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繰延資産を分かりやすく教えて下さい

本やインターネットでいろいろ検索したのですが、 分かりやすい記述が見つかりませんでした。サルでも 分かるレベルでどなたか教えていただけませんか? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • hata79
  • ベストアンサー率51% (2555/4940)
回答No.2

事業を始めようとするときに、丸裸からは出来ません。 とりあえず場所がいります。 自宅でするというなら別ですが、部屋を借りるとか店舗を借りる必要があります。 机のひとつも無いのでは、事務もできませんし、椅子もいります。 筆記用具もいりますし、紙もいります。この辺は、手元にあるものを使えば良いかもしれません。 そのように「仕事を始める際に出費がかさみます」が、この出費は、そのまま売上に連結しません。 売上に直結する出費とは、商品の仕入れや、運送費用などです。 開業当初に売上がガンガンでることなど、そんなにありません。まず赤字だとしましょう。 赤字なのに、開業時の出費を経費だとして、さらに大きな赤字を計上するということについて考えましょう。 初年度の収支を正確に知ることはできますが、会計や税務処理上は、もっとお利口に処理したらどう?という考えを持ちます。 開業費用などは「これから何年経営ができるか判らない事業への投資のようなもの」です。 支払ったその年のみの経費に考えるのではなく、数年間で経費扱いしたらどうかという考えがでます。 それだったら、いっそ「利益が出始めたときに経費にすると、節税になる」と考える者もでます。 「お、それでいいじゃん。それでいこう」 ということで繰延資産という考え方ができてます。 赤字である今は経費計上しないけど、黒字になった際には経費にするからな、待ってろよ、と口説いて、帳簿の上には載せておくからさ、お前のことは忘れないから、いじけるなよなといい含めるわけです。 経費ですから借方に記録します。 損益計算書でなく、貸借対照表に記載します。 「なんでこいつ(費用)がここにいるんだ?居場所が違うだろ」 といわれます。 開業費は立場がなくなります・ 「費用という名札が付いてるから、貸借対照表の当座預金だとか現金だとかの羽振りの良い奴に嫌味を言われる。債務なんざ、借金だから肩身が狭いから声を上げないけど、裏で悪口を言ってる」 ということで、居心地が悪い思いを開業費君はします。 かといって、赤字の初年度に全部開業費君を計上してしまっても、どうせ赤字ですからつまらないです。 そこで「開業費」という名前を表に出さずに「繰り延べる」「資産」という名称をつけるわけです。 繰延の後に資産とありますから、大手を振って貸借対照表に住まいをもてるわけです。 繰延資産と名札がついてますが、要は「費用計上してない費用」ですので、いつか出番がないと、いじけてしまいます。 窓際族の極みとなります。 順調に売上が伸びると税金が発生してきます。 節税対策に「そろそろあいつの出番だ」となります。 繰延資産の償却ということをします。 繰延資産とは 「お前は経費なんだけどさ、今経費にすると勿体ないから、しばらく待っててくれや  居場所がない?経費って名前だから損益計算書部で面倒みてもらいたいけど、  あそこ部長がお前はいらんって言ってるからな。  貸借対照表部長に話つけてきたから。、貸借対照表にお前の居場所作ってくれるそうだ。  費用って名札つけて歩き回られると部長も立場がなくなるから、繰延資産っていう肩書きにするから。  資産だったら堂々としてていいからな。役員トイレも使っていいぞ。  黒字になるまで、お国のためにそこで待機しててくれ」 といい含められて、おとなしく出番をまってるかわいい奴です。

guchi55
質問者

お礼

なるほどぉ~・・・ ウィキペディアもこんな風に記載してくれれば 分かりやすく、私のような素人でもとっつきやすい んですけどねぇ。ありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • yosifuji20
  • ベストアンサー率43% (2675/6115)
回答No.1

定義としては「すでに費用として発生しているがその効果が将来に及ぶもの」といっています。 通常費用は発生主義ですから、その発生した時に費用として計上されます。 ところは繰延資産はその費用を支出した効果が今期だけでなく翌期以降にもあるものを言います。こういうと長期前払費用との違いが問題になります。 長期前払費用は支出はすんでいるがその用益の提供をまだ受けていない部分です。典型的なものは前払家賃です。これはその家賃の対象期間が来期以降であれば、まだその利益(その建物に住む利益)を受け取っていないことになりますね。従ってその部分は費用ではな資産として繰り越します。つまり将来役務の提供を受ける権利としてです。 一方繰延資産は費用の支出は済んでいると同時に、役務の提供も受けている費用です。 たとえば社債発行費は社債の発行にかかる費用で発行時全額使ったことのなります。ところがそ費用は社債を発行するためにだけ必要な費用なので、その社債の償還までその費用は効果が続くとも考えられます。その発行がなければその期間社債によって得られた資金を利用できないのですから。 このように支出はすんで役務の提供も受けたが、実質的にその効果が将来に及ぶものが繰延資産です。 ただすぐにわかることはこの資産は換金できませんね。BS上の資産は万が一の場合はいくらかでもお金に換えられるものです。繰延資産は理論的には資産の性格を持っていてもこの換金性がないという意味で特異な資産です。そのため保守主義の原則ではこの計上はあまり勧められないという事になっています。従って償却も任意償却で償却できるときは早急に償却してしまおうということになっています。

guchi55
質問者

お礼

早急なご回答ありがとうございます。 具体例があったお陰で非常によく分かりました。 ありがとうございました!