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石橋
石橋が日本に取り入れられたのはいつごろなんでしょうか。 明治の文明開化のときですか?
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http://www.kajima.co.jp/gallery/const_museum/hashi/history/01/main1.html#010 ・日本に伝わった石造りアーチ橋の技術 木の橋が中心の日本で、江戸時代に石造りアーチ橋の技術が日本に伝わり、九州でこの石の橋が多く造られました。 この技術の伝播のルートには、三つのルートがあります。中国から長崎へ・長崎の出島にきていたオランダ人から・中国から沖縄経由で鹿児島へ、という三つのルートです。 長崎眼鏡橋 中国から伝わった技術を元に作られたのは、長崎で最初の石造りアーチ橋である長崎眼鏡橋です。 この橋は、1643年(寛永20年)中国から渡来して興福寺2代目の住職となった如定(にょじょう)が、中国の石橋の技術を使って架けた橋です。これに、オランダ人からアーチの技術を習得した末次平蔵一族も加わって長崎の中島川には20の石橋が架けられたそうです。 この末次一族が秘伝として橋造りの技術を伝承し、諫早の眼鏡橋、熊本県矢部の通 潤橋などをつくります。(この3つの橋は共に国の重要文化財) 通潤橋 中でも通潤橋は、谷に囲まれて米がとれなかった矢部地方に水を送るために架けられた日本では珍しい水道橋で、サイフォンの原理を応用して水を送るようになっています。毎年、橋の中央にある樫の木の栓を抜いて、水道にたまった土砂とともに水を抜く行事があり、観光客が多く訪れています。 本州各地でこのタイプの橋が架けられるようになるのは明治から昭和にかけてです。中でも有名なのは東京の二重橋、日本橋、大阪の心斎橋です。 現存する日本最古の石造りアーチ橋 沖縄には、「天女橋」という日本最古の石造りアーチ橋が残っています。(1502年、重要文化財) この橋は、沖縄・那覇市の円覚寺総門前の円鑑池の中にある弁財天堂に架けられた、橋長9.4m・幅3mの小さな橋です。弁財天堂は、尚真王時代の1502年に、朝鮮から贈られた経典を収納するため建立されました。天女橋はそれへ渡る橋として架けられたのです。
お礼
そうなんだ !! と知らないことばかりです。 詳しい説明をありがとうございます ! 勉強になりました。 石橋にもいろいろあるんですね~。