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ケインズ政策について
ケインズ政策のことで今度レポートを書くことになりました。 ケインズ政策のことが全然分からないので、知っていることがあれば どんなことでもいいので教えて下さい! お願いします!
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確か、景気回復の一手段ですよね。景気をよくするためには、消費者である労働者に金銭的なゆとりを持たせる。そのために公共事業へ負債を背負ってでも大きな投資をし、お金の回りをよくしようというモノです。 公共事業というのは、基本的に土木工事などを指しますが、それらはあまり知識が要らず、体力さえあれば誰にでも出来るので、投資をし、失業者に仕事を与えることで「完全雇用」を目指した政策です。 もう少し詳しく説明しましょう。 ケインズというのは、イギリスの経済学者。「雇用・利子および貨幣の一般理論」という書を著したそうです。 この中で、有効需要(実際に貨幣の支出を伴う需要のこと)理論について語られています。 「有効需要の不足が恐慌を生む」とし、公共投資の拡大・金融の緩和、つまり国家の経済介入を理論的に説明した本のようです。 「今の大蔵省のお偉いさんはケインズ理論しか分からないから日本経済が泥沼にはまっていく」と、去年、政経の先生に習いました。 …すいません、私も高校で習った基礎的な知識しかありませんで。
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以下の成書は参考になりますでしょうか? ======================================= ケインズ政策の史的展開/玉井龍象/東洋経済新報社/1999.9 ケインズ・バーナードとその時代/和光大学経済学部/白桃書房/1996.4 日本経済と財政政策/星川順一/晃洋書房/1996.1 ケインズ政策の功罪/石弘光/東洋経済新報社/1980.12 ======================================= 図書館で探されては如何でしょうか? ご参考まで。
お礼
早速図書館で紹介された本を探して見ます。 アドバイスありがとうございます。
- orimoto
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ケインズは歴史に残る経済学者ですが、いくつかの特徴があるので、それを書きます。 1)経済活動を構成する個人や会社が自分の利益を追求しても、「見えざる手」が働いて、バランスの取れた状態(均衡という)に達するという、アダム・スミスから始まり、新古典派と言われる近代経済学の主流に対して批判し、政府によって投資をして、需要を喚起しなければならないという、「有効需要の理論」を唱えた。ルーズベルト大統領はこの説を採用し、米国の大恐慌を立て直した。 2)しかし、ケインズも経済の均衡を信じていて、不況はこの均衡とのズレによって生じるから、「有効需要の理論」も、このギャップを埋める理論に過ぎないと言う学者も多い。だから日本経済は不況のまんまという説も現れた。(詳しくは、いまベストセラーになっている、日本経済新聞社刊『日本経済の罠』をご参照) 3)この見解を受けて、イノベーションで有名なシュムペーターは、経済の均衡点はダイナミックに動くと言い、ケインズの向こうを張った。 4)そもそもケインズの、景気は需要が決定するという主張は、ケインズより100年前の、1800年頃の学者セーが唱えた、景気は供給が決定するという理論に対峙するものでもある。(くわしくは、いまでも本屋に置いてある 小室直樹『資本主義のための革新』日経BP社をご参照) 5)ケインズは、有名大学の教授ではなく、株式投資に明け暮れた、変わった学者だったようです。 砕いて言えば、こんなところでしょうか。
お礼
ありがとうございました。参考にさせていただきます。
以下を参考にしてください。 なお、レポートを書くのでしたら、書店で関連の書籍を買うか、図書館などで調べた方が良いと思います。 今日の世界と日本 世界史的な転換期に遭遇して http://www.oak.dti.ne.jp/~ibaraki/these1-1-1.html ケインズ政策について http://youtetsu.hoops.ne.jp/toshi.html
お礼
URLまで教えていただきまして、ありがとうございます。 図書館などで文献を探してみます。
お礼
基礎でも教えていただて、参考になりました。 ありがとうございます。