それは簡単な話です。
太るのは食べ過ぎるからです。摂取カロリーが多過ぎるのですね。
まあ細かいことを言えば、運動含めた生活強度によるカロリー消費と比べて、ですが。
ただ、同じように動いていると、体重が重いほどカロリー消費も高くなるし、体重におおむね比例の基礎代謝もあがります。
そうして体重と共に上がってきた消費カロリーが摂取尾カロリーに釣り合うところまで、太るわけです。このカテではよく「食ったなりの体になる」なんて言ってます。
食べることは普通は快いことです。もちろん、体を大きくするのも大事な相撲取りでは泣きながら詰め込むこともありますが、それは例外です。
食いたいだけ食うというのは、快い以上は自然な人情です。
でも、それは太るということは事実です。これは嫌だ。
食いたいけど太りたくない、そういうジレンマです。感情の葛藤です。
そういうとき、「食べ過ぎじゃない、別の原因があるんですよ」と言ってくれる人がいたら、もしかすると本当はそれはおかしいと理性では分かっていても、溺れる者は藁をも掴む、もしかしたらそうかもしれないと思う。
すると、感情と理性の争いになります。
数々の心理実験から、理性は感情に勝てないと分かっています。
よほどに理性が記憶と一致協力できれば別ですが、それは基本から学んで、確かな事例を確認してるとかの条件が必須ですが、そこまではなかなか。
すると、感情が勝ちます、そうかもしれない、が、そうにちがいない、そうであるのが当然、と変わっていきます。
しかし、太っているという事実は変わりません。変わるような行動、つまり1日トータルの摂取カロリーは減ってないのですから。
すると、言い訳が変わってきます。たとえば、「頑張って夜食は食べてないから、ちゃんんとダイエットできている」がベースになって、「ダイエットしてるからこれくらいで済んでるんだ」とか「私は太りやすく痩せにくい『体質』なんだ」、果ては「世の中の痩せてる人は何かもっと凄い裏ワザを知っているんだ」「痩せてる人は異常なんだ」とかになってきます。
だって、手を変え品を変え、「夜食べると太る」とか、その他いろいろの総摂取カロリーという基本(欲求)を外して、言い分けの手掛かりをくれるんですから。
できるだけやましくないような、もっともらしそうな言訳があれば、言訳して、したい放題したい、それが人情という流されやすいものだということです。
「太ること」をもっと一般的に「嫌なこと」に置き換えても同じようなことですよ。つまり、なんであれジレンマがあれば、しんどいことをこなすより、言訳して楽したいわけです。
たとえば、テストの点数が良くなかったのは、勉強しなかったからじゃない、問題が意地悪だったからだ、とかね。
お礼
ではあながちガセでもないのですね。 ありがとうございます。