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グルコースとグリコーゲンの違いは何ですか?
グルコースとグリコーゲンの違いはあるのでしょうか?私は糖が血液にいる間はグルコースで、糖が筋に入るとグリコーゲンに変わるという解釈をしています。具体的な違いを教えて頂ければ幸いです。
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植物は光合成などによりグルコースを合成しますが、人間や動物はグルコースの形のままで体内に貯蓄される事はほとんどありません。グルコースのままではかさばるからだと思います。たいていは脂肪や、筋肉や肝臓に貯えられるグリコーゲンの形で存在します。グルコースは糖を構成する基本的な単位であり、グルコースが何個もつながったものがグリコーゲンです。グリコーゲンはグルコースが何個も連なり、更に枝分かれして、大変貯蓄に適した形となっています。 糖をエネルギーに変える反応には、無酸素時に糖を分解する解糖系と、有酸素時に糖からできたピルビン酸を分解するTCA回路というものが存在します。人間でマラソンなどをするときは、はじめの7分くらい(はっきり覚えていないのでこの7分という時間には誤りがあるかもしれません)は、無機状態で糖を分解しますが、有酸素時にはTCA回路が主に働きます。 この有酸素時に筋肉にどれだけグリコーゲンが蓄えられているかで、運動の持久力も変わったりします。 以下のURLはとてもわかりやすく生化学が説明されています。どうぞ勉強してみてください。
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- harukamei
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グリコーゲンはグルコースの重合体です。要するにグルコースは単糖類ですが、それが重合したもので、一般的には高次多糖類と呼ばれています。そして、直接エネルギーの源となるのはグルコースです。グリコーゲンは筋肉とか肝臓に蓄えられているのです。そして、生物体が活動する時はエネルギーが必要となりますので、グリコーゲンが分解して、グルコースとなりエネルギー源となるのです。ですから、大まかに言えば糖が筋とか肝臓に入るとグリコーゲンという形になるし、血液中のときはグルコースになるというのは当たっていると思います。もっとも、厳密に言うと、必ずしもそうではないのですが、それを説明するとなるとクレブス回路とかエネルギー代謝の説明をしなければなりませんのでここではスペースの関係もありますので、省略します。
補足
わかりやすい説明ありがとうございました。もし可能であれば、そのクレブス回路とエネルギー代謝も教えて頂けないでしょうか?