渋谷のDJポリスに警視総監賞っておかしくね?
サッカーW杯出場を決めた夜、渋谷のスクランブル交差点での若者たちの狂乱を防ぐためにスクランブル交差点の斜め方向の横断を封鎖した際、群衆を鎮めるために現場での誘導アナウンスをした警察官に対して、警視総監賞を贈ることが決まったそうです。
あれ? なんか、おかしくね?
警視総監賞というのが警察内部でどれだけ価値のある賞なのか、広報車の上に立つ警察官と横断歩道に一列に並んで人の壁を作った警察官と、どれだけ階級に差があるのか知りませんが、DJポリス(というニックネームがついたそうだが)彼一人の努力のみで渋谷の狂乱を防げたのだろうか?
他に任務の遂行に努力した警察官は一人もいなかったのだろうか?
いや、他の警察官だっておのおのの持ち場で最大限の努力をしたはずであろう。
そしてそれは公務員として当然のことである。
ならば、DJポリスがしたことも、また「公務員として当然のこと」であり、何が表彰の対象と成り得るのであろうか?
またけが人は一人もいないかった、とのことであるが、何人か騒いだ若者が警察官に取り押さえられる様子もあり、擦過傷の一つも負った者は居たはず。
何か警察側は
「今回の渋谷での狂乱鎮静は完璧に警察側の勝利であり、それはDJポリス一人の活躍によるものである」
と言いたげに思えてしまうのだが。
DJポリスの彼一人を警視総監賞なる賞(価値は知らんが、たぶん警察官人生で一生に一度、あるかないか程度の価値ある賞ではあろう。少なくとも署長賞よりは遥かに格上だろう)を授与する、というのは、それこそ
「オーストラリア戦でPKを決めた本田選手のみが優秀選手、サッカー界の功労者であり、
他の選手、コーチは全員カス」
と言っているに等しいのではないだろうか?
目立った手柄を立てた物だけが賞賛される人物である、という評価基準、お手盛りの表彰でいいのだろうか?
民間企業なら社長の気分一つで社員の評価を勝手にしても構わないだろうが、警察は税金で運営されている公的機関なので、
「DJポリスに警視総監賞」
には私は違和感を持つのだが、こう思うのは私一人のみだろうか?
ケーサツに詳しい方、お願いします。
お礼
ありがとうございます!