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なぜマスコミは政治経済に疎いのか
なぜマスコミは政治経済に疎いんですか?
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- NURU_osan
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補足を受けて再回答します。 >私は全体を見て意見を言っているのです。 いや、全体など見えてないから「疎い」という短絡的な判断を下してしまうのです。 大手だけを目にして全てを見た気になってはいけません。大手だけでも行間を読めるようになれば「疎い」と安易な判断は下さなくなると思います。 >大層な素晴らしい肩書きやら権威やら色々出てきましたが、そんなスーパースペシャリストが雁首揃えて本業としてやっていて出来上がるのがアレでは話になりません。 >だからこそ疑問に思うわけです。 専門誌や業界誌にまで目を通しているわけではないでしょ。 専門誌や業界誌もやはり掲載されている記事はピンキリで、トンデモ記事も掲載されています。しかし玉石混交の中には必ず玉も含まれています。玉を見出す目の無い人にとっては石の集まりにしか見えないかもしれませんが、それをもって「玉が無い」と否定するのは見当違いです。 >あとこの件とは関係ないですが、最近はネットができたりとマスコミを介さないメディアが増えてます。 いえ、ネットに流されている情報の多くがマスコミの流した情報をネット利用者を介して投稿されているものです。 ネットに流されている情報でマスコミを介していない情報は、非常に少なく、実質的にはインターネットが普及する前と変わりません。違いは、従来のマスコミの取捨選択によって排除されていた情報がインターネットで流れやすくなっただけです。 そして、発信者も元をたどっていけばマスコミが関わっています。情報の信頼性を証明するためのソースも大概はマスコミです。 この情報は本当に正しいだろうか?と、情報の信憑性を確認するクセがついていれば、「マスコミは疎い」という感覚が芽生えることすらないはずです。 >あと911テロは世界的同情を買うことに成功してますから孤立してませんね。 それこそ、マスコミが流す表面的な情報にしか接していない人に特有の思い込みに過ぎない事を理解すべきです。 他の方への補足ですが・・・ >ほとんどのマスコミは起きたことを客観的に報道するということをしていませんね。 当然です。 客観的事実だけを報道するのは通信社の仕事です。新聞社やTV局は社ごとに主義主張等を持っており、社の主義主張に沿った解釈をし、解説を添えて報道するのが仕事です。結果的に客観性が失われるのは当たり前のことです。 >実態は感想文を書くのが本業になっています。 新聞社やTV局の仕事にはそれが含まれるのですから当然です。それをやらなければ新聞社でもTV局でもなく、ただの通信社です。
- qqqq1234
- ベストアンサー率23% (71/304)
1.団塊世代が引退してレベルの低い記者が残った。 2.記者クラブの存在により、「聞いたことを書く」ということしかしないから考える能力が欠如している。 3.政府によりあれもこれも書くなと命令されているため書けない。 松本龍元復興相の名言「これはオフレコです。書いた社は終わりだから」
補足
団塊のいる昔から程度が低いですよ。 捏造は昔より減ったくらいです。
- NURU_osan
- ベストアンサー率50% (297/593)
No.1で回答しましたが補足を受けて再回答します。 >それって「自分は本気出してないだけ」って理屈と同じですよね 違いますね。 おおよそ「自分は本気出してないだけ」という言い訳をする人は、本気を出すことで自分の実力が大したものではないという事実を明らかにされるのを恐れ、またその事実を認めたくないがためにあえて本気を出さないでおく・・・それによって不本意な結果を招いたとしても「本気を出してなかったから仕方ない」という言い訳の伏線を用意しているものです。 マスコミについて言えば、おおむねどの社も専門の情報を扱う部署にはそれなりに教育を受けた人物が配置されています。学士や修士といった学位を持っている人もいますし、記事を寄稿している人物の中には大学等で教鞭をとっている人も居れば、金融機関等で働いている人もいます。政治家本人だったり、秘書や官僚経験者もいます。記者たちは多くの「専門家」や「研究者」に取材のために直接会って情報を得、場合によっては「学費」も払わずに「授業」を受けることすらあります。 つまり、その時点で素人などよりよほど「疎くない」人物がマスコミを構成していることがわかります。単に「マスコミ」と一口にくくっても構成している人物はまさにピンキリであって、マスコミが扱っている情報自体は決して素人の妄想などではありません。 発信者がピンキリなのはインターネット等「マスコミ」以外のメディアでも同じですし、情報が信用に値するかどうかを判断するのは、マスコミが扱っている情報だろうが、本に記載された情報だろうが、インターネットで氾濫する情報だろうが全く同じであくまでも受信者の仕事です。 専門家や研究者、政治家や官僚といった第一線の当事者たちもマスコミの情報は無視しませんし、軽んじもしません。外交官が収集する外国の情報の大部分は、その国のマスコミの報道内容を分析・整理したものだったりします(これはどの国でも同じです)。 問題なのは、マスコミの扱う情報が偏ってしまうことです。彼らも各社ごとに主義主張を持っていますし、悪い意味で「大人の都合」にとらわれることもあります。そして、それにそぐわない情報を報道したがらない傾向はどうしても出てきます。 ブッシュ親子政権下でのアメリカでは、いわゆる「テロとの戦争」のために厭戦感につながるような情報は世論が封じてしまっていました。