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「がれき」問題
東日本大震災によって発生した「がれき」についてずっと気になっており、質問させて頂きます。 ●現状 ●問題点 ●解決策 自分の考えお持ちの方いらっしゃいましたら、 お聞かせ願いたいです。 ・日本全国のさら地を合わせても足りない程の量なのか。 ・持ち主が分からないものの解決方法はないのか。 この2点も気になります。 宜しくお願いします。
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●現状 放射線量が極めて高い立ち入り禁止区域や、手のつけられない海底を除くと、ほとんどの瓦礫が撤去されてひとまとめに片づけられているが、主に津波被害の激しかった地区には、そうした瓦礫の巨大な山がいくつも、行くあてもないまま放置されている。東京都など一部の地域が受け入れている。ちなみに、東京都などは、貯蔵先が人の営みのある地域から遠く離れているなど、好条件が多い。 ●問題点 先述の撤去できない場所がある。最終処分地が決まらない。決まらないのは受け入れると言っている自治体が少ないから。受け入れると言えないのは、住民の反対などがあるから。住民の反対理由は主に、安心できる説明を行政側がしていないから。また、被災地外の自治体にしても、ただでさえ自分のところで出しているゴミを処分しきれないところが少なくない。 ●解決策 土地に余裕がない自治体は、受け入れ理由を住民にきちんと説明して納得してもらうべき。放射性物質のみならず、化学物質など、処分地の土壌や空気の汚染につながりかねない物に関して、安心できる説明を自治体側がして住民の理解を得るべき。現在の立ち入り禁止区域に最終処分場を設ける是非についても、すべての国民がもっと真剣に話し合うべき。瓦礫を単に埋めるのではなく、何かに活用できないかという点についても、もう少し議論があっていいはず。 ・日本全国のさら地を合わせても足りない程の量なのか。 さら地がそこまで足りないわけではありません。むしろ、さら地だからといって、検査不足の瓦礫を置いてもいいものかというのが問題です。 ・持ち主が分からないものの解決方法はないのか。 例えば、瓦礫と化した乗用車で持ち主がわからないものをどうするか、ということでしょうか。それは地道にやっています。11月にも積み上げられた廃車の中から遺体が発見された旨が遺族に伝えられましたし、船なども徐々に遠くの海に流れ着いて発見されています。時間はかかります。
お礼
分かり易く説明して頂き、ありがとうございます。 「がれきを活用する」という視点は全く浮かばなかったので新鮮でした。 ありがとうございます。