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ゆとり教育、ゆとり世代

自分はいわゆるゆとり世代と言われる世代(10代後半です)だと思うのですが。 あまり実感がわきません。 小学生の頃から土曜日も授業があったし、中学高校と体罰もありました。 ですので一体どういうものがゆとり教育、と呼ばれるのか教えていただきたいです。 自分で調べてみたのですがいまいちよくわかりませんでした。

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回答No.4

ゆとり教育の最初の転換点は、1980年の学習指導要領の見直しからです。 10代の教祖と呼ばれた人が、中学を卒業する頃で、校舎の窓ガラスを割って歩き、暴走する子供も多かった時代。それが、ゆとり教育のきかっけとなった年で、ゆとり創世期となります。まだ、偏差値教育と校則という強い縛りのある掟が中心ですが、それでも学校によっては穏やかな教育方針などの模索が始まった頃です。 1992年に学習指導要領が再び改正され、さらに緩やかな教育方針となりました。競争主義を徐々にゆるめるようにしました。校則は徐々に形骸化され始めます。校則を破ったから○○というのは、徐々に減っていくのがこの頃です。偏差値教育はまだ行われていましたが、個人の順位は年を追う毎に、公開されなくなり始めました。この頃からが、いわゆるゆとり初期となります。2002年の改正でゆとり中期(最盛期)となり、みんなでゴールしようといったような、ゆとりとは関係ない「ゆとり教育」も話題になりました。 そういった話題が問題となり、2011年の施行(現在)でゆとり後期(脱ゆとり期)となりました。教育内容の見直しを中心としています。 そのため、今ゆとり世代はといっている人で、1980年頃に中学を卒業していない人は、多少のゆとりが生まれていた時代に学習を受けています。実際にゆとりと揶揄される世代は、2002年から2010年世代となります。 ゆとりは、元々詰め込み教育の脱却と、教育格差の是正、校内暴力の抑制を目的としていました。荒れる学校、増える体罰、殺伐とした教室といったもの、自殺者や非行の増加などを何とかしようとしたのが始まりです。 まあ、競争主義と閉鎖主義から、新しいモデルを目指した結果がゆとり教育なのです。 過剰に対処しすぎて、結果的にモデルが崩れてしまいましたけどね。 ちなみに、教育を受けている側は、何がゆとりなのかなど分からないはずです。それは、それまでの教育を知らないためです。最初から、ゆとりなら比較する対象はありませんからね。 一般にゆとりの特徴は、 学習環境面では、 ・授業で教える内容が徐々に減少または明らかに少ない。 ・一般の科目教育以外にフリー教育が存在する場合がある。 ・個人の構内でのランキングを全体発表しない。(順位が張り出されない) ・落ちこぼれを作らないように、比較的丁寧な教育が行われる。 ・一クラス35人以下の少人数学級。 ・学校授業以外に塾の利用を薦める傾向がある。 学校の催しなどでは、 ・やけに休みが多い。 ・その割に祭事が少ないか、規模が小さい。 ・高校受験などに推薦入試枠があり、その枠が広い。 教師の立場校則については ・休憩中、放課後などに先生と対等に話が出来る。 ・体罰に道具、水などを用いない。 ・服装・姿勢・髪型・容姿などの条件に縛りが少ない。 ・持ち物検査などがない。 ・上記、2点は校則に記述があり、問題があれば即刻没収(返却には親と本人の反省が必要)や、髪の毛なら切られることも・・・。 世の中の社会としては、 ・学校は学校、家庭は家庭というのは古い考えである。 ・口出しをするときは、PTAを介さなくてもよい。 ・校内での体罰は暴力である。 ・親はゆとりの影響を受けている。 ・子供は宝であり、お年寄りより少ない貴重な財産である。 子供の感情雰囲気としては、 ・「行儀良く真面目なんてクソくらえ」と生まれてこの方一度も思ったことがない。 ・どんなに辛くとも絶対めげないと口では言うが、実際は持たない。すぐに、ため息をつく。 ・問題が起きれば、誰かが助けてくれるものである。 ・嫌いな食べ物は無理に食べなくても良い。 ・親や大人に支配されていると感じず、みんな仲良しである。 ・みんな仲良し、それが大事であり、当たり前でなければならないと思う。(それをきれい事だと思わない) ・どんなに勉強して良い大学にいっても、良い仕事に就けるとは限らない。 この中に質問者様の当てはまる点はいくつありますか? それでゆとり度が分かると思います。 これらの度合い次第で、80年代のゆとり開始世代(見た目ではあまり感じないはず)、90年代のゆとり初期、2000年代のゆとり最盛期が決まります。今、20代の人は皆ゆとりです。30代も半分ゆとりに足を突っ込んでいます。36才から37才ぐらいはゆとりの創世期に入学した人、そこから9歳年上の人までは、創世期の1年~8年のいずれかで、教育を受けた人になります。まあ、すぐにがらっと変わったわけではないので、見た目には創世期は分からないぐらいの違いです。 2chなどでよくゆとり云々が言われますが、世の中の現役世代は、大小の差はありますが、ゆとりが始まった頃に接している人が多いのです。まあ、だらといって特別気にすることはないでしょう。ゆとり世代だからと語る人の大半は、自分達もゆとりの走りだったことを、棚に上げているケースも。 これは、平和な世に生まれた我々からすれば、戦争で戦った80代90代の祖父、曾祖父の経験が分からないのと同じで、年配から見れば下の世代は常に危なっかしいものなのです。 まあ、社会に出て、ゆとりで困ると劣等感じることがもしもあるならば、その時はどの部分がそうなのか、言った人に聞いて、意識して改善していくと良いかもしれません。

