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大学過多の時代
暇な時このランキングを見て思ったのですが、 日本には大学がたくさんありますね。国公立は そんなでもないですが、大半は地方の私大です。 こんなに多ければ当然大半の私大は定員割れを してるはずで、まあ無試験でしょうね。これでも 毎年たくさんの税金が補助されてるわけですよね。 なんかもったいないなと思います。 これらの私大はこれからどうなるのでしょう? また文部科学省はどうする方針なんでしょう? http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/7351/
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- jakarta
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半年ぐらい前だったかに親が選ぶ子のための大学ガイドみたいな本がありなかなか興味深い内容でした。 基本的にはAppleManさんが寄せられた内容と同じようなものです。(非常に端的にまとめられているので個人的に関心しました) 仕事上大学の学生募集などの大変さなどもよく伝わってきます。すでに少子化の時代ですのでどこも必死のようです。早稲田も通信制の学部を設けましたし北海道の某大学ではユニークな授業内容で社会人向けの聴講生をとりこむなど独自性や新たな方向性を盛り込むところがこれからも出てくるかと思います。その一方で統廃合も進むかもしれません。 少子化の煽りは専門学校も直撃していますのでそれらも含めて学校のあり方はこれから非常に変化が大きくなるように感じます。生涯学習を挙げているところもありますが実際に定年後学校へ入学される方もおられるようです。
- apple-man
- ベストアンサー率31% (923/2913)
>これでも 毎年たくさんの税金が補助されてるわけですよね。 具体的な条件忘れましたが、大学と名前が 付いていればどこにでも補助金が出るわけでは ありません。学生の数も補助金だ出るかでないかの 条件の1つです。 >大半は地方の私大です。 私大は基本的に自分たちで集めたお金で やっているし、補助金もうまく学生が集まらなければ なくなるからいいのですが、現在それより 深刻なのは、地方の国公立大学です。 少なくともこれまでは100%国家予算だった わけで、それこそ実質惨憺たる内容の大学でも 国の補助が出続けていたわけですから。 >これらの私大はこれからどうなるのでしょう? また文部科学省はどうする方針なんでしょう? 文部科学省の公式見解は知りませんが、いろいろ やっていることからして以下のような方針だと 思われます。 1)国公立、私大の垣根をなくす。 2)大手予備用が作ったような、偽のランキングで 前向きな大学が被害を受けないようにする。 3)大学院等、高等教育の充実 4)自由な教育機会の充実 以上のような対策で、大学全体を活性化しようと しているようです。主に荒廃しきってしまった 国公立大学対策と思われますが、ご質問の 私大について言うと。 1)について あまりにひどい実態の国公立大学については 基本的の予算をカットすると共に、 研究、高等教育の充実に熱心な大学に対しては 私大、国公立を問わず補助金等を出す。 つまりこれまで特に新設の大学については、 大学院の設置というのはかなりの負担でした。 学部以上に設備にお金がかかる場合もあるのに、 学生数が学部に比べて格段に少ないので、 授業料収入が少なく、私大経営という観点 からすると必ずしも得なものではなかった。 そこでダメ国公立大学から予算をカットしたぶん やる気があるなら私大にも柔軟に予算がまわる ようにしようとしています。 また教育システム全般も、大学を基本的は 6年制にしようする方向で動いています。 来年から始まる法学部の法科大学院という のはその動きの1つで、薬学部も6年制に 動く方向で決まっていたと思います。 しかし他の学部もいきなり6年制でやれと 言われても実行できないので、大学院 修士課程を充実させ、自然にそれを学部 教育に取り込む方向で動いているわけです。 そこで私大も大学院の設置運営に積極的に 取り組むところが増えてきていますので、 簡単に言うと、現在大学院を持たない 私大は潰れることになると言っていいでしょう。 またこれが上の3)にも繋がってきます。 2)について いまだに田舎のほうに行くと、国立神話と いうものがあって、国立ならどこでもいい 大学と思い込んでいる人が少なくありません。 また、大学の研究、教育の実態と殆ど 無関係に大手予備校などが偏差値で大学を 序列化していますから、前向きな私大に いい学生が集まり難い。さらには、せっかく 優秀で学習意欲旺盛な学生がダメ国立大学に 入学することで人生を棒にふるということが 少なくありません。 そこで文部科学省は大学の評価方法について いろいろ検討を始めており、その1つがCOE (Center Of Excelence)、日本の重要研究 拠点の選定というもので、私大、国公立を 問わず、ある研究分野につてい、重要と判断 されればそこに重点的に予算を配分する というものです。 私大という観点で言うと、これまで私大の ランキングは大学の研究、教育内容の評価 というより、有名大手企業への就職率の 高さでランクが決まっていたようなところが 多く、各私大ともこれからは実力の見せ所です。 有名私大でもつぶれるところがある可能性が ある一面、これまで誰も知らなかったような 地方の私大が台頭して来るかもしれません。 4)について 現在飛び級が柔軟に実施されつつあり、 社会人学生の受け入れなど、多くの 人が自由に高等教育を受ける機会を 得られるよう、全体が動いています。 私大の立場から学生を収入源のための お客さんと考えると、これまで 二十歳前後のほぼ一定の人数の学生を 取り合っていた状態から、10代前半から もしかすると60、70才の方々まで 客層が広がることになり、より個性的かつ 積極的な教育システムを構築することが 収入の増加に繋がる可能性があります。 ということで、補助金にタカっている いらいない私大が沢山あると感じて いらっしゃるのかもしれませんが、 大学の淘汰はあるものの、私大の 活躍の機会、その範囲は拡大しつつ あるわけで、単純に無駄私大が乱立 しているというものではないのです。
- mayuclub
- ベストアンサー率41% (575/1384)
大学はこれからは、各大学の個性を出す時代だと思います。 一部の上位大学以外は、試験を受ければ通ってしまう感じがします。 ならば生き残りをかけるには、大学としてだけで存在するのは困難。 その大学にいくと、社会に出てから役に立つことが学べるとか、資格が取れるとか そういった感じになっていくのではないかと考えます。 おそらく、今の日本が必要としている人材の育成ができる学部学科の設立や強化。 その大学の「ウリ」を作ったりしていくことで生き残りをかけると思います。 文部科学省がどうするかは、私もちょっとわかりませんが、研究費などは研究に力を入れている大学に多くいくようになってきたので、大学へ質を要求するようにはなると思います。