キリの先細り?
お世話になります。
キリの先細りと思われる現象について質問させていただきたく、
お願いいたします。
機械は汎用のプラノミラーに後付のソニー・マグネスケールで、精度は
出ています。1基、2基と数える製品の部品にM8タップを120個/基
加工するのですが、下穴の6.8キリの消耗が早くて困っています。
具体的には、3~4基(300~500個)あたりで寿命になります。
これだけ早いと、事実上キリは使い捨て状態でして、こんなものなのか、
何らかの原因で異常に寿命が短くなっているのか、また、その原因など、
アドバイスいただければ幸いです。
先細りと申し上げたのは個人的な判断で、他に原因があるのかも知れません。
あわせてアドバイスをお願い申し上げます。
1.キリはOSG TiNコーティング GDR Φ6.8
2.切削条件 S690 F100
3.水溶性切削油(エマルジョンではありません。)
4.被削材はS45C、黒皮は無く、プレーナーによる加工品。
5.穴あけサイクルは、G81Z-22R2F100
t18貫通穴60個、止まり穴60個、同じサイクル使用。
6.センタードリルは使っていません。
条件は以上ですが、具体的な不具合点は、穴数300~500くらいで
深さ12~15以上切り込んだ時に、キューという音が出だして、
放置して開け続けると、さらに音が大きくなり、最終的にはキリが折損する。
音が出たキリを再研磨、再コーティングしても元に戻らない。
逃げ面磨耗、チッピング等はほとんど無い。
再研前のキリを観察すると、外周刃の逃げ面のコーティングが先端に行くに
従って、無くなっている。
以上のことから、先細りにより先端での切削以外に外周刃での切削による
切削抵抗の増大から来るビビリだと思うのですが、「先細り」で検索を
掛けても答えが得られませんでした。
また、非常に切削速度が低いのは、汎用機であるがゆえの制約で、以前は
最高回転数の960rpmで切削していましたが、あまりにも消耗が激しい
ので、次の回転数690rpmを使用しています。
3~4基でキリがパーでは、勿体無いので悩んでいます。
一日一本、再研不能です。
1.この条件で300~500穴で寿命は妥当でしょうか?
2.寿命を延ばす方法はありますか?
3.穴数に対しての寿命が妥当でない場合の原因はなんでしょうか。
4.先細りが原因である場合、それを避ける管理方法。
初歩的な質問で、申し訳ありません。
以上、識者の皆様方のアドバイスをよろしくお願いいたします。
回答者の皆様、さまざまなアドバイスをいただき、ありがとうございました。
おかげさまで、探るべき方向性が見えてきましたので、一つずつ潰して
行きたいと思います。
ありがとうございました!!!
お礼
>あの△や□の「角の部分」は、穴の周囲を削る役割を果たしています。 穴を空ける以外に削る目的があったのですね。 回答ありがとうございました。