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糖尿病における糖質制限食事療法の効果の有無について
「主食を抜けば糖尿病は良くなる」などの糖質制限食事療法がありますが、実際の効果の程はどの程度のものなのでしょうか。現在実践されている方、または過去に実践された方の率直なご感想をお聞かせください。なお、この食事療法には問題点もあると聞いております。具体的な問題点について、お分かりの方からもお教えいただければ幸いです。
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この話題はいつも盛り上がります。糖尿病治療している医師のメーリングリストでも、3ヶ月ほど前に話題がでて盛り上がりました。1~2年に一度くらいは盛り上がります。あまりいいstudyはないのですが、例えば.. 糖尿病を対象とした極度の低炭水化物食(炭水化物20%,脂質60%)と通常の炭水化物60%+脂質20%を比較したRCTが報告されており,前者で全身の動脈の硬化度が増加しているという報告があるようです. Low-Fat Versus Low-Carbohydrate Weight Reduction Diets Effects on Weight Loss, Insulin Resistance, and Cardiovascular Risk: A Randomized Control Trial (Diabetes 58:2741-8, 2009) 結論としては、マイルドな糖質制限食は有効であるが、極端な糖質制限食は問題がある..という事で、ではどの辺までがマイルドか?という話になります。 例えば、SU剤内服の人でHbA1cは6.0前後であるのに、朝食後の高血糖だけがコントロールしにくいならば、朝だけGIの低い食事というのもいいかと思います。例えば、朝だけ玄米を半分、混ぜるとかです。 これだけでも、いつも2時間後血糖が200を越えている人が160程度まで下がる人が多いです。 ただ、朝だけでも長続きする人は少ないです。 正直いって、全ての人に有効なものはなく、このように個々の患者について、考えるべき問題と思います。
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学校給食の仕事をしている時に,ベテラン栄養士さん達には糖尿病の上司と当時は独身の私は,日常的に説教されていましたが,その記憶をたどると・・・。 糖尿病は,血糖値が上がることばかりに注意が行きますが,血糖値が下がった時に上げるコントロールが困難になるタイプの人もいるので,糖質の制限=血糖値のコントロールということにはならないケースがあるそうです。ですから,病態に合わせた食事療法をしないといけないとか,甘い物は食べないから大丈夫だとか豪語していた上司に大反撃していましたね。 こういう話題や情報は,医師よりも管理栄養士の方が詳しいかもしれません。当時の私も,おなかいっぱい聞かされました。
お礼
アドバイス有難うございました。
お礼
専門的な立場からアドバイスいただきまして有難うございます。 質問の方法ではなかなか難しいものと理解いたしました。