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日本の財政赤字は円安材料にならないのですか?

日本の累積政府債務残高の対GDP比はイタリアよりはるかに大きいのに、なぜ円安にならないのですか?

みんなの回答

  • NEWINN
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回答No.5

これは誤解が多いので、参考URLを読んでみましょう。 ご質問に対する回答をすると、今の日本人は結構資産を持っており、それが年金や銀行預金(郵貯、簡保)になっています。 その資金の運用先として国債が買われています。 つまり、日本人の大半の資産は実質的に国債の買い手として機能しており、国債を買い支えています。 これによって国債の金利水準は低く安定しています。 日本人が資産を持つことで経常黒字が大きいのも特徴で、現在、日本が円高に振れやすい理由は経常黒字だからです。 経常収支の中の所得収支が大きくプラスなのが日本の経常収支の黒字の特徴です。 つまり、円安にならない最大の理由は日本人は資産を沢山持っているからなんです。 ただ、ワーキングプアで問題になる今の若年層はお金を持っていません。 非正規労働者が労働人口の1/3を占めるまでになっています。 そうなると、ワーキングプアが多くなれば、高齢者は貯蓄の取り崩し、若年層はお金を持っていませんから、徐々に国債の買い手が少なくなります。 仮に、日本人のすべてがワーキングプアになったらどうでしょうか? だれも国債を買うだけのお金がありませんし、経常収支は赤字に転落します。 そのXデーがいつかは議論になっていますが、東日本大震災で約3年Xデーが早まったとされています。 恐らく、M9クラスの関東直下型大震災に見舞われたら、資産の取り崩しが急激に起こり、そこへワーキングプアが急激に増えて国家破綻⇒円安となるかも知れません。 その時には建物の倒壊や資産の毀損で大半の資産を失う事になるでしょう(だから円安になる)。 要は資産を持っていないから経常赤字に転落し、円安になる訳です。 ワーキングプアの問題は将来、円安方向へ為替を動かす可能性は十分あります。 最終的な判断は自己責任です、質問者様の方でも考えて慎重にご判断ください。

参考URL:
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1683560.html
回答No.4

短期的な要因なニュースなどで伝えられているとおりです。 (1) 1ドル10円 (2) 1ドル100円 (3) 1ドル1000円 短期的な要因は別としてなにを基準に相場はきまるのか? ここがポイントです。 円高について考えてみましょう。 円高ということは日本が海外に輸出したものが、海外の購入者にとっては値段が高いことを 意味します。つまり日本で造った商品は値段が高い。 なぜ高いのでしょうか。 それは日本は先進国の中で生産性が最も低いからです。 生産性が悪いということは値段が高いことを意味します。 生産性が低い原因はいくつかあげられています。  エネルギーの生産能力が低い  機械化がすすまず、給料の安いパートの活用  物流のコスト高などなど つまり(1)なのか(2)なのか(3)なのかは生産性が大きな材料となっているわけです。 そのうえで、ユーロ不安や国の借金などの問題が要因となって円高・円安とふれるのです

参考URL:
http://blog.goo.ne.jp/taraoaks624/e/25f96aec30db1c7128892c447bdf60b6
回答No.3

『弱い日本の強い円』(佐々木融著)を読めばわかります。下のサイトに要旨があります。http://www.minkaigai.com/archives/4952 簡単にいえば、 1) 欧米で危機が起こると、円を調達して高金利通貨などに投資していた投資家が、リスクを避けるために海外投資を手仕舞い、円を買い戻すから 2) 日本の国債は95%を日本人が保有しており、日本の投資家が日本国債から逃げ出しても、それが海外投資に向かう訳ではないから 3) 日本はデフレが続いており、それは同時に通貨の価値が上昇することを意味しているから です。 日本にインフレが来るのはいつのことでしょうか? その時は円安に転じるのでしょう。

noname#212174
noname#212174
回答No.2

>日本の累積政府債務残高の対GDP比はイタリアよりはるかに大きいのに、なぜ円安にならないのですか? 政府債務のうち対外債務、ようは外国に対しての借金がどのくらいあるかを見るとなんとなくわかります。 以下のサイトをご覧になってみてください。 『世界の対外債務額上位20国をグラフ化してみる(2010年2月16日更新版)』 http://www.garbagenews.net/archives/1269735.html 日本国債は日本国内の金融機関が9割くらいを保有しているのでグラフのような数字になります。 もちろん国内なら際限なく借金が増えてもいいのかというとそんなことはないのですが、少なくとも日本は「自国内でやりくりができている」という判断になるわけです。 また、外国からの借金だけでなく外国に貸し付けている分まで計算に入れた差し引きの数字はどうなっているかというのが以下のグラフです。 『主要国の対外純資産額をグラフ化してみる』 http://www.garbagenews.net/archives/1199207.html この状況を強引にたとえると、日本はお父さんが奥さんのヘソクリやおじいさんおばあさんの蓄えからお金を借りて生活を維持しているようなもの。(友人知人にお金を貸してもいるがそれ以上に身内から借金している。) イタリアは身内からでは足りなくて、友人知人などからも借りないとやっていけない状況という感じです。 また、今後イタリアまでギリシャのようになるとしたらギリシャよりもはるかに経済規模の大きいイタリアは欧州内で救済するのは非常に困難になります。 仮にそのような事態になったらユーロ自体の存続も怪しくなるので「まだまだ先が見えない」という不安がユーロの上値を抑えています。 実際イタリアの国債は売り手が多く、借金借り換えのための新規発行国債の金利が上昇して今後の返済負担が重くなるのは確実という状況になっています。 一方、日本は超低金利が続いていますから金利の支払い負担も低いままです。 そうやって比較すると日本の円はとても安定した通貨に見えるわけです。 (参考) 『日本国債10年単』 http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=GJGB10:IND 『イタリア国債10年』 http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=GBTPGR10:IND ※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。

  • kusirosi
  • ベストアンサー率32% (2838/8859)
回答No.1

十年以上前から 円安材料に おりこみ済み 昨日今日の話じゃないでしょう(^-^)/ zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz