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論文
高校3年の女です。 私の高校は卒業論文みたいなのがありまして、私はこの論文のテーマを「裁判員制度について」にしました。自分自身興味がある事柄だったのと、法学部に進む予定なので知っておくことは大事かと思ったので。 論文というのは研究を通して明らかにしたいことを提示するのがまず第一だと思ったので、私は「裁判員制度を通してこれからの裁判がどう変わっていくか」にしようと思ってます。 ↑のようなもので大丈夫なんでしょうか?それとももっと具体的な方が良いんでしょうか?
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こんにちは 私の出身の高校には卒業論文がなかったので、高校生にどの程度の論文を求めているのかはわかりませんが、「裁判員制度を通してこれからの裁判がどう変わっていくか」というテーマで十分だと思います。 レポートと論文の違いは、前者が調べたことをまとめて報告するものであるのに対して、後者は自分の立てた仮説を検証するものであるという点です。「裁判員制度」というテーマだとしたら、「裁判員制度 」がどのようなものなのかや、裁判員制度が導入されて日本の裁判がどのように変わるのかについてなされた研究をまとめたものがレポートです。論文は、例えば「裁判員制度が導入されて、日本の裁判はこれこれこのように変わる(あるいは変わらない)」という仮説を自分で立て、それを実証する(証拠をつけて読んでいる人を説得する)ことが目的です。実証というのは、仮説が「本当だ」と思わせるための証拠をあげていく作業のことですが、細かい作業については、そこを学ぶこともこの課題の一部だと思うのでぜひご自分で勉強してみてください。 論文にも当然、調べてまとめる部分があるはずです。例えばこのテーマの場合、「変わる」という以上、裁判員制度が導入される以前の状態がどのような状態なのかを正しく知っていなければなりません。そこは調べてまとめるという作業が必要でしょう。また、まだ研究ははじまっていない段階だと思いますが、仮説を建てるためにはある程度の知識が必要ですので、そのために調べ学習を行う必要があります。 また、大学以上の論文の場合は、先行研究批判という作業が必須になります。つまり、「裁判員制度が導入されてこのように変わる」と、すでに主張している人のものを読んで、その主張のどの部分が正しくて、どの部分が不十分なのかを指摘する作業です。この作業をしてから、自分の主張にうつるのです。学問では、既に他人がやっていることと全く同じことをやっても意味があるとはみなされませんので。しかし、高校生の段階でそれを求めることはおそらくないと思います。むしろ先行研究に縛られず、自由に論じた方がおもしろい論文ができあがると思います。 自分の主張(仮説)を立てることは難しいかもしれませんが、ヒントとしては時間と場所の視野を広げて考えてみることだと言えると思います。がんばってください!