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プラスチックの燃焼時における異臭
現在燃やしても有害な物質が発生しないという意味のことが書いてあるプラスチックでも燃焼時には刺激臭を発するようです。特に途中で水をかけて無理に消火するときにはかなり鼻を衝く異臭がします。これらの物質でも無害なのでしょうか。
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1) どのプラスチック製品は家庭では異臭だけでなく有毒ですので、外デモ内デモ燃焼しない事 2) 市とかのゴミ焼却場では温度を1000C近くでゴミを燃焼するのでプラスチック、レジン(樹脂)から出る多く の有害分子はたいがいは CO2、 H2O に分解されて、分解されないものはフィルター などで除去され 有害、有毒分子がでないように(?) 充分コントロールされています 3) 家庭とか、正しい焼却施設なしでは、どのプラスチックも不完全燃焼で有害物質を発生し、 4) ポリエチレン (PE) では、モノマー(エチレン)、ダイマー(2量体)、トリマー(3量体)から色々なオリゴマー(4-10量体)、ソレ ニ 色々なアルカン (エタン、プロパン、ブタン、ヘキサン、オクタン、など等) アルケン (ブテン、。。。。。)、ベンゼン、トルエン 等等 それに、ケトン、アルデヒドなども 200種以上の分子が気体となって、ですから空気を有毒化しています 5) ポリプロピレン (PP) も PE と同様な不完全燃焼物が分析されています 6) 塩ビ(PVC)のプラスチックはCl (クロル) を含有しているので、有機塩化物 がでて、これはさらに有毒です 7) PET も モノマー の他に色々なベンゼン化合物、Bis-Phenol 類 などなど、非常に汚いです。有毒 8) 上記のように不完全燃焼では、200以上の物質が出るので、非常に有害です。 9) プラスチックはリサイクルするか市の焼却場で処理
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- ytrewq
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どんなプラスチックでも野焼きのように、低温で充分な酸素が共有されない状態で燃やせば、不完全燃焼をして、一酸化炭素や粒子状物質(すすや煙)が発生します。 燃やしても有害な物質が発生しないという意味はきちんとした焼却炉のように、完全燃焼したときに、排ガス中に有害なものが出ないことです。
お礼
ご教示ありがとうございます。野焼きの場合は落ち葉などと違う有害物質は出ないのでしょうか。
有害な物質が発生しないと言うのは、多分炭素、水素、酸素(、もしかして窒素も)以外の元素の含有量が無視できると言う意味でしょう。 ポリエチレン、ポリプロピレンなどは点火するとパラフィン同様溶けながら燃えるので消しても余り異臭はしないかもしれません。 ですが、やはり熱分解して低分子量の分子を生じますので、それらが不完全燃焼したアルデヒドやカルボン酸などの刺激臭が無い方が不思議です。 またポリスチレンなどの芳香族性高分子は燃やすとき酸素が十分無いと黒煙を上げひどい異臭を放ちます。 これも分解生成物自身やその部分酸化生成物の匂いだと思われます。 これらの物質が無害かといえば、そんな筈は有りません。 しかしこれらの物質は刺激臭が強いので絶対量としては少ないため、開放空間での燃焼では余り問題になりません。 一方閉鎖空間でものを燃すのはたとえ天然ガスでも不健康ですし、命にかかわる事もあります。
お礼
早速ご教示いただきあいがとうございます。やはり場合によってはいろいろ有害な物質が発生しているということですね。
お礼
ご丁寧にご教示いただきありがとうございました。
補足
完全燃焼しない場合、たいへん有害であることがわかりましたが、これらの物質の具体的な毒性、症状などを教えていただければ幸いです。