だけで費消されています。つまり国債を発行しないと公務員に払う給料がでないのです。どこの世界に借金して公務員を養っている国がありますか? 日本の他には欧州債務破綻危機のギリシャぐらいでしょう。ギリシャは電力料金に上乗せして、新税を徴収しようとしてますね。そうしないと借金の返済ができないのですね。日本人は狂ってます。全然大丈夫ではありません。
- fjdksla
- ベストアンサー率26% (1812/6770)
日本の借金は国内での借金です。 国が国民から借りています。 最悪の場合 借金棒引き法案を通せば、借金はなくなります。 貴方が借金して、破産したとします。 「借金の全額を返さなくても良い」「返せる一部でよい」と裁判で決まれば 少しだけ返せば借金はなくなります。 これと同じ事を国がやれば借金はなくなります。 他の国に迷惑をかける事も有りません。 日本は新たにスタート出来ます。 >どれくらいまでなら借金しても大丈夫なんですか? 日本国民の預金額ぐらいまででしょうか。 国民が国債を買える金額までです。
補足
借金棒引きされたら銀行に預けているお金が返ってこないのですか? 国民が国債を買える金額に迫ってきているという人もいますが結局どっちなんでしょう!?><
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補足
なるほど。 結局問題ないという意見も問題だという意見も極端なんですね。