アメリカは単独行動主義に走り、国際社会から孤立していきましたが、アメリカのマスコミはそのような情報をあまり報道しませんでした。 「国際会議の場で、どの国もアメリカの肩を持つ事をしなかった。アメリカは完全に孤立しつつある」と非常に強い危機感を持っていた記者は少なからずいましたが、彼らをとりまく「大人の事情」はそうした危機的状況を報道することを許しませんでした。 マスコミが流す報道はあくまでもマスコミが得た情報の全てではなく、マスコミが確認できている事実の全てでもありません。彼らの情報が偏っていたり、不正確であったりしたとしても、それをもって「疎い」と評価するのは不適当です。 マスコミが疎い・・・といっているのは、たとえば「2ちゃんねるは正しい」とか「ツイッターはデマばかり」とか言っているのと同じで、部分的には正しい事例があったとしても全体としては決して正しい評価ではありません。 不正確な情報や偏った情報を見て不満に思うのは勝手ですが、その情報が不正確だ・偏っていると判断する基準となる情報も、結局はどこかでマスコミを仲介した情報でしかないことを忘れてはなりません。
補足
私は全体を見て意見を言っているのです。 大層な素晴らしい肩書きやら権威やら色々出てきましたが、そんなスーパースペシャリストが雁首揃えて本業としてやっていて出来上がるのがアレでは話になりません。 だからこそ疑問に思うわけです。 あとこの件とは関係ないですが、最近はネットができたりとマスコミを介さないメディアが増えてます。 あと911テロは世界的同情を買うことに成功してますから孤立してませんね。
- sudacyu
- ベストアンサー率35% (687/1961)
「木を見て、森を見ず」という言葉があります。 マスコミは、各社が、政治部・経済部などを置いて、細かな出来事の一つ一つを複数の人間が、それぞれ担当を決めて専門的に取材します。 従って、『政治・経済全体がどうなっているか』を第一において、それぞれの細かなニュースを評価することには重点は置いていません。 報道される情報を、チェックしてそれぞれの意味づけを行い、総合評価を下すのは、マスコミではなく、情報を受け取る側の人間の仕事です。 個人的評価を言うと、「日本経済新聞社」は、経済情報があふれているものの、経済に対する長期の見通し判断は一般紙よりも甘く、誤差が大きいという印象を持っています。 日々細かな経済情報を追っているために、『長期の経済見通し』をする際に、膨大な量の短期の細かな経済情報の積み上げに惑わされて、政治・環境・文化などの社会全般の影響を低く見積もってしまうように感じています。 一般紙においても、日本経済新聞ほどではありませんが、政治部・経済部の記者は、担当部署以外の情報に疎く、政治・経済情報でも、自分の担当している面の情報だけを、多量に強くインプットしすぎてしまうのではないでしょうか。 特に外交など、国別の譲歩は詳しくとも、相互の影響は読めていないと思います。 例:尖閣諸島問題とメドベージェフの政治基盤の関係 尖閣諸島で中国漁船船長が日本の海上保安庁の巡視船に体当たり。 ↓ 日中間でやっと再開した東シナ海ガス田⇒尖閣諸島周辺の海底油田開発交渉が停止状態に。 ↓ 中国が5~10年後に供給を期待していた、尖閣諸島周辺の海底油田が、当てにできなくなった。 ↓ ロシアが中国に、シベリア産石油の供給を打診。(=メドベージェフ大統領) 中国は受けざるを得ず、対ロ強固路線をとれなくなり、日ロ間の問題について、今までよりロシア寄りにシフトせざるを得なくなる。 ↓ メドベージェフが、政治基盤を強化するために、北方領土を訪問して、ソ連軍首脳に対しアピールした。 メドベージェフの政治的状況 ・プーチン現首相が大統領であったときに、首相としてロシア政権No.2となる。 ・2008年、プーチン大統領は2期8年大統領を務め、憲法の規定によって大統領職を退き、首相になる。プーチンに代わってメドベージェフが大統領になる。(大統領だが、実力はNo.2のまま。) ・2012年(来年)、ソ連大統領選挙。プーチンが大統領に返り咲く予定。 ・2012年プーチン大統領のもとで、実力No.3のクドリン財務相が首相に抜擢される可能性が、取りざたされていた。 ・日本のモスクワ大使館は、ロシア外務省の動きがなかったので、メドベージェフ大統領が北方領土を訪問すると思っていなかった。⇒ プーチン首相(=ロシア外務省をコントロール)も直前まで、メドベージェフの北方領土訪問(=大統領府の単独企画)を知らなかった。 新聞・テレビの日々の報道を数カ月つなぎ合わせると、このような状況となるが、新聞・テレビの報道解説ではこのような流れは、示されないことが多い。 マスコミは、「新しいニュースを早く」ということに比重がかかっているので、短期的視野での解説が主であり、長期的視野=政治の流れの本流を流さないことが多くなる。 マスコミ側の擁護をするならば、 ・情報の受け手の興味が、短期的な目の前にある問題に集中している。 ・長期的視野を持った政治経済の統合的分析は、情報を利用する側の判断力をベースに行うものであって、マスコミはその判断のもととなる「客観的情報」を提供することが主たる仕事であり、判断・分析結果を提供するのは、二次的な仕事である。 ということでしょうね。
補足
ほとんどのマスコミは起きたことを客観的に報道するということをしていませんね。 実態は感想文を書くのが本業になっています。
- NURU_osan
- ベストアンサー率50% (297/593)
疎いわけではありません。 彼らも商売でやっているので、「売れる」ニュースか流せないのです。「買い手」が喜ばない、喜びそうに無いニュースは流したくても控えざるを得ません。 結果、マスコミが「疎い」というような印象をもたれるような状況になってしまいます。また、「買い手」も疎くなっていきます。買い手が疎くなると益々「売れるニュース」が偏っていきます。そうした悪循環が起こっています。
補足
それって「自分は本気出してないだけ」って理屈と同じですよね