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線材の超伝導材料の作製方法について教えてください
ビスマス系複合酸化物の超電導線材を得るため、銀パイプに詰めて 塑性加工して、これを焼結して超電導線材を得ることがあるようですが 何故銀パイプを使用するのでしょうか? 腐食の問題もあるかもしれませんが 銅パイプなどでもよいかと良いのでは 無いか?と考えられますが 銀パイプが使われる理由の情報を頂ければと 思います。
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- camesh
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回答No.1
Bi系酸化物超電導体は最適な生成温度範囲が約2℃で非超電導相が形成されやすい物です。 しかもこの酸化物は他の金属元素と反応しやすい性質を持っています。 なので、せっかく苦労して超電導相の割合を高めたのにシースに下手な素材を用いてしまうと 生成した超電導相が非超電導相に変化してしまいます。 このような事態を避けるためにBi系酸化物との反応性が低いシース素材を探したところ、 純Agならば問題ないことが分かったのでAgが主に使われているわけです。 おそらく現在でも代わりになり得る素材は見つかっておらず、 僅かにAuが添加できるようになった程度ではないでしょうか。