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2011年に読んだ本のベスト3
皆さんが2011年に読んだ本の中でベスト3を教えてください。 出版年は古くても今年読んだのであればOKです。できれば漫画以外で。 ちなみに私は 『廃用身』 久坂部羊 『破裂』 久坂部羊 『フロー体験 喜びの現象学』 M. チクセントミハイ です。 お手数でなければ、どんなところが良かったのか簡単にでも書いていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
世界の多様性 エマニュエル-トッド 世界観がちょっとかわった ローマ人の物語 塩野七生 最後まで文庫が出て、やっとおわったというか、、、、 さらば愛しいひと チャンドラー/村上春樹 清水訳と違う世界でこれもいいものです
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- zephyrus
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気ままに回答させてもらいます。 ◇『ききみみはひだり耳』石川美南 若き歌人がエッセイ風に現代短歌を紹介したもの。手元のメモを見ると文芸雑誌『すばる』に2008年5月号から2010年10月号にわたって連載。思い出したときに何号かづつ読み、選ばれる短歌や歌人や、もちろん作者のしなやかな感性を愉しんでいました。 こういうものは売れる見込みがつかないためか、実はいまだ本になっていません。本をとおっしゃるご質問に、反則を承知でご紹介(爆) ◇『○○市史』 足元の歴史、地方史です。「○○」のところは、秋田とか長野とか熊本とか市(都道府県や郡町村)名を入れていただくことで一般的になると思います。当方の所在は地方の小都市に過ぎませんが、縄文の時代に遡る歴史があるためか、全七冊に及ぶ大部、とても精読したとは申せないながら、いま住んでいる土地に対して大いに蒙を啓かれました。 いわば、ここに一本のタンポポが咲いているとして、その背景をなす土手、川、もっと背後にある山、町並み、空までが見渡せるような感じになり、時間空間の広がりをもって一本のタンポポを眺めることができそうです。 大震災・津波・原発事故に見舞われた東北の人々の驚くべき上質の精神に触発されて、この読書は発見されました。遅れに遅れている被災地の一刻も早い復旧を切願してやみません。 ◇『紫苑物語』石川淳 半年にわたり、あれこれ読み返したなかでも興味深かったのが、昭和31年に発表されたこの中編小説。 物語の終わりに際しての次の文、「風に猛り、雨にしめり、音はおそろしく、またかなしく、緩急のしらべおのづからととのつて、そこに歌を発した。なにをうたふとも知れず、余韻は夜もすがらひとのこころを打つた。」この歌は終末の歌であり、と同時に原初の歌のようでもあります。 来たる2012年は今年にもまして変動の年となるであろうと早くから予測されています。政治的にも経済的にも世界はアナーキーへ向かってまっしぐらです。
お礼
歌に地方史、私には殆ど縁のないジャンルなので興味深く拝見しました。 >いわば、ここに一本のタンポポが咲いているとして、 >その背景をなす土手、川、もっと背後にある山、町並み、 >空までが見渡せるような感じになり、 >時間空間の広がりをもって一本のタンポポを眺めることができそうです。 ステキですね。 確かに地元の歴史などは調べてみると面白いかもしれませんよね。 ご回答、ありがとうございました。
- aoisekko
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大学生なのですが、私のベスト3は (1)『単純な脳、複雑な「私」』池谷裕二 (2)『生きることば あなたへ』瀬戸内寂聴 (3)『謎解きはディナーのあとで』東川 篤哉 です。 乱読なので、まとまりがないですが…。。
お礼
『単純な脳、複雑な「私」』、池谷さんの本ですね! ちなみに私は彼のファンなんです(笑) おぉ!瀬戸内寂聴さん。 彼女の本は興味があっても読んだことがなかったんですよね。 元気がもらえそうな感じの本なので、さっそく2012年の初めに読んでみることにします。 ご回答、ありがとうございました。
- Ae610
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No.1 = 「マイケル・ファラデー」 J.M.トーマス著(千原秀昭・黒田玲子訳)東京化学同人 No.2 = 「特攻 絶望の海へ出撃せよ」渡辺大助著 新人物文庫 No.3 = 「数学の学び方」彌永昌吉著 ちくま学芸文庫 特にNo.1はどうしても読んでみたいと思っていた科学者 M.ファラデー の業績(・・のほんの一部分!)に関する著述ではあるが、大変興味深く読み進める事が出来た!! ファラデーの弛まぬ探求心と実験から裏付けられた結論とそれに至る考え方などが述べられていたりしてとても有意義な本であった。
お礼
回答者さまには、以前も私の質問にご回答いただきまして、その時にもファラデーの1冊をお気に入りだとおっしゃってました。 尊敬していらっしゃるのでしょうね。 『特攻 絶望の海へ出撃せよ』は、私も読んでみたいです。 ご回答、ありがとうございました。
- MS-05RR
