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役所から公益法人への「天下り」人事の件
掲出に関するご意見を聞かせていただけますか? 公務員制度改革にまつわる報道などで、近年、役所からの「天下り」が招く弊害が指摘されています。 社会福祉法人でも所管の役所から事務方に「天下り」してきた施設長がいたり、銀行など他業界から事務方に縁故入社してきたり、ということはいまだによくあることのようです。 近著に、「役所から民間への斡旋は、役所にとっては定年(場合によっはそれ以降)まで職場(給料)を確保したい、民間にとっては助成金などで便宜を図ってもらいたい、という思惑から暗黙裡に交わされてきた慣行だが、すでに時代遅れになっており、東日本大震災の東電の問題などに象徴されるように弊害が多いからやめるべきだ」という趣旨のことが書いてありました。 前記の社会福祉法人の場合、事務方の施設長は介護経験がなく、実務のことがよく分からない、現場に足を運んで利用者とどう接すればいいかが分からない。現場を自分の目で見ようともしない。しかし、現場に指図をしてくる。当然、実態から乖離した指示になるので、結果として良質なサービスにつながらず、利用者やその家族にとっても、従業員にとっても満足につながる運営ができない。従業員は耐えられず辞めていく。ますます良質なサービスが提供できなくなる。 こうした指摘もあるのですが、介護保険制度は公費(税金)と介護保険料で成り立っていることを考えると、本質的には東電の問題と同じ弊害が見え隠れしている気がします。第一に、税金の無駄遣い、第二に公益の質を低下させる要因になっていると思いました。 こうした公益法人の人事に関して、なくしたほうがいいのか今のままでいいのか、皆さまのご意見をお聞かせください。
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- pokoaruki
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何度もすみません。 No.6にいただいたお礼についてですが、私は「公務員もプライベートではふつうの人間だ」という話をしたのではないですよ。 仕事の時も含んでのことです。 私の読み方がひねくれているのでしたら申し訳ありませんが、「プライベートではふつうの人間でも、仕事上は違う」とお考えのように受け取りました。 世の中、公務員のことに限らず様々なプロパガンダが横行していますから、 知らず知らずのうちに真実でないことが常識としてまかり通っていることがあります。 私達人間は群れで生きることを選択した動物だからなのかもしれませんが、 自分が属している集団の利益を優先することがあります。 「省益」なんて言葉もありますね。 それを公務員特有の事象であると考えるのが間違っています。 偽装や手抜き、不法投棄、保険金の不払い、最近では被災地の高速道路の不当な無料通行など、「社益」に則った行動には枚挙に暇がありません。 行政にある負の面は、同じレベルで民間にも存在します。 実際には別会社や他業種の関係であるひとつひとつの自治体や公立学校、省や署をひと括りに「公務員はダメだ」と叩くのは、「民間企業はダメだ」と言っているのと同じ行為です。
- pokoaruki
- ベストアンサー率35% (117/332)
No.4、5です。返信ありがとうございます。 たぶんどこもそうだと思うんですが、館長職はもともとは正職員だったはずです。 当然、非常勤の館長よりずっと多くの仕事を担当してたでしょうが、50代の課長補佐級くらいの給料をもらってただろうと思います。 それを非常勤職員に切り替えていくことで、人件費カットを行ったわけです。 このとき、ヒラの職員数は変わらないか、もしくは徐々に削減されたので、正職員だった館長の仕事が下りて来たほか、一人当たりの業務量はどんどん増えていきました。 現在は、施設系はヒラですら正職員は一人程度で、ほかは全部非常勤や臨時職員に置き換えていく流れになっています。 事務職場でも非正規職員は増えています。 「官製ワーキングプア」って聞いたことがないですか? なぜこのような事態になっているかというと、行政に対する要求は多様化、増加しているのに関わらず、人員数は削減ありきで進められていて、どうしても人手が足りないからです。 