会社の忘年会などでも、行ってみると先に来ていた若い人が床の間を背にして座っていたりします。
「オイオイ、後から課長が来るんだからそこに座ってはまずいだろう」と言うと、「えっ、どうしてですか」と言われます。
その他に係長や班長、先輩なども来るので壁を背にした席は、そういう人のために取っておかなければなりませんね。
それと私の若い友人は、レストランなどに入ると、必ず私を追い越して上座に座ります。
彼は必ずそうします。こういうのは、やはりまずいですよね。
床の間など無くても、一般的に言うと出入り口から遠いほうが上座、出入り口に近いほうが下座になると思います。
また、壁を背にしているのが上座、後ろに壁が無いのが下座、出入り口付近は末席ですから新入社員の席となります。
でも新入社員歓迎会となると、新入社員が主役ですからまた違ってきますね。
家の場合は、出入り口(玄関)から遠いほうが上座になると思います。
でも、玄関から遠くても勝手口の側とか、それはまずいかも。
御祖母さんが仰っているのは、床の高さではないでしょうか。
「上が下より低いとよくない・・・」のは、その通りでしょうが、同じなら良いわけです。
昔は床の間のある部屋(一番の上座)の部屋だけ2・30センチ程度床を高くしていたりしましたが、今は見かけないですね。
鬼門だけは避けてくださいね。住んでいる本人は気にしなくても訪ねて来る人が気にしたりします。
もう2・30年前になりますか。科学技術庁がすべて新築し直したのです。しかし次々と奇怪なことが起きるので良く調べてみたところ、入り口が鬼門に当たることが分かりました。
そこで、新築後わずか3ヶ月で改築したのです。
当時は「科学技術庁ともあろうものが迷信を信じるとは・・」と新聞などで報道されましたが、わずか3ヶ月の間に重大な病気になったり急死した職員が十数人も出たので、「祟りじゃー」ということになったのです。
実際、私の親友も家を新築するときに占い師に図面を見せてお伺いを立てました。
すると、「玄関の方角が悪い。これはもろに鬼門だ。この家が出来て住み始めると年寄りが、すぐに死ぬよ」と言われたそうです。
友人は、自分でお伺いを立てたくせに信じずに図面通りに家を建ててしまいました。すると3ヵ月後にお母さんが急死してしまいました。
それで「これはまずい。父親だけでも救わなければ」と思って増築の形で玄関の方角を90度変えたのです。その後、お父さんは元気です。