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水素ロータリーエンジンの将来性
ロータリーエンジンの研究・開発は今後も継続するようですが、 水素ロータリーエンジンはハイブリッドエンジンを越えることはできないのでしょうか? エコカーとしての将来性と本格的な実用化を大いに期待していただけに本当に残念です。 排気ガスを一切排出しない究極の環境車になる可能性を秘めているのに・・・・ 一番の課題は、やはり水素ステーションの設置と拡充でしょうか? 皆さんは、どうお考えですか?
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- akadonta
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既に出ている通り、インフラの問題もありますが、排気ガスを一切出さないという言い方は誤解を招くので注意が必要です。 水素を燃料とする場合でも、空気と混合させて高温のガスを発生させる以上、空気中の窒素と酸素が結びついて窒素酸化物が発生します。 通常のガソリンエンジンの場合は三元触媒を用いて炭化水素や一酸化炭素の酸化と窒素酸化物の還元を同時に行えますが、水素エンジンの場合はNOx専用の還元触媒が必要となります。 また、水素を燃料とする場合には水素脆化という問題があり、高い応力に晒される内燃機関の金属部品がロケットのような短時間ならいざ知らず、数年~10年もの間耐えられるかどうか分かりません。 これも既出ではありますが、タンクの安全性も残された重要な課題です。 インフラ以前に未だ問題は山積みかと思います。 現実問題として、現在の工業的な水素の製造方法ですが、天然ガスなどを反応させて生成していますので、水素を使用すること=炭酸ガスを放出することですので、一切エコではありません。 将来的に太陽エネルギーなどから得られる電気エネルギーで海水を電気分解して、水素を得ることが容易になったとしても、その頃の蓄電効率と水素の精製効率に加えてインフラや安全性等を含めた上で天秤に掛けて、蓄電池か水素備蓄かに別れていくと思われます。
- fxq11011
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水素を水素ガスの状態で使用するには、水素爆発の可能性を完全に防げないのが一番の問題。 福島原発の水素爆発でもそうですね、報道では水素がどこから漏れて建屋にたまったのかほとんど報道がなかったように思います。 水素は原子の大きさが小さいため、密閉したはずであっても、簡単に通り抜けます。 ステーションよりも、燃料タンクの安全性確保の方が困難なのでは・・・・。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- mimazoku_2
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水素エンジンの魅力は、排出される物質が「水」であることですね。 あと、ガスの補給も、現在のガソリンと変わりなく、使用者に無用の混乱を避ける事が出来ます。 (いつも通りにスタンドで「水素満タン」と言えばいい) 電気自動車は、充電インフラの問題がありますし、エネルギー補給時にいくら急速充電を行っても、ガソリン車の様な短時間で、補充することは難しいです。 ハイブリッドの場合は、この問題はクリアされているので、問題ありません。 水素エンジンの課題は、量産型エンジンの登場と、水素ステーションの設置でしょうね。 あと、従業員の危険物の取り扱いの教育でしょうね。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- chiha2525
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水素ロータリーエンジンは、それ自体がそれほど素晴らしいものというわけでは有りません。 ロータリーエンジンの特性として燃料に幅広いものが使用できるというのを活かして、水素で回せないかといったところですが、耐久性などの問題が残っていたと記憶しています。 水素を燃料とした車の本命は、やはり燃料電池(電気)自動車でしょう。 ちなみにロータリーエンジンはトヨタも研究しているはずです。商品化予定はないらしいですが。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- celica_202
