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85歳祖父の肺炎による入院について
先月末に祖父が高熱をだし、肺炎と診断され入院しました。祖父は肺が片方しかなく、少しだけ残っている方の肺が炎症を起こしました。 食事はおかゆとおかずを食べていたのですが、先日いもをのどに詰まらせてしまい、絶飲食になって3日目です。痰の吸引や、点滴、手はミトンのようなもので巻かれており、見ているのがつらいです。 もともと貧血、痴呆の症状があり、外来で1週間から2週間に1回の輸血をしていましたが、今回の入院で輸血の効果があまり見られないことを別の医師(入院すると担当医が代わりました)に指摘され、調べてもらうと、食道からの出血と下血があることがわかりました。 様々な要因がからんでの入院ということは理解できるのですが、明らかに入院する前より、元気がありません。寝たきりにさせまいと排泄も手伝ってきたのに、入院したらあっさり寝たきりです。 祖父はこのまま悪くなる一方なのでしょうか。 家で見取ることは不可能でしょうか。
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ご心中お察しします。 のどに物を詰まらせての肺炎ですと「誤嚥性肺炎」ではありませんか? お年を召してくると飲み込むことがうまくいかなくなったり、 痰や唾液を飲み込むつもりで痰やそれについている雑菌が肺に入ってしまったりします。 お年寄りの肺炎の多くの原因です。 誤嚥性肺炎であるとしたら病状が落ち着くまでは絶飲食です。 飲み込むことで肺炎を悪化させてしまうからです。 おじい様の点滴は肩口、あるいは股関節から入っていませんでしょうか? それは1日分の栄養を24時間かけて心臓近くの太くて大きな血管に ゆっくりと入れているからです。 一日分のカロリーを確保するための栄養は点滴にするととても濃いので 腕などの血管を使うと血管の炎症を起こしてしまいます。 また出血、下血がある場合も絶飲食です。 消化管に傷がある、または荒れているから出血しているのです。 傷のある消化管を酷使していてはいつになっても傷は治りません。 環境の変化や不安などもあり御高齢でもあるので心配でしょうが 肺炎、出血下血の方の在宅看護は専門職の方がいないと 難しいと思います。 上記の理由で食べさせてあげられないので 在宅看護であろうとも24時間の点滴と必要時の痰の喀出、できなければ吸引(飲み込むと肺炎の悪化の恐れがあります)、 床ずれ防止の2~3時間ごとの体位交換は必須だからです。 一度入院してしまうとご家族が 「看病をしない」楽を覚えてしまい、なかなか退院を納得されない方も多い中、おやさしいご家族にかこまれてお幸せな方だと思います。 病院側には症状安定したら退院したい旨を伝えておかれるとよろしいと思います。 医者に言いにくければ看護師に遠慮なくお伝えください。 酷な言い方ですが、厚生省の方針のせいで 長期の入院はできにくいシステムが出来上がっています。 病院側も長期入院しないですむよう努力している面もあるのです。 一日も早いご回復をお祈りしています。
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- uskt
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お祖父様は、ご高齢ですし、気がかりですね。 病院に入院するということは、基本的に「病態を管理するため」です。ですから、問題となる症状を抑えることと、病状を好転させながら、管理しやすい方法で管理することになります。 そうなると、たとえば食べる気になったら介助して食べさせるとか、尿意を訴えたらお手洗いに連れて行くとか、そういうことはできません。ご飯の時間なので食べてください、便はおむつしておきます、というだけです。 ですから特にお年寄りの場合、病院に入ると生活ペースが完全に崩れ、病状が進行するということは、よくあります。 もし可能であれば、家族の方がつきそって、家に居たときと同様の介護をすることが望ましいですが、病院によってはそういうことを認めていないところも多いので、難しいかもしれません。 詳細は担当の医師の方に判断を仰ぐしかありませんが、内臓からの出欠などがある場合は、組織全体が弱っていることが多く、入院で積極的な改善というのは、あまり期待できない場合もあります。 ご本人が望んでいて、ご家族にも看る余裕があり、毎日医師の診察が受けられるなら(急変に備えるため)、家に引き取ってもいいかもしれませんね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 たった2週間で完全に寝たきりになってしまった祖父を認められず、看護士や医師を攻めるような大人気ない態度をとってしまったこともあり、反省しています。 確かに祖父は体の全ての機能が衰えてしまい、今後良くなるのかどうか全くわかりません。回復する望みを捨てず、できることなら家に引き取りたいという気持ちを持ち続けていきたいと思っています。 丁寧なご回答にとても勇気づけられました。本当にありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 祖父は現在も絶飲食で、意識はあるのですが会話もままならない状態です。ご回答の通り、24時間の点滴や痰の吸引、体位交換をしながら様子をみている、という状況で、1日の中でも意識や反応が変化し一喜一憂しております。 ただ、同じ病室の方々は長い間肺炎を患っておられるので、付き添いの家族の方に励まされ、焦らず、じっくり向き合っていこうという気持ちになってきました。 丁寧なご回答をいただき、ありがとうございました。これからも家族、親族全体で祖父を看病していきます。