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MakroPlanar2/50かT*1.4/50か
Makro Planar T* 2/50かPlanar T* 1.4/50、どちらを購入しようか悩んでいます。 作例など様々な情報を確認しましたが、正直私の好みの問題から どちらもとても好きで、調べるほどに迷ってしまう状態です。 どうか両者の特徴・違い・欠点をより詳しく教えていただけませんでしょうか。 使っているボディは5Dmk2。 撮影対象は風景、植物、静物になります。 何卒よろしくお願いいたします。
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どちらもとても好きなのであれば、どちらも購入するしかないかと(笑)・・・ 勿論、どちらかを先に購入して、もう一方は再び購入予算ができた時に購入するわけですが・・・。 私も COSINA MakroPlanar を生涯の宝物(笑) にしたくて堪らないのですが、先立つモノが貯まらない(泣)。 今貯まってきた予算は Mac (PC) と周辺ハード・ソフトの買い替えに使ったら殆ど消えてしまうので(汗)・・・。 どちらを先に買うかの決定はマクロを要するか否かでしょうが、私は MakroPlanar をマクロ・レンズとは思っておらず、APS-C サイズのイメージ・センサー全域に渡って MTF 曲線が揃った収差のない (殆どない) 画像を得られる高解像度レンズだと思っています。 マクロ・レンズとしては増倍率 0.5 ですので、増倍率 1.0 が当たり前の他社製マクロ・レンズやリバース・アダプタを使って増倍率を 1.0 以上にできる広角レンズの方が有利なのですが、APS-C で f75mm 相当となる f50mm のレンズで F4.0 時のイメージ・サークル中心部から半径 15mm 程度までに渡って MTF 曲線がほぼ揃っているのを見ると絞り開放に近い極めて中心解像度の高い状態で APS-C の画面端まで収差が殆ど無い画像を得られる数少ないレンズなのだろうなと思います。 一方 Planar T* 1.4/50 はセンサー外縁部に向かって比較的早くから MTF 曲線が変化していることからも、レンズ中心以外にも焦点を合わせるレンズではなく、比較的大きな収差が発生する周辺部は美しい暈けで表現するのを得意とするレンズなのだろうと思います。 そのようなレンズではモノクローム撮影テスト・ページで古い Planar よりも好印象に感じられた古い Tessar の方が私にとっては魅力的で、予算が余ったら分解組み立ての際に精度が落ちてしまった気がする Industar 50-2 の代わりに Tessar の中古を手に入れようかとも思っているのですが、レンズ外縁部近くまで焦点深度域に入れて色合いを観察するような対象物を撮るレンズとしてそう遠くないいつかは Makro Planar も手に入れたいと思っています。 APS-C 機では画面端の歪曲率がプラス・マイナス 0.06% の精度を示した PENTAX smcM35 f35mm F2.8 の弱点と感じられた色彩表現を Macro Planar はかなり高いレベルで表現してくれるものと期待しているのですが、暈し部分の多い画像にするのであれば、私にとっては Planar T* 1.4/50 よりも Biotar もどきの KMZ Helios 44-2 とか BELOMO MC Helios 44-7、ペンタゴン (五角形) 暈けを作ることができる KMZ Industar 61、f135mm ながら絞り羽根が 20 枚もある KMZ TAIR-11A といった M42 マウントの安価なロシア中古レンズの方が魅力的です。 ただ f50mm 前後のレンズばかり十数本も所有する「標準レンズ地獄」には陥りたくない気もするので(笑)、COSINA の Makro Planar を手に入れられるのであれば f50mm 露西亜玉には手を出さないていようとも思っているのですが・・・きっと手を出すのでしょうね(笑)。
お礼
ニュアンスではなく、機能的な面、またMakroPlanarに対する思い入れも伝わり、大変勉強になりました。 誠にありがとうございます。