お礼、ありがとうございます。
補足します。
「硝酸」は、ホウレンソウ、シュンギク、サラダ菜、
チンゲン菜、コマツナ、セロリ、赤カブの葉などに
多く含まれています。
さて、その取り除き方ですが、水に溶けやすいので、ひとつまみの塩を入れたたっぷりの湯で1分以上ゆがいて、流水にさらせば、半分以上減ります。
注意が必要なのは、電子レンジで作ったホウレンソウのおひたしは、硝酸のかたまりを食べているようなものです。
まさに亭主を早死にさせる料理法です。(これを知ったppooooさんが主婦でない事を祈ります。)
炒め物にしたときは、生命が惜しかったら、汁は出来るだけ食べないようにしましょう。
そして、ホウレンソウやサラダ菜は、なるべくなら生で食べるのは避けて、どうしてもというのなら熱湯をかけるか、比較的含有量の少ない旬の時期の露地物を選びたいものです。
序でに他の成分も、
「シュウ酸」は有機酸の1種です。
ホウレンソウ、コマツナ、シュンギク、ナノハナなどの青菜類や、フキ、ワラビ、ゼンマイ、ウドなどの山菜類に多く含まれています。
アク抜きは硝酸と同じで、たっぷりの湯でゆがいて流水にさらすとかなり取り除く事が出来ます。
「アルカロイド系」
フキ、フキノトウ、シソなどに含まれます。アスパラガスやキュウリにも微量に含まれています。
塩基性、アルカリ性の毒で、塩をひとつまみ入れてゆでたり、同じアルカリ性の灰汁(アク)や重曹を入れてゆでると良いです。
余談ですが、アルカロイドは植物塩基ともいい、しばしば猛毒な含窒素、強塩基性物質を指して言います。
「配糖体類」
大豆、小豆、インゲンなどの豆類に含まれているのは、この一種のサポニンです。
サポニンは油類を乳濁化する作用があるので、洗浄剤として用いられます。
一方で、粘膜を刺激し、くしゃみを起こさせ、催涙させる作用もあります。
ゆでるとほぼ取り除けます。
「ポリフェノール類」
ジャガイモ、サツマイモ、ヤマイモ、レンコン、ウド、ゴボウなどに含まれるクロロゲン酸はこの一種です。
空気中で酵化反応を起こし、黒ずみ(褐変)の原因となるのです。
皮を剥いたり、切ったジャガイモやナガイモを放置しておくと、黒ずんでしまうのはこのためです。
酵化反応を妨げるためには、酸が有効です。
切ったり、皮を剥いたら、薄い酢水につけておくと褐変が防げます。
ベンゼン核やナフタリン環にOH基が2個以上ついたものをポリフェノールといい、多数の化合物が含まれます。
「タンニン」
カキの渋みの正体はこれです。豆類にも含まれます。
発ガン抑制効果もあるとされています。
渋ガキはアルコールにつけるか、干すと渋みは抜けます。
タンニンは植物界に広く存在しますが、一定の化合物ではなく、ある特徴をもった物質の総称をそう呼びます。
渋味を持っているので判り易いです。
こんなところでしょうか?
#2の回答に、これらの説明もと思いましたが、書き込んでる途中で長くなるので省いてしまいました。
申し訳無かったです。
お礼
たいへん詳しく説明していただきありがとうございました。