実際には「救急車の受け入れ不能」なのに、「救急車の受け入れ拒否だ」と叩かれ続けているんですよ、行政は。 上司に意見する件ですが、多くの人は、左遷されるのではないかとか、そうではなくても職場で立場が悪くなるのではないかと恐れて、言いなりになりがちだと思います。 実際、自分と同じ意見のはずの同僚たちが一緒に戦ってくれず、進言した者が孤立という現象は、残念ながらよくあることだと思います。 私達は、倫理的に良くないことだと分かっていても、自分が属している集団にとって不利になることをするのに、大変な抵抗感を感じる傾向を持っています。 もしかするとそれは、人類が群れで生きることを選択したときに獲得した性質なのかも知れないと思っています。 前の回答で、天下り上司に意見すればいいと書きました。 人間社会に共通の問題であることを、行政の体質の問題に転嫁していると感じたので厳しい言い方をしましたが、他人を動かすことの難しさは私もよく分かっているつもりです。 人間社会の問題の一環として、行政の体質に問題があることは事実ですが、「公務員という仕事をしている人」も、欠点も長所もある、「民間人」である家族や友人を持つ、ふつうの人間であることに気付いていただけたらと思います。
お礼
仕事となるとプライベートとは責任の意味合いが違ってきますからね。どんな仕事も、社会的に認知された職責で公的に影響を及ぼす行為をすることになりますから。 おっしゃる通り、私人としたら公務員だろうがなかろうが「ふつうの人間」だと思いますよ。ありがとうございました。
- pokoaruki
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No.4、追記です。 「今のままで何の問題もない」という意味ではありません。 改善していくべき点があるということには異論ないです。 ただ、どういうふうに仕組みを変えても、必ずその仕組みなりの問題点は発生しますよ。 現時点ではベストの体制と考えられている「民主主義」にも多くの問題点があるのと同じように。 元役人の就任を排除して、ずっと何年、何十年もたって、そのときの仕組みによる問題がクローズアップされたとき、「行政が直接タッチするか、コストがかかるならOBに任せてはどうか」なんて議論が持ち上がるかもしれません。 過去の経緯を忘れて「今の仕組みを変えれば良いはず」という現象は、しばしば見られることです。 社会の仕組みにおいて「すべての人が満足でき、問題が起きないベスト」は存在し得ず、 「メリット、デメリット両方あるうち、一番妥当と思われるもの」を選ぶしかありません。 私がこのご質問や他の回答をおかしいと感じたのは、 「ほぼ100%利権がらみである」「ほぼ全員無能でやる気がない」という前提で語っている点です。 最初にそういう決め付けをしてて物事を見れば、いくらでもその視点に合わせて解釈できちゃうんですよ。 公民館等の退職非常勤や審議委員なんかを天下りと混同しちゃうのもそれが原因。 社会福祉法人なんかにしたって、何も利権じゃなくても、より良い仕事をスムーズに進めるため、関わりが絶対的に深い行政(営利じゃないのだから)に、相談や依頼をしたいでしょ。 そんなとき、顔が利いたりキーマンを分かってる人にいてほしいのは当たり前でしょ。 仕事だって人と人とのつながりなんだから。 いろんな人がいるから、マイナスになる人もいるでしょう。 ですからそんなときは、改善させるなり辞めさせるなりしてください。 現場をしらない癖に勝手な指示を出すと愚痴ったって、その指示を受け入れてるんでしょう?その施設は。 東電クラスならともかく、退職した地方公務員に大きな権限なんてありません。 安心して意見してください。
お礼
なるほど、勉強になりました。ありがとうございます。
- pokoaruki
- ベストアンサー率35% (117/332)