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30代既婚男性です。 私の2011年のベスト3は 「永遠の0」百田 尚樹 「妖怪アパート」シリーズ 香月 日輪 「秘密」 東野 圭吾 の3つです。 ・永遠の0 零戦のこと、戦争のこと、まったく興味も無く、 ただただ古本屋で105円で売られていたので買ってみただけでした。 読み始めると、どんどんのめりこんでしまい、途中何度も涙を流し、 読み終えた後、「あぁ、死んだじいちゃんに戦争のときの話を聞いておくべきだった」と 当分、涙が止まりませんでした。 10代20代の若い世代に、ぜひ読んでもらいたい。 ・妖怪アパートシリーズ あのアパートに住んでみたい!! ホラー映画とか、まったく見れないタイプだけど、あのコミカルな妖怪たちに触れてみたい!! ・秘密 今年に入って、東野圭吾の作品を読み始め、10冊位読んだが、 この作品だけは、なぜか別格だった。 読み終えた後、映画もドラマも見てしまうほどのはまりようだった。 同じ父親としての目線で見てしまったからだろうか。。。 原作、映画、ドラマ、どれを見てても、「平ちゃん(T_T)」となってしまったw 以上です。
お礼
『永遠の0』のamazonの評価がすごいことになっていますね。 331件のレビューで☆4つ以上というのは驚異的な評価ですよ。私は未読なので興味がわきました。 東野さんは外れもありますが、人間の悲哀を表現するのを得意とし、胸をえぐられるような何とも言えない素晴らしい作品も多いです。 『秘密』もその素晴らしい作品の一つですよね。 他には『手紙』『容疑者Xの献身』この二つもそんな特徴が色濃い作品です。 機会があれば是非。 ご回答、ありがとうございました。
- FEX2053
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私はどうしてもラノベに偏ってしまいますので、 シリーズものの1冊になっちゃうんですけどね。 でも、なるべく「1冊」だけで読める本という条件で ふるいにかけるとすると。 まずは「東雲侑子は短編小説をあいしている」 http://www.amazon.co.jp/dp/4047275220/ これ、本来は「ラノベ」じゃないですよ。ちゃんとした 「文芸作品」として評価すべき小説です。ハッキリ 言って主人公がうだうだしているだけで何も起きない 小説ですが、心理描写が見事で読後感が良いです。 Amazonでは評価が低いですが、これは多分ラノベ 読みの人が来ているからで、新聞の書評欄の担当 だと高く評価すると思います。そういう小説ですよ。 ちょっと反則ですが「とある飛空士への追憶」 http://www.amazon.co.jp/dp/4093863091/ 実は去年読み飛ばして、今年になって映画を見て 再度「新書版」の方を買った本なんです。手元に 置きたくなったんですね。王道の恋愛小説ですが 戦闘シーンの描写も悪くなく、ラノベとして非常に 出来が良いです。ラストシーンが最高なのですが、 映画のソレには不満があったので、是非「絵の無い」 新書版で想像してみてください。ちなみに映画は 全くお勧めしません(苦笑) シリーズ最終巻ですが「狼と香辛料(17)」 http://www.amazon.co.jp/dp/4048706853/ 今年は、シリーズものの素晴らしい作品がいくつか 最終巻を迎えたという点で特筆すべき年ですが、 中でもこれは前巻(16)での「話の終わり方が実に きれい」な点で感動しました。17巻は「後日談」で 大概そういうのは「読者の期待を裏切る」ことが多い んですが、これは全く逆、16巻の終わり方を踏まえた 実に美しい「アンコール」になっています。17巻の 2話目最後の絵は感動的ですよ。
お礼
ライトノベルって読んだことがないです。 定義も良く分かっていなかったり(苦笑) ラノベでも、その辺の小説より良い作品があるらしいですね。 文芸作品として評価すべき小説だとおっしゃるのも分かる気がします。 ご回答を読んでいて、この頃は恋愛ものの作品に全く触れていないことに気がつきました。 たまには恋の行方にドキドキしたりも必要なんじゃないかと思えてきました(笑) ご回答、ありがとうございました。
すみません。 追記です。 良かったところを飛ばしていました。 『ガリレオ』シリーズはドラマや映画にもなりましたね。 3作目まではドラマや映画にも登場した内海薫(柴咲コウさん)は 登場せず、ドラマの1話で本庁へ栄転した草薙刑事(北村一輝さん)と 湯川学(福山雅治さん)の掛け合いです。 非常に読みやすかったです。 『古畑任三郎』 これは古畑任三郎シリーズの1番最初の 『警部補古畑任三郎』のドラマ放送後に三谷幸喜さんが 小説化した物です。 残念ながら西村雅彦さんが演じた今泉刑事は登場しません。 古畑さん1人で解決するので、ドラマと同じ解決をしたり、 ドラマとは異なる解決をしたりします。 小説自体もそんなに厚くないので、読みやすかったです。 『信長協奏曲』(のぶながコンツェルト) 月刊少年サンデーに連載中の漫画です。 ちゃんと歴史的な裏付けもあって、『歴史漫画ぽい漫画』とは違います。
お礼
ガリレオシリーズは私も大好きです。 東野さんは読みやすいですよね。 文章は文学的とは言い難いのかもしれませんが、展開で魅せる技をお持ちで読者を「やられた!」と唸らせることができる作家さんだと思います。 外れもありますけどね(苦笑) 『信長協奏曲』、amazonの「なか見!検索」でちょっと内容を見てみました。 「体の具合がよくなった途端、頭の具合がわるくなった」(P19) という部分、面白かったです(笑) 設定もあながちフィクションとは言いきれないのかもしれない、なんて思ってしまいました。 ご回答、ありがとうございました。
・小説『ガリレオ』シリーズ ・小説『古畑任三郎』 ・漫画『信長協奏曲』 (のぶながコンツェルト)
お礼
お礼は追記頂いたほうへ書き込みしています。
お礼
『世界の多様性』これは面白そうです。 amazonのtomomoriさんのレビューによると、 「本書は政治学を「無力」な「夢見る学問」と言い放ち、政治学者を夢遊病者のようだと言います」とあります。 大好きですこういうの(笑) 是非読んでみたいと思った1冊でした。 『ローマ人の物語』は、私は3冊読んだ時点で断念しました(苦笑) 全巻を読破されたとは凄い!尊敬します。 ご回答、ありがとうございました。