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水素ロータリーが排気ガスを一切出さない究極の環境車となると書かれてますが、現状市販されている日産”リーフ”や三菱の”i-Miev”等の電気自動車ですと、排ガスなし・エンジン駆動系がガソリンより少ないと利点ありますね。 水素ロータリーがどこまでの可能性を秘めているかは分からないですが、難点がロータリーエンジンを市販化までして発売しているのがマツダ1社のみと言う点です。 ロータリーでないガソリンエンジンは、4気筒・6気筒・直列・V型・水平対向…etcと色々種類がありますが、非常に多数のメーカー・研究者がいて切磋琢磨しています(マツダですと、スカイアクティブエンジンもありますね)。 マツダの中だけの研究でも、ロータリー・スカイアクティブ・後はトヨタのハイブリッド技術の提携を受けるとあったのでそちらの開発やそれ以外のエンジン等が考えられます。株式会社(企業)は慈善事業ではないので、お金を稼いで株主に配当と言う形で結果を出さないといけないので、ロータリーだけに絞る事も出来ないのが一番のネックだと思います。 水素ロータリーが市販できるか分からないうちに、バクチで水素ステーションを設置する人はいないので水素ステーションも増えないと悪循環になっているとも考えています。 少し余談になりますが、タクシー等で使われているLPGガスも市販車(レギュラー・ハイオク)を改造して50万程度でハイブリッド化(ガソリン・LPGガス)やLPG専用車化できるのですが、知名度がいかんせん低いです…ガスボンベは1年だか何年だかで検査が必要になりますし、設置場所に制限(基本トランクに固定)があります。 水素ロータリー実現のためには、そういった余計な検査や実用性のデメリットをいかに解消or消費者(客)に納得してもらうかと言う問題もあるかと思います つらつらと個人的考えを書いてみました。何か参考になりますでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。
- oska
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>ロータリーエンジンの研究・開発は今後も継続するようですが 販売は中止しても、研究は継続する!と声明を出しましたね。 世界で唯一ローターを実現化した企業ですし、企業の「顔」ですから研究を止める事は命取りです。 当時、規模・資金力で勝る日産さえロータリー開発を諦めた程ですからね。 (ショルビアには、日産初のロータリーエンジンを搭載する予定だったのです) 聖徳太子の時代から建設業を営んでいる「金剛組」と同じように、技術の継承・革新は必要です。 某台湾系元水着モデル大臣は「日本の技術は、2番で良い」と、祖国中国・台湾よりの政策を目指しています。 が、自動車各社は「彼女の命令に逆らって、技術革新に社運」をかけています。 ハイブリッド・ローターリーの実用化は、日本が最初です。 (ロータリーの特許を取った企業は、実現不可能だとして「当時のマツダ自動車工業に特許売却」) >水素ロータリーエンジンはハイブリッドエンジンを越えることはできないのでしょうか? 環境・燃費では、水素ガスエンジンは重要でしよう。 実際、研究機関では「水素エンジン」の研究開発を行っています。 マフラーから出るのは、水ですから超環境に優しいエンジンとなりますね。 燃料水素も、安価に生産する事が出来ます。 実用化すれば、素晴らしい事です。 >一番の課題は、やはり水素ステーションの設置と拡充でしょうか? 水素ステーションの問題よりも、自動車に設置するボンベとパイプ及びエンジン自体の機密性ですね。 ご存知の様に、水素は「それ自体が燃える」性質を持っています。 飛行船は、当初水素を充填してましたよね。 ところが、ツェッペリン号の爆発事故で水素の次に軽いヘリュームを用いる事になりました。 平成の時代では、水素よりも軽い「鳩山・菅など日本の総理大臣発言」が発見されました。 これら発言は、水素と同じで「非常に着火性が強い」です。 水素と同じく燃料になりそうですが、単価が高い! 年間、1人で最低4000万円程必要ですよ。 鳩山発言を得るのは、別途毎日30万円が必要です。(別途、毎日お母ちゃんから貰っているお小遣い) 全く、使い物にはなりません。(爆笑) イラ菅なんか、爆発力が強いので良い燃料なんですがね。^^; 話がそれましたが・・・。 飛行船爆発と同じ事故が起きないのか?という、重大な問題があります。 タクシーなどで既にプロパンガス車が走っていますが、水素とプロパンは似て非なる物です。 水素は、案外取り扱い・保管が難しいのです。
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
ご回答してくださった皆様へ ここで一旦まとめて改めて御礼申し上げます。 皆様の詳しい説明で、一部誤解がありました。まだまだ知識不足ですね。 原子の仕組みなどは、理科系でなかった自分にとっては、まだ理解出来ない部分がありますが、 水素の安全性と管理そのものが一番難しいことはよく分かりました。 でも一部の官庁や北欧に、確かRX-8やプレマシーのハイドロジャンRE搭載車を納入し、 試験的に運用を始めたという記事を読んだことがあります。 あれから事故やトラブル等のうわさを聞いたことがありませんが、実際のところうまく 実用化されているのでしょうか? あと今回疑問に思ったのは、もしハイドロジャンRE搭載車が衝突などの自動車事故を起こし、 水素ガスタンクに何らかのダメージを受けた場合、かなりの大惨事となる可能性があるのでしょうか?