noname#141830
質問者

お礼

挙げていただいた項目の中に当てはまる点は2,3点ありました。 と言うことは今の十代後半の世代はゆとり教育の見直しが徐々に行われていた世代ということになるのですかね? 回答ありがとうございます。

その他の回答 (4)

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.5

ゆとり教育てのは、日本の貿易黒字を 減らすために、米国の圧力で導入された ものです。 つまり、日本人は働き過ぎだから遊べ。 旅行でも行って内需を拡大しろ。 内需が拡大すれば、黒字は減るだろう。 しかし、子供が学校に行っていると 家族揃って遊べない。 だから、子供の学習時間も減らせ、と 言ってきまして、それを日本政府が飲んだ ものです。 (放送大学 格差社会と新自由主義 より) だから、学習時間が減ったり、教科書の内容が 少なくなったり、レベルを落として、勉強時間が 減ったり、そういうものがゆとり教育です。

noname#141830
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

  • aba-sion
  • ベストアンサー率39% (93/238)
回答No.3

競争意欲がない 忍耐がない 言われた事しかできない 目標を若い年齢から持っている 目標を叶えるためのプランをたてる事ができる(しかしそれしかできなくなってしまう) 人を思う気持ちはすばらしいと思います (今回の震災でも若い方たちは頑張ってくれていました) などだと思います ゆとり世代の貴方たちだけが悪いのではなく 私たちにも責任があります ですので、今からでも遅くはないので 色んな事を吸収できる人でいてください

noname#141830
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

回答No.2

あなたの中学時代や高校時代の同学年の人に、勉強を苦にして自殺した人は何人くらいいました? 先生にバットなどで殴られて入院した人は? 受験戦争と呼ばれていたころは進学校って、そんな感じでした。

noname#141830
質問者

お礼

勉強を苦にしてやめた人は4,5人いますが自殺した人はいませんね。 それに先生に道具で殴られる人はいても入院した人は聞いたことがありません。 回答ありがとうございます。

  • IDii24
  • ベストアンサー率24% (1597/6506)
回答No.1

ウィキペディアとかにも詳しく乗ってますが年代を見ると後期のようですね。 でも我々も実際ゆとり教育を受けたわけではないので、詳細を指摘出来ませんが、「競争」を排除した教育と捕らえてよいと思います。 良く云われるのが円周率を3と教えるとか(我々は3.14159さらにもっと言える奴が偉い)、授業の時間数を減らすとか、通知表が、「よくできました」で表記されてるとか。そもそも、「よくできました」って何?ですよね。我々は5段階でクラスで5は何人、4は何人と決められてました。つまり出来のいいクラスに入ると5を取るのが難しくなるわけです。当然平均的にクラスわけはされるのですが、いずれにしても学年で決められている事にはなるわけ。そうなると頭のよい学校に入るとさらに難しい。 てな事で競争力って嫌でも数値で出てくる。中には小学生で中学の問題まで解ける奴も出てくる。 ゆとりは、絶対評価ですから、ここまで出来ればとりあえず何人でも「よく出来ました」ってことになります。つまりそれ以上は望まないってことですね。 また教科書も薄く求められる学力が初めから低い。授業の時間を減らして自由に考えるような時間が増えたようです。我々の時は一日6時間びっしり授業でした。 そもそも子供の数が違いすぎます。一学年10クラスぐらいあったし、大学競争率が40倍なんてのもざらでした。

noname#141830
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

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