そんなに使えない人なら、天下り先のほうで辞めさせたり雇うのをやめたらいいことじゃないの。 またそれ以前に、きちんと働くように働きかけたら。まずここからでしょ。 自分が不利になるリスクは負わず、排除だけはしたいってこと? あと、公民館長や図書館長などはいわゆる「退職非常勤」の方がやってることが多いのでしょう。 4時に帰るとか2~3年で変わるとかいうのは、 「本人にやる気がないから」ではなくて、そのような雇用規定になってるからです。 ずっといるなら「非常勤職員」ではありません。 http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/~reiki/act/frame/frame110000472.htm 給与も安いし、天下りとは別物です。 館長職は来客対応も多いので、事務方としてはそういうのをやってくれる存在はありがたいですね。 大工仕事をやってるって…やるかは人によるだろうけど、公費で買ったり業者に作ってもらうより安上がりなら、いいんじゃないの。
- nogul2n
- ベストアンサー率57% (483/843)
なくした方がいいと考えます。 天下りを無くすのは、まず身近な地方公務員からすべきです。 うちの市の職員も、定年退職したらほとんどが公的機関に天下ってます。 公民館館長、市立図書館館長、市立美術館館長、広域行政法人事務局長、教育委員会委員長、社会福祉協議会 ・・・・・・・・・・。 そういうのでなくても、「市政を考える審議会」の市民代表委員に市役所定年になった人が何人もなってたり。 それじゃ、「市民代表委員」じゃないじゃん。市職員の仲間内の、形だけの審議委員会じゃん。 な状態です。 これだから画期的なアイデアも出ません。「提案書」はキレイ事の言葉ばかりが並んでます。 公民館館長とかも、2~3年でころころ変わります。1週間に3日くらいしか出勤しないし。 何か新しい改革をやろう、という人はいません。 公民館入り口の植木鉢に、「植木鉢カバーを作ります。」とか言って、公民館の入り口でゴーシゴーシ、のこぎり引いてたりします。そして4時には帰って、お気楽です。 完全に「名誉職」です。 市の財政が厳しいので公民館利用料は値上がりして市民はブースカ言ってるのですが、税金がもったいないから館長がやめれば? です。 本当におっしゃる通り、税金の無駄遣いで、公益の質を低下させています。 公民館は地域文化の拠点なのですから、意欲を持ってやろうと思ったらやれる改革いっぱいあるんです。 その点、広島市では広島原爆資料館の館長は代々、現役の市職員がやっているそうです。定年退職した後の天下りの人ではないそうですよ。 やっぱり名誉職と、現役の職員ではやる気が違うでしょうね。
お礼
これは無駄ですね。年長者は尊重されてしかるべきですが、実績を伴った知恵があればこそ。ありがとうございます。
- 畑山 隆志(@deltalon)
- ベストアンサー率39% (733/1864)
絶対になくすべき。 役人が定年を迎えれば、それなりの退職金が手に入るわけだから、仕事が欲しかったらその退職金でビジネスを始めるべき。いやなら年金生活。 退職年令になっても、年金の準備ができていない人や、若いこれからの人たちに仕事場は空けて当然。これまでも改革の芽を摘み続け、時には公害や非加熱製剤などでムダどころか、害悪をまき散らした責任は必ずとらせなければならない。 公益法人の側から見ても、廃棄寸前の人員をおく意味はない。ましてや役人時代の俸給を継続するなど非常識もいいところ。こういう特権階級を生かしておくことはない。 本来公益法人は、シンクタンクとして専門家の知恵を結集できるところに存在の意味がある。政府とは契約関係で研究を行うのが筋。民間人として、外交や経済に積極的な提言をして当たり前。ウバ捨て山にするのなら、即刻解体。
お礼
そうですよね。なんのための公務員か分からなくなってしまってますね、今の仕組みでは。ありがとうございます。
- monotaro3
- ベストアンサー率32% (10/31)
無くした方がいいと思いますが、無くせるものでしょうか? 私の住んでいる県では県職員部長級以上の再就職先をホームページで公開しています。 公益法人、外郭団体への再就職が多数です。 公開して少しは不自然な人事は防げるかもしれませんが、それを見てどうしろというのかな?と疑問です。 おっしゃるとおり、企業との癒着や税金の無駄遣いなど弊害があると思いますので、ぜひとも考えていただきたい人事です。
お礼
ホームページで公開しているところがあるんですか。情報公開のコストを考えれば出てるだけでも、とは思いますが、公開している時点で一次情報ではなくなりますからね。一般庶民としたら一票を投じるくらいしかないわけですし…。ほんとうに考えていただきたいです。ありがとうございます。
お礼
それはそうでしょうね。