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ビデオ編集でアナログのテープ画像を綺麗にする方法はある?
- ビデオ編集でアナログのテープの見にくい画像を綺麗にする方法を紹介します。
- アナログのテープで撮影された画像は見にくいですが、ビデオ編集をすることで状態を改善できます。
- 編集後の画像は綺麗になり、再生時に見やすくなります。
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はじめまして。 >とにかくアナログのテープが伸びたような非常に見にくい画像が多々ありまして 具体的に画面の状況を書かれていただければ判断もできるのですが、この表現だと少々判りづらいです。 「アナログのテープ」とはCカセットテープのことで「伸びた」とは過度の使用や保存状況の悪さ(車中放置)などでテープベースが伸びて、音が大きくなったり小さくなったり籠ったりと変容してしまうようなことを指しているのでしょうか。 それでしたらビデオテープにもあり得ますが、VHSの標準モードやβII以上のモード、8ミリのSPモード辺りで直接録画したものでは、余り発生しません。 VHSの三倍モード、βIII、LPモード辺りだとテープベースの変形の影響を受けやすいので直接録画したものでも、画面がうねるように縦線が波打つ現象が生じたり、白部分が画面の大部分を占めると白トビや歪みが発生もします。 特に当時ダビングしたものは標準モードで記録しても、ダビング時の信号劣化から、これらの症状を呈することがあります。 但し実際はこの状態が正しく、当時はTV側で強力に補正されて表示されていたに過ぎません。 HDD・BD(DVD)レコーダーならばジッターや同期信号の乱れを補正するTBC(タイムベースコレクター)を内蔵しているので、かなり軽減はされますが、元の信号が不安定な場合は補正し切れないものもあります。 PCを利用してビデオキャプチャーでデジタル化している場合は、ほとんどこのTBCを搭載しておらず、一部のハードウェアエンコーダーで簡易TBCのフレームシンクロナイザーを搭載しているものもありますが、それ以外のソフトウェアエンコーダーでは搭載はありません。 フレームシンクロナイザーも効きが弱いので補正能力は低く、それすらも搭載していないソフトウェアエンコーダーの場合はモロに歪んだ映像のままキャプチャーされてしまいます。 ビデオデッキ側にTBCが搭載されていればある程度軽減は可能なのですが、アナログ時代のビデオデッキでTBCを搭載し出したのは末期のS-VHSやHi8のみで、通常のVHSやβ、8ミリ機には搭載されていません。 専用のTBCは主に業務用途、プロ向け機材なために一番安いものでも8万ほどします。 代用品としては市販のビデオスタビライザー(画像安定装置)のTBCを使用すればある程度は軽減可能です。これらは簡易的なノイズリダクションやカラーコレクターを搭載しているものもあるので、その場合は取り込みに反映させることも可能です。 但しこれらもピンキリですので最低でも1万5千円程度の製品から選択した方が良いでしょう。それでもTBC自体の性能としてはHDD・BD(DVD)レコーダー内蔵のものと同等以下ですけど、無いよりはマシです。 アナログのデジタル化は取り込みで全てが決定します。 取り込み時の品質が低ければソレなりになってしまいます。いくら化粧を施そうが限界があります。 取り込んだ映像がダメダメな場合はPCの動画編集ソフトでシャープネスを調整したり、ガンマを調整したり、ノイズリダクションを効かせたりしても、その結果を反映させるためには再エンコードとなるので結局画質は劣化します。 デジタルの圧縮方式の特性で、エンコード作業を繰り返す度に量子化ノイズが増大して画面上にノイズが増えます。 編集ソフトで可能なのはココまでで、画面の波打つ歪みまでは補正し切れません。台形歪み程度が限界です。 本来はできるだけ性能の良いビデオデッキと、端子やヘッドをメンテナンスし、最高の条件で送り出して録画するしかありません。 ビデオテープのDVD化を請負う業者は多々ありますが、そこまでのシステムを揃えているかどうかは不明です。 アナログ信号を高品位化するには結構設備投資費がかかります。 プロの放送業界ですらアナログのビデオテープのデジタル化は、補正し切れないものもあります。トラッキングズレなどはどう足掻いても補正できません。
お礼
回答ありがとうございます。正直 回答のことはよく理解できませんが、tama80jiさんの回答で相当困難である・・ことのように思いました。ありがとうございました。