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東野圭吾 秘密 のラスト

ドラマと映画は見ましたが、原作は読んでいません。 疑問に思うのがひとつだけありますので、皆様の思うような回答よろしくお願いします。 「なぜ、直子は結婚相手に加害者の息子を選んだのか?」です。 どう考えても、自分の体と娘の霊を奪った加害者は憎くてしょうがなく、ドラマにもそのあたりの憎しみが出ていましたが、なぜ憎いはずの加害者の息子と結婚したのがわかりません。 これだけが納得できません。 どなたかよろしくお願いします。

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noname#142899
noname#142899
回答No.2

No1の者ですが・・・ 最初の説明では納得できないようですので、追加です。。。 小説でも、事故後の最初の数年は、直子が加害者を憎んでいた発言があります。 しかしこの物語は、事故に対する復讐劇が主体なのではありません。 ハッキリ言うと、母親である直子が娘の体を手に入れ、母親であることよりも娘として生きていくことを選択していく過程を、しかも次第にそのことを積極的に楽しんでいく様子を描いたものでありました。。。 事故後直後に主人公の体を妻として慰めようとするような発言 勉強しまくって学校で大活躍し、小学5年生のおつむではついて行けるわけがないようなレベルの高い学校に入学 主人公とセックスしようとする は、だんだん娘が戻ってくるとは考えなくなり、娘の体と人生を自分のものだと思い込んでいく過程を書いています。。 その最たるものが、加害者の息子との結婚ですね。 加害者の息子は、直子の好みのタイプです。 直子は数学にコンプレックスを持っており、主人公は理数系で、加害者の息子も理数系で主人公より高学歴(だから主人公と同じ会社に就職した)。 直子の中では事故はもう過ぎたことで、許したとかそういうことではなくて、人生を楽しんでいるのでなんとも思ってないことを証明しているラストです。 主人公が加害者を追いかけてその素顔を暴いていく過程も描かれていますが、それは副次的な要素でしかありません。 加害者の息子は加害者と会ったことすらない間柄で、加害者は、不遇な境遇に置かれている加害者の息子を助けるために長時間勤務をして事故を起こしました。 それは、最終的に加害者の息子と直子が結婚するオチを肯定する働きにしかなっていません。 こういうひどい皮肉な話にしか私は読めなかったのですけどね。。 この話がお涙頂戴の美しいストーリーだったという人がこのオチをどう考えたのか、私も聞きたいと思っているのですよ(^_^;)

shuusan101
質問者

お礼

詳細な回答ありがとうございます。 ドラマでは直子と加害者の息子と会った時に、確かに加害者の息子とは紹介せずにただの部下として、紹介してました。「また来てネ」と直子が言ったのも伏線にはなっています。 結局、直子の結婚相手をどうしようか?と考えた作者が「とりあえず、新しいキャラ作るのも面倒だし、年も近いしコイツでいいか。」と安直に選んだだけのような気がします。それとも、新しい体と人生を掴んだ直子にとっては、本当にどうでもいいことなんでしょうか。(つまり娘は死んだが、新しい人生は歓迎という非常にひどい話) 主人公の方に大きな秘密がなかったのが残念です。盗聴器はバレちゃいましたし、主人公にも何か秘密があればよりドロドロしてたと思います。

その他の回答 (1)

noname#142899
noname#142899
回答No.1

これはもう質問からしてネタバレですね~(^_^;) 読んでない人はここは読まないでください。 私は小説は読みましたが、映画とドラマはみていません。 小説では、直子が加害者の息子を相手に選んだ動機に、加害者だからうんぬんはまったく含まれていません。 体は娘だけど心は主人公の妻である直子は、主人公の妻でありたいと願いながらも、娘として人生を楽しみたいとも思っており、その二つの選択の板挟みになって苦しみます。で、高校生の時に直子を好きになる男の子が現れ、曖昧な態度を取っておきながら、結局主人公の妻でいつづけることを選ぶんですよね。 そのようにして、直子は学校生活や仕事ではエンジョイしながら、男女の交際面では不自由に暮らしてくわけです。 そんなとき、加害者の息子が、まったくの偶然から、主人公の勤めている会社に就職してくるんです。 主人公は、加害者の息子だから彼のことを知ってはいましたが、それとはまったく別に、気が合ったので、彼を家に連れてきます。 そのようにして加害者の息子と直子は出会い、しかも初対面で二人はビビッときたらしい描写があります。 その後も主人公と加害者の息子は先輩後輩として親しく付き合い続け、それから10年後になるようになりましたというラストです。。。 こういう流れがつかめなかったなら、おそらく映像と小説は話が違ってるんだと思いますよ~。。。 私は、この小説は、こりゃひどい思いながら読んだんですよね。 映画を見た人たちとはどうも印象が違ってる。

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