まず中国語の源言葉の意味を整理してみると、より解りやすくなると思いました(私は以下のように解釈して今日までやってきましたが・・・)。
小吃:
分量が少なく価格が安い食品の総称で、元宵・粽子・餃子などがあります。西洋料理の前菜・冷菜・オードブルを言うこともあります。またはレストランのTable Full Set料理のように大袈裟な食品ではなくて一品料理(野菜盛り付け・鳥の唐揚げ・酢豚・肉団子・肉あんかけ炒め・北京ダック・目玉焼きシューマイ・焼き飯などの単品)を言います。
点心:
とりあえず空腹を癒すための少量の食品で、麺類や菓子ケーキ類(油条・饅頭・包子・中国カステラ・月餅など)の軽食です。またはデザートや料理の中間に出される軽い箸休めの為のツマミ物類(エビ・ギョーザ・ワンタンなど)です。
飲茶:
本来の意はお茶を飲むことです。広東香港地方などの方言においては、お茶を飲みながら各種の点心を食べることを言います。
広東語発音はyem caヤムチャ。
さてご質問内容です;疑問の意味はよ~く解ります。
>どういうものが該当すると思いますか?
広義的には、たこやき、たいやき、おでん・・・アンパン・・餡蜜・ポテトチップス・煎餅・御新香漬け・海苔などを含めても良いんではないでしょうか。
中国人に現物を見せて食べ方を教えてあげれば、異文化の元ではきっと'な~るほど'と了解してくれると思いますよ。
>日本に、中国の小吃文化みたいなものは存在するのでしょうか?
上述の通り、'飲茶同様'の習慣は日本にも古来からあったことが理解されると思います。現代でもお茶を飲みながら簡単な食べ物をひたすら食べながらTV見たり、おしゃべりに花が咲くでしょう。
'習慣'になっちゃった人もいますよね。小吃・点心をとっても、お萩・羊羹・肉団子・饅頭・おつくり・沢庵・梅干・・・などなどが相当しますよね。
中国人が来日して、einstein-setさんから教わって、'いやぁ全く違うよ'とは怒らないし言わないと思います。きっときっと理解してくれると思います。
>海外から入って根付いたものも、日本の小吃と言えるの・・
上述の小吃でも触れたように、'中国人'も西洋料理の前菜などを'小吃'と称するぐらいだから、お答えはYesと思います。クレープ、ケーキ、中華点心・パスタ・チーズ盛り合わせ・ショートカットケーキ・シューマイ・シューアラクレム・フォアグラ・カヴィア・・・みんな含めてもよいのではないかと個人的に思いました。
日本人はほんとに何でも食べちゃいますね。
以上の私の考察も仲間に入れてもらえれば幸いです。
アレッ、お腹がグーって鳴っちゃいましたよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 tennnouさんのご回答はいつもほぉ~っと感心しながら見させていただいてます。(中国語系の質問の回答をよくされてますよね?) 中国のいろいろな文化を、日本に置き換えて考えるとき、いつも今回のような壁にぶち当たります。 日本ではもう変わってしまっていたり、定義が曖昧になってしまっていたりで・・・ 参考にさせていただきます(^-^)