生体は水で満たされていますが、グルコースは水に溶けやすく、低分子なので生体構造を通過しやすいです。またその影響で濃度が高まると浸透圧が高まり細胞に障害を与えます。
つまり、貯蔵しにくいのです。すぐに体液に溶け込み、拡散であちこちに移動してしまいます。
グリコーゲンはグルコースを多数結合した巨大分子なので水に溶けにくく移動しにくく浸透圧への影響もあまりありません。
なので肝臓や筋肉ではグルコースをグリコーゲンに変えて保存するのです。
ちなみに植物がグルコースをデンプンに変えて保管するのも同じ理由ですね。
巨大分子としてまとめておくほうが物理的にも化学的にも安定するんです。
たくさんのボールを倉庫に保管する時はバラバラのまま置いておくより、カゴなどに詰めて一塊にした方がつめこみやすいと思いませんか。
お礼
回答ありがとうございます。