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ブータン
近代化真っ最中のブータンは、 幸福度を測る物差しが変ってしまうのでしょうか。 GNHという思想は、変わってしまうのでしょうか。 TVとインターネットを解禁すれば、GNHが崩れることなど分っているはずなのに、 報じられている幸福は、まさに 過度期なのでしょうか?
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1つ大事な事は、GNHとは「幸福と感じている状態」ではなく、 政府の施策において、経済指標や物質的指標によって評価 するのではなく、「精神的充足感の増進を指標とする」事です。 ヒマラヤ山中のブータンが鎖国を解き、本格的に国際交流を 始めた1980年代には、既に西欧諸国を中心として追求されて きた“経済指標に基づく施策による物質的豊かさ”は破綻して おり、それを横目に見ていた先代国王が提唱したものです。 「情報化する事で崩れる」どころか、情報化によってもたらさ れたのです。 ちなみに、インターネットは電話回線の敷設が困難ゆえ、ここ 10年の普及ですが、TVは僕が協力隊で行ってた20年前でも、 アンテナを立てて衛星放送を受信していました(中曽根首相 が国会で居眠りしているのを笑われて恥をかいたものです)。 この点、国家が情報コントロールし、国民を抑圧していた東側 とは異なります。 ブータンのGNHの秘密は、国民の9割以上が農民で、衣服 も自分で織り、住宅は村人がみんなで建てる、という衣食住 が自給自足されている事と、工業化しようにも中国とインドと いう広大な保護貿易的な国に挟まれて、不可能な事によります。
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- hekiyu
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だと思います。 アフリカなどは、賢明に働かなくても食えるような 環境がありますから、皆それなりに、誇りとゆとり を持って生活していたのです。 事実、かつての住民は、皆口を揃えて、満ち足りている と答えていました。 そこへ欧米の近代化の波が押し寄せてきました。 そうしたら、彼らは口を揃えて、苦しい、援助を と言い出したのです。 日本もしかりです。 現代に較べれば貧しかったかもしれませんが、皆 それなりに平和にやってきたのに、やはり欧米近代化の 波に洗われ、金儲け第一主義に堕ちてしまいました。 ブータンとて例外ではないでしょう。 人間、欲望には勝てないのです。
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やはりそうですか。ブータンは宗教にでも守られているのかなと、 希望の星と願いたかったので、残念です。 物欲=幸福 ではない!とみーーんなもう分かっていて、なーーんでできないんだろ?? (それは、企業が有るからよ。) 「スマホ持ってるでしょ、じゃ、しあわせだねあなた「って訳ないのに…。 脳が変わらなくちゃだめですね。・・
お礼
元協力隊員さんとはびっくりいたしました! なるほど。経済の発達しずらい環境下が、よくいえばナチュラルで幸福、 悪く言えば発展の遅れにつながっているんですね。