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水素燃料の現状と課題
- 水素燃料の研究はどうなっているのでしょうか?一時期水素燃料自動車が都内で実験的に走っていましたが、最近は見かけなくなりました。技術的、または政治的なことで廃止になったのでしょうか?エネルギー不足の問題が出るたびに話題に出ていた水素燃料ですが、今回は何故か話題になりません。
- 以前テレビで専門家の方が、水素は海水を分解して作ることができるので、海に囲まれた小資源の日本には最適の燃料だと話していました。化石燃料に頼らない、環境を破壊しない素晴らしい考えだと思いましたが、何故かまだ水素力発電所の話題さえありません。
- ここからは私の妄想ですが、安全な水素燃料の開発が進んでしまうと他の燃料を利権としてきた方々が困るからではないでしょうか?水素燃料は実現不可能なのでしょうか?
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水素ガスは分子構造が小さいので、ガス漏れを起こしやすい。 また金属との結合により、ボンベの強度を落としやすい。 これらの問題があって、実用化まで至っていないようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%B4%A0#cite_ref-2 しかし「オオマサガス」というものが、こうした問題を解決するのではないかと期待されています。 http://www.ktpc.or.jp/kp/101600/product-16.html 光・風力発電などの不安定なエネルギーを使って水素燃料を作り出せば、計算できるエネルギーになるので宜しいのではないかと考えます。
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- mekuriya
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早い話が電気自動車にとって替わられてしまった。水素燃料自動車は実用化に至らず実験段階で止まりました。それに対して、電気自動車は普及段階とは呼べないまでも実用段階までこぎつけています。電気自動車は、充電ステーションの拡充や、走行距離の問題はあるのですが、構造的に水素燃料自動車より安全です。水素燃料の研究そのものがストップした訳では有りませんが、自動車の動力としては将来有望ともいえません。
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1つの疑問が解けました。ありがとうございます。
- w_katuo
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紀州出身です。 和歌山に製鉄所があるのはご存じだと思います。 私は製鉄所内の超低温プラントの会社で働いていました。 ある時からコークスガスを使って水素を作り始めた事もあり、 社内で研究して、 カブとCVCCエンジンで作って、 構内で社用車に使っていました。 水素をどれだけ積めるかがネックで、 ホンダにそれまでの資料を添えてプレデントして中止しました。 水素プラントで水素を圧縮するピストン、 潤滑剤は水とグリセリン、 肉厚30センチでした。 その他の安全も考え、 ムリだと思いました。
お礼
早々のご回答ありがとうございました。 水素を持ち歩くのは危険ですね。 各企業の方々が、研究された成果を集約できる機関があるといいですね。 あっ!利権や知的所有権やらお金が絡むからダメですね。
- Wr5
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水素を安定的に保管する方法など、まだ越えないとならない問題があるから…でしょう。 ガソリンスタンドの様にインフラが整っているワケではないので、そこにも問題がありますし。 >以前テレビで専門家の方が、水素は海水を分解して作ることができるので 電気を使って分解することになる…かと思われます。 節電ムードの今ではそんなところで電気を大量に使うのも難しいでしょう。 # 他からの抽出方法もあるかも知れませんが……コストがかかってはなかなか実現できません。 # 福島第一の様に核燃料と反応させて水素取り出すとか…クリーンじゃないですねぇ。 >化石燃料に頼らない、環境を破壊しない素晴らしい考えだと思いましたが、何故かまだ水素力発電所の話題さえありません。 水素を得る為の電気を作る際に化石燃料が利用されてしまうことになります。 # それで得た水素を燃料電池で電気に…の場合、効率が幾分落ちることになるでしょう。 太陽光発電(太陽熱発電)で得た電気で水素を…ということであれば、運用中はクリーンかも知れませんが。
お礼
早々のご回答と多角的に分析していただきありがとうございます。
お礼
素晴らしいご回答をありがとうございました。 日本テクノ(株)のオオマサガスは近未来のエネルギーを予感させます。政府はこのような分野に力を注ぐべきです。 東京都内などの電力需要の多い場所付近に作れないような発電所は無くし、危険な廃棄物の出る原子力発電所は止めてほしいものです。