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トレントについて
トレントの違法な部分はググればすぐわかるのですが,違法ではない本来の使い方を説明しているサイトは見当たりません....... トレントでできる違法でないこととは何ですか?
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LinuxディストリビューションのDLとか… http://www.debian.org/CD/torrent-cd/ とかね。
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- vaidurya
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Debianの例は、ほとんど最初に注目されたBitTorrentの使い方だと思います。 P2Pは匿名性を目的にした技術ではなく、通信の帯域負荷の減少を企図しています。 対して、DebianのOSインストールディスクイメージは、数百MBから数GBの巨大なファイルを 世界中から、一斉にダウンロードされることがあります。 ネットからの無料配布を基本としたOSの宿命で 新バージョン公開時には、平常時の数十倍数百倍の負荷がかかります。 ですが、その際に合わせた帯域を備えたインターネット接続契約は 非常に大きな費用を伴います。 また、サーバーとしても高性能のものが必要となります。 商業的なサイトであれば、それは必要な投資とも言えるかもしれません。 しかし、Debian GNU/Linuxは、オープンソース文化の中でも もっとも早い時期に、純粋に非商用として普及したOSです。 Debian自体はボランティアの集まりによる組織で 資金は、寄付によるもので、けっして余裕があるわけではありません。 そのため、負荷を軽減するために ・不用なパッケージのダウンロードを行わない最小構成のインストールイメージ配布 ・異なる構成のインストールディスクに共通するパッケージの重複ダウンロードを防ぐjigdo といった対策も行われてきました。 P2Pは、同時期に大量のアクセス負荷がかかる、巨大ファイルの公開時に TCP/IPネットワーク的に近い他のコンピューターからのダウンロードを行ない 公開元サーバーだけでなく、ネットワーク全体の負荷を軽減することができます。 ですから、Debianのような、大きな需要と、巨大なデータ配布を持つ組織にとって 非常に利便性の高い技術なのです。 Windowsユーザーには"なぜか"BitTorrentを違法なツールと考える人がいますが Linuxディストリビューションでは、BitTorrentクライアントが OSのインストールだけで、標準装備として導入されるものも多々あります。 たとえば、うちはデスクトップ環境がKDEなので、KDEの一部としてクライアントが用意されていて たぶん、普通のLinuxユーザーは、その利用状況を普通に晒せます :-) もちろん、プロモーションビデオや体験版の配布としてもP2Pは有効ですが 数日数週間程度の、短い期間に大きな注目を集めるようなものでなければ P2Pによる負荷軽減の効果は、あまり大きなものにはならないと思います。