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誤嚥性肺炎で入院した祖父について
誤嚥性肺炎で緊急入院した祖父に関しての相談です。 86歳、夏頃までは元気だったのですが、9月以降ボロボロと色んなところにガタが来て、先日高熱が出て緊急入院しました。 食べ物も飲み物も嚥下出来ず、むせこむ日々が続いていたようです。そして誤嚥性肺炎に。 いま完全絶食6日目です。 私が相談したいことは、次の点です。 1.水を飲むにも、むせこむほどの嚥下障害、回復する可能性はあるのでしょうか。 2.食べ物を口から摂取することが不可能になった体は今後どうなるのでしょうか。 どんな回答でも励ましでもいいので、宜しくお願いします!
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- nabe710
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まず、奇跡と言うよりは単なる偶然でしかないかと思いますが、私も確かに「7月10日生まれ」です。 「どのようなことを言ってあげれば落ち着くのでしょうか。」についてですが、失礼ながら認知症の症状も出ていて、また高齢でもあり、「いって落ち着かせる理解力」も低下されているのかと思います。 たとえが変でしょうが、高い崖っぷちに立たされいくら「大丈夫、命綱が付いているから!」といっても高いところが怖い方にとってはやはり怖いです。 「言葉や理屈では大丈夫でも、感情は別」と言うことです。 お爺さまも、「どのようなことを言ってあげても」、住み慣れた我が家ではない、周囲には家族以外の他人が行き来している(看護婦さん、患者さん)、見回しても見知らぬ建物の一室、混乱し不安を感じられて当然です。 これはいくら説明し言い聞かせようとも、安心につながる物ではありません。 「とにかく不安、心配」なのであって、崖っぷちは崖っぷちです。 ご家族としてして差し上げられるのは、見慣れた頼れるご家族の姿、顔、声ではないでしょうか? 無理や困難はあるでしょうが、出来る限りご家族がそばに付いていてあげ、少しでも「見慣れる、見知らぬ」環境の中、安心できる条件を整えてあげることくらいしか思いつきません。
- nabe710
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介護の仕事をしています。 経験上の知っていることをお話しします。 1.について。 可能性としては回復することもあり得ますが、単なる内科的な病気、炎症やウイルスを退治するといった物ではなく、足腰が弱るのと同様に嚥下動作に使う筋力の低下、機能障害ですので、リハビリ・トレーニングをしないことには期待できません。弱った足腰が、いえ若い方でも運動選手がじっと安静を保っていても筋力は向上しませんよね? 嚥下、飲み込みの筋力を回復すべきリハビリは、物を飲み込む動作で行うには当然危険なばかりですので、呼吸、発生、舌やのど、唇の運動などで行いますが、これに限らずリハビリ成功の鍵はご本人がリハビリの意味、目的を理解し、意欲的に取り組まない限りは成果は期待できません。 おじいさまは高齢ですので、この辺の意味を理解することは出来ても、実際に毎日おもしろくもないリハビリに取り組み続ける意欲、気力も低下されているのでは? 専門家に判断を任せると同時に、ご家族の協力が欠かせません。任せきりではなく応援、励ましであっても十分効果をが得る可能性があります。 2.について。 シビアな現実のお話となります。 飲み込みが出来ないとしても、胃や腸の消化能力が残っているのであれば経管栄養といい、鼻から管を入れ胃や腸まで直接栄養食品を流し込み栄養を補給する方法が一つ。 これであっても毎日頻回に食物が流れ通過する管も食器ですので、汚れれば洗剤で洗うことも出来ず定期的に交換が必要となります。 その入れ替えの都度、鼻から管を入れられ、のど元で気管支の方に管を通さず食道に向けるために嚥下動作「はい、ゴクンして!」が毎回必要です。この嚥下能力が困難となればこの交換も出来ませんので断念せざるを得ません。 その場合、胃瘻(いろう)、腸瘻(ちょうろう)といいますが、手術でお腹に穴を開け、外側から直接チューブを胃や腸にまで挿入し栄養補給を行う手技もあります。 が、考えただけでも痛いですよね? 手術中は当然麻酔をしますが、その麻酔から覚めるための解毒作用も体の基本機能が整わないと働かず、麻酔も使用するにも体力が心配となれば実施できません。 これも断念となれば、あとは点滴での栄養補給しか残されません。 若い人だって病気になれば点滴はする。何も鼻から管を入れたり、お腹に穴を開けてまで管での補給にこだわらなくても最初から点滴すれば負担も危険もないのでは?と思われますか? 内臓の消化機能も嚥下機能も、長く使わねば衰え回復はしません。 消化する機能を維持するためには、安易に点滴には頼れないのです。 点滴でしか=口からの摂取・内臓での消化吸収を諦めるということになります。 励ましにならず申し訳ないのですが、これも「老い」の現実です。 目や耳にされる機会もなくご存じない情報ばかりでしょうが、こういった現実を抱えた方が病院や施設には多くあります。 こういった手技が気の毒、かわいそうなのではなく、こういった方法でしか命を長らえる方法がないほど「老いる」ことが気の毒、かわいそうなのであり、人はこうして命を最後まで全うするしかないのです。
お礼
nabe710さん、有り難うございました。丁寧に解説してくださり、家族にも全部話したりと、大変参考にさせて頂きました。 また、祖父の誕生日が7月10日ですので、710という数字を見て、奇跡だと感じてしまいました。 祖父は肺炎でまだ熱が上がり下がりしていることに加え、認知症の症状も日に日に悪化しています。 また肺癌の可能性もあるそうです。このままでは、リハビリの意図などとてもじゃないけど理解出来ないのではないかな、と思います。胃瘻は絶対しないと思います。 あと、病院を警察署だと思っているみたいで、すごく不安がっています。 どのようなことを言ってあげれば落ち着くのでしょうか。
お礼
再度のご回答、有り難うございます。心から感謝いたします。 そうですよね。見回しても知らない部屋と知らない看護師。そんな環境の変化のなかで、不安や恐怖を覚えるのは当然ですよね。 これからは言葉で示すよりも、病院に何度も足を運び、家族の存在で安心を取り戻してもらうようにします。 しかし仕事が終わってから病院に行くので、私も母も姉もおばあちゃんも1日1回40分程度の晩のお見舞いしか出来ていません。 母の姉は1時から5時くらいまでは病室で居てくれているようです。 少しでも長い時間、祖父といられるようにします。